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名もなき居酒屋親睦所
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●●●お医者の集い●●●
「……こんなところでうろついても仕方ないし……ここでいいわ!」
珍しく早めに終わった仕事から駅近くまで足を伸ばす人も居た。
お一人様ですか?と聞かれることに若干の哀愁を感じながら、勢いで決めた店の中へと入っていく。
新しい客を迎え入れるように居酒屋特有の喧騒が耳に入る。
「熱燗と…鰯の南蛮漬けと揚げ出し豆腐をお願い」
メニューを復唱して少々お待ちください、と店員が弾むように言った後厨房へと姿を消す。
ふぅ、と一息ついて携帯電話を確認する。
癖になりつつあるその動作を、気がついてやめた。
彼女、
深倉 理紗子
は寝子島の総合病院に勤める内科医だ。
珍しく早い退勤と明日の休みが重なり、同僚からもできるだけ休むようにと言われている。
周りを見渡すと、大声で話す人やグループで飲んでる人、一人で飲んでる人なんかもいた。
その動作を察知したのか、店員が熱燗とだし巻き卵をおいていく。
理紗子は確信にも似た疑問を店員に告げた。
「熱燗は頼んでますけど、だし巻き卵は頼んでませんよ?」
「あ…大変失礼しました、えーと…」
「おや、じゃあ俺のかな?」
確認を始めた店員に隣の席の人から声がかかる。
店員は謝罪の言葉を何度か口にしつつだし巻き卵を移動させる。
赤髪の男は朗らかに気にしないで、と返す。
「お嬢さんはお一人かな?」
「あ、はい。仕事が早く終わったので」
「そっか。俺も一人だから、よかったら話相手になってくれないかな」
珍しい日の、珍しい申し出。
ナンパな風は感じない、朗らかな笑みを浮かべる男に理紗子は大丈夫だろうと判断する。
「私でよければいいですよ」
「それはよかった。このだし巻き卵には感謝かな」
了承する理紗子と静かに喜ぶ赤髪の男。
だし巻き卵を美味そうに食べる赤髪の男は
ジェレミア・ベルトーニ
と言って、動物病院を開いているとの事。
理紗子も内科医であることを告げるとお互い笑みがこぼれた。
「不思議な縁だ。俺はこう言うの嫌いじゃない」
「そうかもですね。実は大人しく家に帰ればよかったと思ってたんです」
「そうなのかい?」
鰯の南蛮漬けを食べ、熱燗で味を締める理紗子。
言葉を待つように大根おろしに醤油を垂らし、だし巻き卵に乗せて食べるジェレミア。
「どのお店に入ったら良いのか、分からなくて」
「普段忙しかったらそうなるよ。でも、良いところに巡り会ったかも知れないよ」
ビールを飲んで一呼吸置くジェレミア。
別に溜めることでもないが、何となくそうしたかった。
「だし巻き卵のおいしいお店はお料理が上手、と患畜の飼い主さんに聞いたことがあってね」
「それ私も聞いたことがあります。奥深いお料理なんですよね」
「うん。忘年会の時期も近いでしょ? お店を選別しておこうと思って」
忘年会、そんな時期もそろそろくるのかと理紗子は思う。
仕事に忙殺されていた時は季節を感じることもなく、日々を過ごしていたこともあった。
それでも節目の時には行事があったりするのだが。
「ここ、安めのプランが充実してて結構良い感じ。味も悪くないし、店員さんも評判良い感じだし」
「さっきは間違えちゃってましたけどね」
「そこはご愛敬ってところかな。良い感じだからこそ忘年会時期は埋まるのが早いんだって言われたよ」
リサーチ内容を理紗子に伝えつつ、自分の記憶にも結びつけていくジェレミア。
追加で注文した串揚げの盛り合わせとお刺身の盛り合わせ。
ジェレミアが頼んだものだが、よかったらと誘われて理紗子も食べることにする。
「日本酒は美味しいよね。理紗子君は最初から日本酒だったけど好きなのかい?」
「えぇ、少しずつ飲めますし。昔はそこまで飲めなかったんですけど」
合コンやゼミの飲み会で真っ先に倒れていたのは彼女だった。
周りにも迷惑をかけながらお酒と付き合って行き、今は日本酒となり、二合が限度だ。
そんな話をジェレミアは静かに見守っていた。
「でも、今夜は久しぶりに少し飲んでも良いかな、って」
「じゃあ、だし巻き卵の縁に乾杯、かな?」
少し驚いた表情を理紗子はするが、意図を理解してお猪口を掲げる。
ジェレミアも知っている様子で、その場でお猪口を掲げる。
杯をならさない、少し渋い乾杯をする二人。
そうして夜は更けていく。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月03日
参加申し込みの期限
2015年06月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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