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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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羽生碧南はご存じのように、大変セクシーな『バニーな悪魔』スタイルで現れた。
なお彼女が出場したのも、やはりサンマさんのお導きがあったからである。
「出場しない理由はないぜ!」
そう言って彼は、碧南を招いたのだった。
さて碧南はその招待を受け登場したわけだが、
「この仮装でのパフォーマンス……とくれば、これしかないよね!」
と繰り出したのが、
「にゃあ」
猫のモノマネであった。
最初は立っていたが、すぐに四肢すべてで舞台を踏み、文字通りのキャットウォークを披露する。
「にゃあーん」
くるくるとステージを回って、そうして碧南は姿を消した。
にゃん。
椎名あさひ、そして双葉由貴のパフォーマンスの番がきた。
どんなことをやろうか、その相談がまとまるまでには、いささか時間がかかった。
なので受付が早かったわりには登場は遅めとなったが、おかげでふたりの、やるべきことはきっちりと決まっている。
行うのは、寸劇だ。
「今日は何だか町中お化けがいっぱいだねぇ」
言いながらあさひが歩く。
仮装はしていない。普段のあさひだ。ナチュラルな笑顔である。
「そ、そうかな……」
と返答する由貴も、あさひ同様、普通の小学生らしい服装に戻っていた。
由貴のほうは、演技というよりは素に近い状態であり、しかも若干緊張している様子、言葉もいささか硬いのである。
そんな彼を安心させるがごとく、あさひは優しく呼びかけた。
「ねえ? なにか感じない?」
一瞬、由貴はあさひの笑顔にみとれた。寸劇を演じていることを忘れ、ぼうっとなってしまった。彼女の微笑を見て、許されたような、あるいは癒されたような、なにか枷を解かれたがごとき気持ちがしたのである。
「う、うん、そういえば……」
「あさひもなんだかむずむずしてきたよ~」
このとき舞台の照明が徐々にだが確実に落ちていき、やがてすっかり、濃く塗りこめた紫のような宵闇に支配された。
さあここで大急ぎ、由貴もあさひも全力で早き替えを実行するのだった。
間もなくして照明が戻った。けれども、もうそこにただの子どもたちはいない。
代わりに立っているのは、二頭の狼子どもだ!
「トリックオアトリート! 正体見ちゃった人はみんな食べちゃうぞー、がおー」
あさひが勢いよく切り出すと、
「がおー! お菓子をくれなきゃ食べちゃうぞ!」
負けじと由貴もがんばった。四つん這いになって、怒れる獣の形態模写をする。
「……?」
このときあさひが心奪われたのは、打ち合わせ通りやっている由貴よりも、その彼が揺らす大きな尻尾であった。
――目の前でゆらゆら……美味しそう~。
そう思ったときにはもう、あさひは
「一口かじってもいいかなぁ?」
と由貴に飛びついていた。
「え!? お、おい、何の真似だよ!?」
あさひは何も言わない。ただ、かじったまま口をはなさない。
「だから、俺たちがトリックを応酬してどうする!?」
観客たちはこれも寸劇の一環だと思ったようで、ただひたすらに笑っていた。
舞台は板張りだがナスティ・クローヴァが登場するや、まるで銀盤のようになった。
白い髪がなびく。フィギュア衣装風の和装がはためいた。
彼女は、滑るようにして舞台に現れたのだった。
BGMだって『スケーターズ・ワルツ』、最近の曲のような印象があるが、ワルトトイフェル1882年作曲の立派なクラシックだ。
すっかり陽が落ちて暗い舞台に、スポットライトが差している。
その金色の光に照らし出されたナスティは、雪女であると同時に白銀の妖精のようでもあった。
最初、ナスティは音楽に乗せて舞うだけだった。けれども、
「ほんの少しだけ、演出もさせていただきます……」
そっとつぶやくと、彼女は自身の『ろっこん』を発動させてもいた。
長く白い指をパチンと鳴らす。爪先立ちするようにして床を捉えていた。
ふっ、とナスティの周囲が冷える。
冴え冴えとした動きがそんなイメージを導いたばかりではない。実際に、気温が下がっているのだ。
急速に冷えた大気中の水蒸気は、昇華して細かな氷の結晶となった。細氷、またの名をダイヤモンドダストという現象だ。この煌びやかな粒子が、ナスティの動きに合わせきらめき、ちらばる。
そればかりではなかった。彼女は足元を凍らせて、氷の上を滑走したのだ。
――仮装していれば素性はばれない……。
そう信じていたナスティだったが、そうは問屋が卸さない。
すでに登場したときから「あの人もしや……」と囁き合う声が客席から漏れていたのだが、本格的に滑り出した今となっては、つぎつぎとテレビCMを思い出した人々が歓声を送りはじめていた。
といっても、自身のパフォーマンスに集中しているナスティは、まるでその事実に気がついてはいないのだが。
音楽の結末とともに両腕を上げた彼女は、自身を中心として雪を降らせ、見事なフィニッシュを決めた。
「え……っ」
そしてようやく、圧倒的に多くの観客が、立ち上がって喝采を送っていたことを知ったのである。
「ニャンハンとか……出さなかったのですけれど……」
やはり隠しきれないスター性はあるものだ。
結局、ナスティ・クローヴァのステージはセレブリティによるゲストパフォーマンス扱いとなり、正式なコンテスタントとして評価の対象となることはなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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