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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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巨大なるカボチャクッション、これがセッティングされた後、ステージに姿を見せたのは宮祀智瑜だった。
まだ彼女の胸には、大丈夫かな、という思いはある。なぜって仮装こそしていたものの、智瑜はステージに上がるつもりはなかったから。このクッションの準備だって、サンマさんに声をかけられてから思いついたものだ。
でも智瑜はプレッシャーに潰されたりしない。どうせ後悔するのなら、やらない後悔よりやる後悔がいい。やってしまって「あーあ」と思うほうが、挑戦せず諦めてしまうより、きっと千倍素晴らしい。
――ま、何とかなるでしょう!
心の中でそう呟いて、彼女は仮装姿のまま、くるりと一回転してみせた。
そうしてミュージカル俳優みたいに自然な流れで、クッションに身を沈め足を組み、ウインクして客席の視線を集めるのだ。
まだ十五歳の女の子とは思えぬ、魅力的な四肢によく育った膨らみ。もうただの乙女ではない、いまの智瑜はそう、カボチャの装いのハーレクインだ。
「トリックオアトリート。カボチャを食べなきゃイタズラしちゃうぞ」
甘い声で告げる。石ころや鉄でできたハートの持ち主だって、智瑜のこの声を聞けば、胸を熱くせずにはいられないだろう。
さらに智瑜はアピールする。シャム猫が、甘えたいときに出す声で。
「ジャックオランタンが欲しい人は宮祀青果店へぜひどうぞ。ハロウィンフェアもやってますよ」
このときむくむくと、膨らんでいるものがあった。
それは智瑜が腰掛けるクッションだ。ゴム風船だったのだ。まるでエアバッグ、みるみる膨張してピンと張る。どこかから空気が、ポンプで送り込まれているのだ。
クッションは膨らむ。膨らむ。やがて智瑜のいる場所だけ避けて、あとはパンパンになってしまう。
そして限界まで空気が入ったとき、パンと音がしてクッションははじけた。
するとクッションの内側から、細かく切った白い紙吹雪が、わっと四方に弾け飛んだ。
「ハッピーハロウィン!」
智瑜はまた、スウィートなウインクを一つ残して、モンローウォークでステージから去った。
智瑜のショーを見て、トワ・E・ライトフェロゥはしきりに声を上げていた。
「すごいすごい! トワも! トワもあんなのしたいデス!」
ところが智瑜が去っても、トワはまだ自分の出番が来たと気づいていない。すると例のまーふぉーく(merfolk=サンマさん)から、
「ヘイ! 出番だぜ!」
と客席からお呼びがかかった。
「ah……on Stage? Stand up……OK!」
これを耳にするとビーグル犬のように、大急ぎでリトルバンパイアは駆けていったのである。
ステージに飛び出したトワは、中央でいきなり立ち止まって目を丸くした。
すごい数の人! エントリーしたときよりずっとずっとお客が増えている。
だけど彼女は怖じ気づかない。それよりもずっと、驚きと喜びが上回っていた。
「ヴァンパイアならいうせりふがあるデスか? wryyyy! うりー。 これでトワもケンゾク? デス!」
まずは一発かまして、さらに大きく声を上げた。
「ふふふ、あらたなトワに
ぬめり
はナイのデス……!」
「それを言うなら『ぬかり』だろ……」
客席後方で、夜海霧楓は額に手を置いていた。鴻上彰尋から受けた電話連絡を元に、楓はトワを求めここまで来たのだ。そうしてようやく見つけた彼女は、ステージの上にいたというわけである。
「あのちび姫はまったく……」
と呟いてみて、楓は妙な違和感を覚えた。
ああそうか――すぐに気がつく。
「『おちこぼれ姫のナントカカントカ』とかの読み過ぎ!」
あの、野々ののこという名札を付けた店員が、そんなことを言っていた。姫違いもはなはだしい。
さてちび姫のほうは、なんだかやたらと盛り上がっており、
「Trick or treat! オカシをくれたらオラオラするデス! うりー」
などと声を上げてステージを降り、前のほうの客席にお菓子をねだりはじめた。ハロウィンゆえにお菓子を持参している観客は多い、たちまちトワの両手はお菓子で一杯だ。
「Thanks a lot!!」
元気に挨拶してトワはステージから出る。
すると袖のところに、楓の姿があるではないか。
「カエデ、カエデ! 色んなオカシもらったデスよ!」
、といって屈託もなく見せようとした。やれやれ……と楓は疲れたように笑って、
「俺は今、お前にオラオラしたい気分だよ……」
ところがこれがイマイチ通じていないようで、トワは満面の笑みとともにこう返事したのだった。
「ah……カエデもたのしむ、いいデス!」
このとき楓とトワのすぐそばで、ゆらりと立ち上がった姿がある。
中学生。
学ラン、それをしっかりと着込んでいた中学生男子だ。
逆に言えばそれだけ、中身も男子中学生……これは一体?
だが彼は迷わず、ステージに向かっていった。
三夜暗、彼はなにをしようというのか……!?
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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