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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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桜月と別行動を取った、北条冬華のその後も見てみよう。
彼女は軽く踊ったり、音楽に耳を傾けながら食事を取ったりして、穏やかにこの夜を楽しんでいた。今は一人、テーブルに片ひじを乗せて、深林真瞭と深倉理紗子が編み上げるメロディーに心の安らぎを見出している。
――いい演奏ですね……けれど。
ただ、冬華は少し前から、自分を見つめる視線をどこかに感じていた。見回してもその主の姿をとらえることはできないのだが、確かに、見られているという感覚がある。
――やはりこの仮装のせいでしょうか。
さもあらん。冬華のバニー姿は、セクシーさにおいて群を抜いているのだから。バストに豊穣たる実りがあるにとどまらず、腰はくびれ脚は締まって、女性の理想像であるかのようだ。ゆえにどうしても視線を集めるのだが、それでも、いま冬華が心中、疼くように感じている強い凝視はひとつしかない。
このままその凝視にさらされ続けたら、どうにかなってしまいそうだ。冬華はそろそろと会場隅に移動しはじめる。そして……。
「ひゃん!」
突然、彼女は電気的な感覚を味わっていた。瞬時にして胸の先端が立ち上がるような。
とはいえ彼女はでかかった声を押し殺した。ただでさえ目立った仮装をしているのだ、ここで大声を上げたら大事になるに違いない。
ただの凝視ではない。それは、首筋をぺろりと舐められる感触を伴っていた。
「こんばんは、ウサギちゃん♪」
「……矢矧先輩?」
いつの間にか背後に忍び寄り、舌を這わせてきたその人は矢萩咲だったのである。
「相変わらず首、弱いみたいね」
獲物を狙う蛇のような、細い瞳孔で咲は艶やかな笑みを見せている。
「先輩……冗談にしてもやりすぎです……」
舐められた部分が熱い。けれど冬華は咲から目を逸らせていた。
「あら、つれないわね……ビデオ店でスキンシップしあった仲なのに」
「スキンシップと言ってもあれは一方的に……」
とか細い声で抗議しようとするも、咲は冬華を黙らせるすべを知っている。
「フフッ、それは建前、本心じゃないでしょう?」
背中からするりと手を回し、咲は冬華の膨らみをとらえている。それも、両側から。そうして、右と左であえて、タイミングをずらすようにしてもてあそぶのだ。そのたびに冬華の内側から、未知の燃えるような切なさが湧き起こってきた。
「ほーら、たちまち柔らかくなってきた。まったく、体は正直ね?」
「体が正直だなんてそんなことは……!?」
必死で拒絶しようとするも、すでに冬華の、その声がうわずっているではないか。
「や、やめて下さい。周りに人が……」
「そう? 私には『もっと』って言ってるように聞こえるけど……?」
いつしか咲の右手は、もっと下の深い部分へと移動している。一方で左手は、最初と同じ部分を責めながらも、じわじわと布の内側へと入っていくのだ。咲が指先で撫でるたび、冬華の体が震える。ほんの少し力を込めれば、それだけで『びくん!』と反応する。
「この前は逃げられちゃったけど…今回は逃がさな~い♪」
まるでいまの冬華は玩具だ。それも、ぬいぐるみのように可愛がるべき玩具だ。たまらなくなって冬華の首を振り向かせると、咲はその唇に自分の唇を重ねた。
「!」
突然、糸が切れた人形のように、冬華はその場に崩れ落ちた。
すると咲も満足したように、
「ウフフ♪ ごちそうさま。ではよいハロウィンの夜を」
そう言い残して、靴音高くその場を去ったのである。実に充実した夜だった。
「うう……。やはり矢矧先輩には気を付けないと……」
冬華はうなだれたまま動かない。いや動けないのだ。
冬華は恐れた。
自分の中にある衝動を恐れた。ほんの一瞬だが、咲にすべてを捧げたくなった……その衝動を恐ろしいものだと自覚した。
だがその一方で、その衝動が甘美なものであることも学んだ。
郡トモエの前に八咫鏡が連れてきた男性、それは南戸河蔵人であった。
「こちらの方、紳士とお見受けしました。お相手を探しておられるようです」
「えっ、相手ってこんなに若い子? あー、私、南戸河蔵人っていうんですけど、ああ、こう見えて二十代だからね、まだ」
トモエも多少戸惑ったが、大人の世界を知るには、やっぱり大人と踊るのも必要かと思って、
「あ、はい。郡トモエです。よろしくお願いします」
と、彼の手を取った。よく考えたら仮面舞踏会なのだから、名乗りあわなくてもいいはずなので、ちょっとそれを可笑しくも思った。
「もし不安なら大丈夫、リードしますよ。私もアマチュアだけど」
それでは、と蔵人は踊り始める。その間に、一礼して鏡は去った。
「1,2,1,2。そうそう、上手だ」
「1,2,1,2……こうですか?」
「そうそう、こういうのは楽しくやるのが一番。流れをイメージしてみて」
「イメージ……?」
目を閉じてトモエが思い浮かべるのは、やっぱり憧れの『彼』のことなのだ。
そうすると、ほんのちょっぴりどきどきしたりする。目の前の男性が『彼』でないことは百も承知だけれど、もしかして仮面を取ったら……いや、体型からして全然違うか……でも夢は夢、捨てて良いものでは――なんて考えていたら、
「あの……郡くん、私の足、踏んでるよ」
と蔵人に言われてしまった。
「あっ、ごめんなさい」
「いいっていいって、続けよう」
そんな、舞踏会の一場面なのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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