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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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星ヶ丘にある『Herb&Tea Shop MOEGI』は、洋風の2階建て一軒家を改造して作ったショップだ。
といっても大袈裟に再建築するのではなく、ごく最低限の改良だけで店舗にしたててあるため、決して広くはないが、住宅地にあっても悪目立ちしない瀟洒な建物だった。
白っぽい壁にレンガ色の屋根、隣には庭園があって、まるで絵葉書の写真のようだ。
さて店を訪れて、花厳望春と篠崎響也は、中学生風の店員に声をかけた。
「トリックオアトリート!」
すると猫目の店員は、ちょっと考えて返事したのである。
「ここでダメ、って言っていい?」
「えっ」
ゴムホースだと思ってつかんだものが蛇のオモチャだったような顔をして、望春は響也を見る。
「とするとイタズラ……でもイタズラって、何すればいいんだ?」
ところが響也はたとえ蛇のオモチャでも、水道の蛇口につないで水まきを開始するような肝の据わったところがある。
「イタズラ? 考えてなかったがまあこういうのは?」
と、だしぬけに店員すなわち三宅ゆりの眼前で、パチンと手を叩いたのである。
「なるほどじゃあ俺も。えいっ!」
望春は店員にデコピンを放った。といっても、実際に当てはしない。
結果、ダブルでねこだましをくらった格好、ゆりはしばし、まばたきを繰り返していたがやがて、
「あはは、それ気に入った。はいどうぞ」
と笑って、二人に特製のハーブ菓子を手渡したのだった。
徐々に賑わう店に、詠坂紫蓮とン・ガイが連れだって入ってきた。
「んー? なんか凶悪可愛いのが来た?」
これが、ガイの姿を見たゆりの率直な感想のようである。
「ほほう、凶悪で可愛いとな、ふうむ、猫の帝王に冠するには、まずまずの称号であろうな!」
「ちょっとシロ、店の中で大きな声を出さないの!」
紫蓮はガイをたしなめつつ、ゆりに向かって声をかけた。
「こんにちはー! トリックオアトリート!」
ところがその声に続けて、
「さあ寄越せ今すぐ寄越せ。献上する気がなければ仕置きをしなければならんな!」
などと、カモンカモンと手ぐすね引くようなポーズで、ガイがぐるぐる腕を回し始めたのだからたまらない。
「恥ずかしいからやめて、そういうのは!」
「我は恥ずかしくないぞ」
「あんたじゃなくて私が恥ずかしいのっ!」
この漫才コンビのようなやりとりに、思わずゆりは笑ってしまった。こうなったらどんなイタズラを出してくるのか、彼女は見たくなったようだ。大きく両腕を出して『×』を作って見せたのである。笑顔で。
紫蓮だって遊び心はあるものだから、このハンドサインには思わず笑顔になった。
「あら、いたずらされるのがお好み? よーし」
と彼女は行動に移ろうとしたのだが、このときすでにガイが動き出していた。
ガイは全然、紫蓮のことなど見ていない。言葉を聞いてもいないようだ。早口で、
「なぁーにがいいかなー、くすぐりの刑が良いか、それとも……いや、やはり菓子を寄越せ!」
言い切って叫ぶや、豹のように飛びかかったのである。
「そなたらをいじるよりお菓子もらえる方が断然いいのであ――あっ」
そう、飛びかかったのである……
なぜか紫蓮に!
もちろんこれは意図されたものではない。ガイにとっても、紫蓮にとっても。
ガイがジャンプした瞬間、紫蓮がゆりにいたずらをしかけるべく飛び出したのが悪かった。
いわば不幸な偶然なのだ。交通事故のようなもの。
そして現実の交通事故とは違う種類の
甚大な被害
が発生してしまった。
「って、シロ、あんた何してるの!? いたずらする相手は私じゃなくてお店の……!」
端的に言えば床に仰向けに倒れた紫蓮の上に、ガイがぴったり覆い被さるような格好、ただしことはそこまで単純ではなくて、いわばレスリングの試合風というか、複雑に組んずほぐれつの状態に達していた。
ガイの右の手が、紫蓮の豊かな胸をわしづかみにしていた。そして左手はどういう原理か、彼女のスカートの間に侵入していたのである。
「!?」
画像はないがこの場面、驚いて硬直するゆりの頭部で隠れ、紫蓮の下半身がどういう状態になっているかはわからりづらい、と想像していただきたい。
「ち、違うのにゃ、我はお菓子がほしいだけで……」
言いながらガイは、お菓子ほしさのあまりわっしわっし、両の手を握って開いてするのだった。ところが彼女が握っているのはお菓子ではなく……。
「ちょっ、やめ、あっ…あんっ……!」
「うわー! わけがわからないのだー!」
さっさとどちらかが離れればよかろうものを、気が動転して互いにもがくから、もっとすごいことになる。今や紫蓮の服は片方の肌が脱げた状態となり、黒い下着の紐すらのぞいている。どうやらスカートのほうも、結構大変なことになっているようだ。(だがゆりの頭部で隠されているため、我々にはよく見えない)
「あの……お客さん……」
事態を収拾すべくゆりが声を上げるのだが、それ以上に、大きな声で弁明するのは紫蓮だ。聞け、その哀訴を。
「ああー! そんな目で見ないでっ! 違うの! これはいたずらじゃなくてガチでひどい目にあってるの! お色気系のTOLOVEる狙ってないから! なんでこうなるのー!?」
そんな騒ぎはたちどころに収まり、二人は追い出されるようにして店を後にするのだった。
「ああ…お菓子はもらえたけれど……なんだかすごく大事な物を失った気がするわ……私、なんか悟りをえたような目をしてる気がする……」
と言う紫蓮はなるほど、どこか空虚な眼をしていた。
腕組みしてこれを聞くガイのほうは、しきりとうなずいている。彼女は言うのだ。
「まあ、得たものもあると考えるとよいな……精神力とか! ぐげっ!」
最後の「ぐげっ!」は、紫蓮が彼女の襟首を全力で引っ張ったことで、ガイの口から大量の空気が一気に吐き出された音だ。
「シロ! よくもまたこんな事してくれちゃって! 簡単に許すとは思わないでよね!」
「え……ええー!」
だがガイはまともに言葉が続けられない、そこから、紫蓮による恐怖のお仕置きがはじまったからだ。
路上だろうが関係ない、紫蓮のSの血が……久々に目覚める!
「ゆ、ゆるして……アッー!」
そこからガイがどのように恐ろしい目に遭ったか、それを詳細に描写する勇気は作者にもないのである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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