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【ハロウィン】寝子島ハロウィン☆デイズ!
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「プリンを嫌いな女の子はいないのだ! トリックオアトリートなのだ♪」
と後木真央、またの名を悪妖精デビルサンタが、威勢良く駆けていくのを、
トワ・E・ライトフェロゥ
は目撃した。
「プリン? プリンとはなんのことなのデス!?」
それは『pudding』が訛ったものであって要するにデザートだと、誰か教えてあげられればよかったのだが、残念ながら彼女はまだ日本語には慣れておらず、そのあたりは理解できない。
「カエデ! カエデ! 教えるデス!」
トワはそう呼びかけてみて、そういえばちょっと前から一人になっていたのだと思いだした。
トワはお嬢様、かなりのお嬢様、異国からやってきたお嬢様。ペルシャ猫のような青い目、豊かなブロンド、透き通る肌……まだわずか十歳だが、いずれ絶世の美女に育ちそうな雰囲気がある。トワはつい先日寝子島に引っ越してきたばかりだ。彼女のそばにはつねに、影のようにおつきの護衛が従う……ということになっているのだけれども、あいにくとその護衛とは生き別れになっているのだった。
具体的にいえば迷子なのである。トワが。あるいは、護衛のほうが。
それというのも護衛がつい目を離した隙に、ふわふわふらふらと気の向くまま、歩き出したトワが原因なのだが。
「さっきの赤い人、ここ、入っていったデス! なにか漢字が書いてあって……名前は、『Raton』?」
トワは目を光らせた。彼女は漢字こそ読めないものの、雰囲気でここが、お菓子を配布している拠点だと見抜いている。店内に滑り込んで店内を観察する。とりわけ、客と店員のやりとりを。
「ほうほう、ああするのデスね!」
トワはある程度理解した。どうやら仮装した状態である合言葉を店員に告げると、カップに入ったお菓子らしきものが入手できるようなのだ。
「Halloween、ということ、そしてトワ、Vampireの仮装、すんでるデス。あとは合言葉を入手するだけ、というわけデスか……」
納得したので彼女は、ふしゃー、と勢いよく店員に襲いかかった。
「Trick or treat! オカシをくれたらイライラするデス!」
そして噛む!
かぷー。
「ええと……イライラしてはいけませんよ?」
店員、つまり紅林柳霞は困ったように、トワを優しくたしなめるのである。
「ah……何かチガウ、デスか」
「トリック・オア・トリートなのですー」
野々ののこは心臓が飛び出しそうになった。
「え? 誰? どこっ? うわっ!」
まったく予想のつかない方向だった。それは背後。ののこの背後にぴたりと、誰かの気配があったのだ。店内カウンターの内側なのに、するりと風のように彼女は入り込んでいた。
真っ白な肌、瞳は灰色のようにも見えるが銀色、純白のふわふわワンピースを着た少女だ。優しい目でこちらを見ている。。
なんの仮装もしていないはずなのだが、まるでむこうがわが透けて見えるような少女の透明感は、むしろノーコスチュームで幽霊のように感じてしまってもおかしくない。服装だけ幽霊のののことは大違いだ。
「うわあびっくりした! こ、こんにちは」
「こんにちはなのです。ゼロはゼロなのですー」
ちょこんとスカートの両端を持って挨拶する、彼女はそう、小さな淑女ゼロ・シーアールシーだ。
「お名前? ゼロちゃんっていうの?」
「はいですー」
ののこは鳥肌が腕に立ってしまったが、それを隠すように照れ笑いして、
「私はののこ、野々ののこね。それで……ええとね、ここ、カウンターだから入ったらダメなんだよ」
「それはごめんなさいなのですー」
大人しくカウンター下をくぐって外に出ると、ゼロはふわりと笑みを見せた。
「お菓子下さいなのですー」
気を取り直してののこはうなずいた。
「オッケー。じゃ、これをどうぞ」
受け取ったゼロは軽くステップを踏んだ。そうするともう、見た目通りの幼い少女そのものだ。
「プリンなのです。美味しそうなのですー♪ ありがとうなのですー♪」
足取りも楽しそうに、されども音もなくいつの間にか、ゼロは姿を消していた。
とうっ、と威勢良くきゅあ☆ペガサス(天馬ひびき)は、『Raton』店長荒井景貴の前に出る。
景貴のモットーは顧客本位だ。やわらかな笑顔で彼女を迎える。
「素敵なお召し物ですね。作られたのですか?」
「いえ、二次元世界から運んできました」
「なるほど、二次元のものを立体化するのはさぞや大変だったことでしょう」
そんな馬鹿な、などとツッコむような景貴ではないのである。彼女の『設定』は尊重する。
「にゃ、そう大変でもありません。なぜなら、このペガサス『はやぶさ』が持ってきてくれるから!」
さらに威勢良くきゅあ☆ペガサスは、ぬいぐるみを前に突き出すのである。おまけに、アンテナみたいなアホ毛を二本、ぴこぴこと揺らした。
「可愛いですね、おりこうなペガサスさんですね。……ペガサスでいいんですよね?」
「はい! ではトリックオアトリト!」
かくして、無事プリンを入手したきゅあ☆ペガサス、だが彼女のミッションはこれで終わりではなかった。
彼女はそれとは別に、二個のプリンを景貴から購入したのである。
もらったプリンはすぐ食べた。
買ったプリンは……一体…………!? 後編(どこやねん)に続く!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
1000人
参加キャラクター数
161人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月09日
参加申し込みの期限
2015年06月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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