this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
106
つぎへ >>
チョーン……(拍子木の音)。
光あるところに影がある。
チョーン……(拍子木の音)。
そしてまた、狐あるところに狸がある……ッ!
チョーン……(拍子木の音)。
などと思いついたことを思いついたままに書いてみたが、ようはキツネさんとタヌキさんのコンビはなかなかにお似合いということだ。
そうしてそこに猫も加われば、なんとも結構なふわふわもこり具合が現出されると断言しよう。拳を握って叫ぼう。うおう! 本当に叫んだ!
チョーン……(拍子木の音)。……いい加減しつこいね。
かくて本日ストリートにそろったのは、きつね、たぬき、ねこ、の、なんとも縁起のよろしいトリオであった。
「あやとはタヌキさんだねぃ」
白の狩衣、赤い袴、ふかふかのキツネのしっぽと耳……そんな扮装を洒脱にこなすのが
呉井 陽太
で、
「なんかこう……須崎は…アレだな……たぶん語尾ににゃはつかない、な……」
紋付き袴、頭には葉っぱ一枚、太めのタヌキ尻尾そして頭に丸い耳……
榊 彩斗
はかく変身を遂げており、
「榊先輩の狸も呉井先輩の狐もよく似合ってるす。和風ハロウィンっすね」
猫耳猫しっぽなんてまだ甘い! どこにそんなでかいのあったの、レベルの着ぐるみ猫、顔だけ丸い穴から出るタイプで重装備しているのが
須崎 蒼志
なのである。
きつね!
たぬき!
ねこ!
「三人そろって……
たぬきつねこ……!
」
威嚇のポーズは陽太! 黙って腕組みの彩斗! そしてファイティングの構えが蒼志!
ビシィィイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!
ここに縁起動物三銃士が勢揃いしたのであった!
……いやもうオーバーな書き方はこのへんにしておこう。
三人が集まってどうするかというと、激突するわけではなくてむしろ逆、和むのである。
「しっぽ触ってもいいー?」
さっそく陽太は彩斗に求め、
「よーた……肉厚のふわふわ、だ……」
彩斗はこれを許した。
もふもふもふ、遠慮なくもふって陽太は天に昇る気持ちだ。もふられる彩斗のほうもこれは同じ気持ちらしく、
「よーたの狐はもう定番だな……定番っていうのはあきがこないんだ……すごいんだ、ぞ…」
恍惚とした様子でそう応じるのだった。
もふって、もふられて、悦楽に溺れ幸せを確かめ合う少年ふたり……なんだか、背徳的な光景に見えないこともない。
「せっかくのイベントなので実家からデジカメもってきたっす」
そこで蒼志はそそくさと、二人の極楽の表情ともども、その全容を記録に残しておいた。パシャパシャと。
「むむ?」
陽太は蒼志を見上げ、彩斗もならった。『見上げ』と書いたのは誇張ではない。この三人の中では、最年少の蒼志が飛び抜けて高身長なのだ。別に陽太や彩斗が低いわけではなくて蒼志が高すぎなのである。
「蒼志君は猫目だし、ネコさんは似合ってると思うんだわー♪」
「けど……なんだろうな……須崎の後輩感が少ない気がする……俺らに…先輩感が少ないだけかもしれないが……」
ふと思いついて彩斗は胸を反らし、得意げな顔(通称『ドヤ顔』)をして声を上げた。
「先輩の…威厳あふれる姿をみるといい……」
「おお、俺も」
陽太も続いた。ダブルでやると金剛力士像とかそんなのに見える。
どっぱー、とここで先輩感が滝のようにあふれて地に満ちた……ら良かったのだが、あいにくそういうものではない。しばし、蒼志は困ったように立ちつくしていたのだが、それに気付いたか、
「まねしても…いいんだぞ…?」
彩斗は蒼志に、後輩感あふれるポーズを取ることを許した。
「真似ってことは……?」
結局蒼志も、胸を反らし得意げな顔(aka『ドヤ顔』)をするのであった。
そうして、三人とも彫像のように固まるのであった。数十秒。
なんなんだろう、この人たち。
パフォーマー集団のように、周囲の目には映ったに違いない。
さてこうして陽太、彩斗、蒼志の三人は、洋菓子店『Raton』へ向かったのである。
「タカり、じゃなかった交流開始!」
蒼志はいち早く店内に楢木春彦の姿を見つけると、その前の列にならび
タカり
いや
交流
を彼に求めた。自分の版が来ると、石臼を回すような低い声で言う。
「……とりっくおあとりーと」
といっても着ぐるみの顔窓は隠して、ただただ、うすら大きい猫の着ぐるみとして。
「な、なんだ!?」
危険人物か!? 思わず春彦はお菓子を遠ざけて後退した。これを見て満足したか、
「いや、俺だよ俺」
ニヤッと笑って蒼志は顔を出し、ついでに両の手のひらもそろえて出す。クレクレ。
「おまえなぁっ! もう悪戯したから菓子いらねーだろーっ!?」
「すまなかった、楢木。連れが失礼をしてしまって……」
言いながら彩斗は、蒼志と春彦の間に割り入って、
「トリックアンド…トリート…!」
と春彦の脇の下に両手を回してこしょこしょとくすぐるのである。
「さあいたずらしたからおかしを…おかしをくれない、か?」
「先輩……榊先輩……逆っすよ……」
身をよじって逃れた春彦だが、彼の災難は終わらない。
「とりっくおあとりーとー☆」
振り向いた途端に目の先わずか数センチに飛び出してきた陽太が、腹の底から大きな声を上げて彼を驚かせたからだ!
「うわああああ!」
もんどりうって転倒しそうになった春彦だがなんとかこらえた。
「へへー、ビックリした?」
「帰れ! あんたらもう三人とも帰ってくれ!」
「うん。ではありがたく……」
と言う蒼志は、プリンの詰まったケースごと担いで帰ろうとしている。
「どうだよーた、俺は頼りになるおとこ、だろう……?」
と言う彩斗にいたってはケース二つだ。鬼だ!
そうして陽太はかぼちゃキョンシーをねこそぎ……。
「あのね三人とも、お菓子は一人一つずつっす!」
わしっとジャガーが得物に飛びつくようにして、春彦は蒼志に飛びついてこれを止めた。
「楢木君、冗談だよ、冗談」
「マジ忙しいからそういう冗談はまたの機会にしてくれ。頼むから」
かくして狐狸猫の三人は、かぼちゃプリンとカボチャキョンシー、ひとつずつ受け取って出て行ったのであった。
「お店のお手伝い、お疲れさまーっ。かぼちゃのプリンもカボチャキョンシーもありがとー♪ ケース、大事にするわー」
と笑顔とともに去る陽太に、
「大事にしろよ……マジで」
まったく、と陽太はため息交じりに言うのだった。
……しかしまあ、ちょっと楽しかったのも事実である。
<< もどる
1
…
6
7
8
9
10
…
106
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!