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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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こちらは客席。
名にし負う動画サイトネコ動の動画提供主として、檜扇舞華としてはこのイベントを、
「うpらずして何とするか!」
という心境であった。なお『うp』は誤字ではなく、準正式表現でただしくは『うぷ』と読む。
かくしてライブカメラをえっちらおー、と、持参し、舞華はこの祭会場を訪れたのだ。なお、ノートPCなどネット接続環境も完璧、充電スペースは見つからなかったので、山ほど換えバッテリーも持ってきた。
なお本日、舞華の付き添いを務めるのは、ご主人様でもある
旅鴉 月詠
だ。
……え? 立場が逆じゃないかって? 合っている。断じて合っているのだ。
すでに舞華はカメラを回しており、生放送通称ネコ生で、ワールドワイドにこのハロウィンの仮装コンテストを放映していた。
「いえーい見てるー?」
「……いきなり何だ」
「急に言いたくなりまして……」
ステージの合間になったので、舞華はそのカメラを月詠に向けていた。
「えー、実況、つづけております。それでは月詠さんのコーナー! 本日の月詠さんの服装は~」
ところがこれに気がついて、
「急に映すな。私にも肖像権がある」
くる、と月詠はカメラに背を向けた。
「そんな殺生な~。これでは全世界の皆さんが月詠さんの仮装を楽しめません」
「仮装? 仮装というには及ばない。ただのアクセサリだ」
背を向けたまま月詠がいいう。なお現在の月詠は、いつもの白衣を着た上に伊達眼鏡をかけ、ネジ型の飾りを頭につけていた。
「じゃあ、どうして月詠さんは本格的な仮装をしないんです?」
「なぜ着ないか? 十分盛り上がってるしお店もある。私は君たちと違って何かできるわけじゃないからな。それより皆が着る衣装を見たい」
「そんなことないですよ月詠さんだって……」
と言いかけた舞華を制して月詠は行った。
「ところで、そろそろ出番ではないのか」
「出番?」
「ステージの。……私は客席で見物ゆえあまり関係がないが」
「あーっ!」
舞華は時計を眺めて飛び上がった、とっくの昔にステージ袖に行っておくべき時間ではないか。
「ちゃんとカメラは回しておくから行ってきなさい」
「い、行ってきます!」
こけつまろびつ、大慌てで舞華はステージに走って行くのである。
必死で着替えてなんとか間に合った。
舞華がスタンバイするのと、用意したBGMが鳴りはじめるのはほぼ同時だった。
「せっかく姉さんに作ってもらった服です! ここでお披露目できなかったらバチが当たります!」
はあはあぜえぜえ、荒い息をなんとか抑えて、舞華はタイミングを計る。
彼女が用意した音楽は、ある懐かしい有名バンドの有名な曲を、アニメ用に声優が歌ったカバー曲だった。
イントロが終わり、さあ、ここで登場だ!
「イッツショーターイム!」
中央の暗幕をくぐって、舞華はステージ上に姿をあらわした。
しかし、後ろ向きだ。
後ろ向きの姿勢でポーズを取りながら登場したのだ。
やがて動き出した舞華だが、それでもまだ後ろを向いたままだ。しかもゆったりとした動き、体の柔らかさは通じるが、されどあるタイミング、キーワードとなる歌詞が出た途端、機敏に背後方向へ一回転した。バク転というやつだ。
そうしてついに、舞華の衣装の全容があきらかになった。
「首狩りウサギというやつです。可愛い顔してやりおる、という」
そこから激しいダンスがはじまる。開脚旋回からウインドミル、その回転力で立ち上がって腰の斧飾りを頭上に放り投げるや、見事一回転してキャッチ! 決めポーズ!
「どうでした? ギャップに戸惑いました?」
客席に問いかけ、さらに彼女は開脚旋回を連続で決めた。
パンツが見えても気にしない。だって、見せてもいいスパッツだもの!
客席でサンマさんとこれを眺めながら、
「それにしてもこの人混みの中にいても目立つ赤をしてる妹可愛い……」
と、檜扇唱華は胸を熱くしたりしている。
さて続いて、
「出番ですよ!」
と、
北 玄
は緊張しいしいステージに上がった。
彼の衣装はなんと……ウェディングドレスだ!
一体なにがあったというのか、32歳会社員男性!? ただ、彼の肌はたいへんにすべすべ美しい餅肌なので、ドレスからのぞく素肌は妙になまめかしかったりもする。
玄は舞台中央で、突如「うっ!」と叫んで胸を押さえた。
このとき、彼が事前に録音しておいたナレーションが、重々しいドキュメンタリー調、いわば事故の検証番組で使われる調子で流れはじめたのである。
「12時の鐘の音に、慌てて帰ろうとする灰かぶり……そこに魔女の気功弾が直撃する」
なおこのナレーションは、微妙に加工して玄の声とは変えてある。
「なぜあなたが?」
すると今度は魔女の声がした。こちらも、玄があらかじめ録音しておいたものだ。(声は老婆風に加工されている)
「人をあざむいて生活していると、一番幸福な時にバチがあたるというだろう。幸せの絶頂で本性をあばかれる気分はどうだ?」
「罠だったか!」
これは玄すなわちシンデレラの叫びだ。
「やはりハローワークで魔女を雇ったのは失敗だった! こうなったら、舞踊で勝負だ! ラテンのリズムでブラジリアンダンスを見せてやる!」
誰かツッコんでくれ! と言いたいかも知れないが、残念ながらこの舞台はツッコミ不在なのだだ。それが恐ろしい!
「ふ、望むところよ。昨日、雅楽喫茶で身に着けたジャズダンスを披露してやろう」
ここで玄は、狂ったように踊りだした。ダンスダンス、モンキーダンスとフラダンスを合わせたような奇怪な踊りだった。
「二人の踊りは千世紀と1時間10分25秒に及んだ」
「まさか私のTP4Tが破られるとは」
玄が勝利のポーズを取った。
「TP4Tはtwo peta parsec per Planck timeの略である」
「こちらも、無時間行動はおろか、遡及効果による開始前行動を防がれるとは思ってなかったよ」
しかしここで、ある悲劇を玄(シンデレラ)は叫んだ。
「私たちの舞いで宇宙から生物は絶滅してしまった! 残ったのはお前だけだ。よかったら私と同じ骨壺に入らないか」
本当……誰かツッコんでほしい。
「望むところよ。我が人生はそのためにあったのだから」
「二人は末永く、――具体的には、このすぐ後、風邪にかかって20秒後に亡くなるまでの間――幸せに暮らしましたとさ。
めでたし、めでたし。
おしまい、まる」
大喝采……が、鳴り響くはずだった。玄の予想では。
ところが客席は、水を打ったように静まり返っている。
みんな、あっけにとられたような顔をしているのだった。
……ちょと、前衛すぎたかもしれない。
しかれども玄はもう、新しい世界に踏み出していた。身悶えして感涙して、打ち震えながら舞台を後にしたのであった。
「宇宙史に僕の名前、残る最高傑作だったですよ! トニー賞もグラミー賞も、全部門総なめですよ! 紫綬褒章ももらって、レッドカーペットですよ!」
ちょっと玄はアンコールを期待したのだが、そんな声は出てこなかった。
まあそういうこともある。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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