this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
秘密のろっこんコロシアム
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
***
「お腹がぐうや~。お腹が空いて力が出ない~てどこぞのパンみたいなこと言うてるわウチ」
コロシアムの開催などつゆ知らず、
綿会 日華
は学校の敷地内をふらふらと彷徨っていた。
「持ってきたお弁当は2限に早弁してしもたし今月お小遣いピンチで購買も学食もきっついしなあ……て、ん?」
どこからか漂ってくる、脂質を含んだ食べ物の香り。それに反応して、これまで空腹で脱力していた日華の瞳がぱっと開かれる。
「んん……これは! うちの鼻に間違いはない! 絶対にラーメンのニオイや!! ダッシュや! めっちゃお腹空いたあああ」
食糧の匂いを察知した荒野の動物が如く、最後の力を振り絞ってラーメンの香りに向かってランする日華。
辿り着いたのは体育館の裏。見張りの生徒が驚いて彼女を止めようとするが、日華はバスケットボールの足捌きでディフェンス(見張り)をくぐり抜け、一直線にゴール(ラーメン)を目指す。
日華を見事に釣った香りの根源は、
畑中 華菜子
が用意するカップラーメンであった。
「いらっしゃいませアル! 日華ちゃんも私のラーメン食べるアルか?」
「た…た……食べたああああい!」
その時の日華には、華菜子の笑顔が救いの女神のように見えたという。
華菜子は予め食堂から調達してきたお湯を、日華の分のカップラーメンに注いだ。
「以前、私のラーメンを食べたもれいびから"強くなった気がする"と言われた事があるアル。だから今日はみんなにラーメンを食べてもらって、私のろっこんがみんなにどんな影響を与えるのか、確かめてみたくてやってきたアル!」
旧市街のラーメン店『猫島軒』の一人娘である華菜子はラーメンが大好き。店にいない時もこのカップラーメンを持ち歩いているらしい。
そんな華菜子のラーメンに興味を持ったのが、
八神 修
だった。しかし今日は、食した者のろっこんに影響を与えるというその効果だけでなく、もう一つ理由があるようで……。
「これが…カップラーメン……湯を注ぐだけで出来る偉大な発明……」
コクのあるスープの香りと共に湯気が立ち上がるその容器を、修はまるで憧れの存在と対面したかの如く、輝く眼差しで見つめていた。お腹を空かせた日華の熱烈な眼差しとは、また何か少し違う。
「ど、どうしたアルか?」
華菜子に声をかけられ、はっと我に返る修。
「いや、普段食べれないものだから珍しくてな……これが初体験なんだ……」
「そうなのアルか!?」
そんな修は、湯を注いでからの三分間もまた嬉しそうにしていた。彼の食事はいつもシェフ料理であるため、こういった市販食に触れる機会があまり無いようだ。
日華と修はそれぞれの感動を覚えながら、同時にいただきますと唱える。
「んん~っ! 畑中さんのラーメン、めっちゃ美味い~!」
太陽をいっぱいに浴びながら、キラキラと輝くような表情でラーメンを啜る日華。
「調理の利便性だけでなく、味もよく研究されているんだな。乾麺の段階で麺に味と油がついてるのか……」
修も、感慨深げに一口一口をじっくりと味わいつつ、材料や加工方法の分析に夢中だ。そんな二人を見た華菜子に、思わず笑みが溢れる。
「えへへ、喜んでもらえて嬉しいアル!」
日華は涙ぐみながら最後の一滴まで飲み干し、両手をパンと合わせた。
「ごちそうさまでしたぁ~!」
お腹は膨れとても満足、日華幸せ超ご機嫌!
持ち前の元気が復活した彼女は、広場で繰り広げられるもれいび達のバトルに目を向けた。
「お礼になるか分からへんけど……畑中さんのラーメン効果、うちが試して来るわ!」
日華は戦場に躍り出ると、キリリと表情を引き締める。そして体内に蓄積された太陽光を手に集中した。
「さぁ、いくで……ソーラーフラッシュ!!」
その手を、勢い良く横に一振り。その直後、熱を持った閃光が一瞬にして視界を白く染める。
「なんだっ!?」
「うおっまぶしっ!」
日華の方に顔を向けていたもれいび達は、突如放たれた眩い光源に思わず目を覆い、動きを止める。
「わっはー、めっちゃ出たやん!」
今の日華のろっこんは、華菜子のラーメンにより『太陽光蓄積容量』が増加していた。まだあまり使ったことのない力ではあるが、いつもより調子が良いと日華は感じているようだ。
「どんどんいくで~! ソーラーフラッシュ!」
「目がッ、目がぁぁー!」
戦場はしばし、ポーズを決めながらピカピカと熱い閃光を放つ無邪気な少女に翻弄されるのであった。
「バトル凄いアルなぁ! みんな戦ってるアルー凄いなぁ」
華菜子は、日華の活躍もさることながら、同年代の仲間がそれぞれの力で戦っている光景に感嘆する。
何か事件が起きた時、自分自身では戦う事が出来ないので、自分のろっこんが皆の力になって役に立てたら良いなと華菜子は思っていた。
「私のろっこんってどんな感じアルかなぁ」
そう呟いた頃、隣にいた修が大きく息を吸った。
「――はぁっ……! 新記録だな……畑中のろっこん、やはり効果が出てるみたいだ」
「ほんとアルか!?」
修のろっこんの発動条件の一つ。息を止めていられる時間を、彼は自ら計って記録していた。しかし平均値を出すために何度も息止めを行ったためか、今は軽い酸欠状態である。
「ラーメンを食べる前と比べて、だいたい1、2割増えてるアルかー」
計測結果を興味津々に覗き込む華菜子。
「そうだな。口で言うと小さく感じるかもしれないが、実戦になればこれは大きな差になる。何より、美味いラーメンを食べた上に強くなれるなんて最高だと思うぞ」
修の考察と感想に、正直に照れる華菜子。更に、他のもれいびではまた違う値が出るかもしれない。彼女のろっこんは、まだまだ多くの可能性を秘めているのだった。
その後、バトルを応援しながらカップラーメンの宣伝をしてみると、ろっこんに干渉するろっこんに興味を持った者、あるいは単純にラーメンに惹かれた者が、休憩がてら華菜子のラーメンを食した。
御剣 刀
、
冴木 竜司
、
屑利 執
もその内の一人である。
繁盛するカップラーメン屋の付近で、修はバトルの様子をビデオに録画し始める。
「おー、分析材料の収集に勤しんでるねぇ、やがみん」
壬生 由貴奈
がスマホを片手にこちらへやってきた。
「こういう風にある程度安全で平和なの見れるのは嬉しいなぁ。ろっこん使って戦うときって切羽詰まってること多いもんねぇ」
「そうですね。こうしてゆっくり観察できるのはありがたい」
「見知った顔もいるし、そうでない子もいるねぇ……。よし、うちも全部スマホで撮っておこーっと。なんせ、第二の能力とかもあるらしいし?」
由貴奈も気ままにカメラ撮影を始める。興味を惹かれたろっこんはムービー録画等も試みていた。
「羨ましいなぁ、うちの能力は人と戦ったら最弱クラスのろっこん。あんまりにも汎用性が低くって……刺さる相手には刺さるんだけどねぇ」
彼女のろっこんは、電磁パルスを発生させて電子機器に障害をもたらすものだ。
「メカやロボットが相手なら、かなり有利になりますよね」
「そうだねぇ……。けど使うたびに持ってるスマホ壊れちゃ、堪ったもんじゃないなぁ……ありゃ?」
のんびりと自嘲的に溜息を吐きながら先程撮影した写真や動画を見返す由貴奈は、首を傾げた。
画像内でろっこんが写っているはずの部分がどれも異様にブレていたり、妙にぼやけているのだ。
「これじゃ、何が何だかわかんないねぇ」
「撮影するとこうなってしまうのか。"ひと"に流布させなければ問題ないと思ったんだが……」
写真も動画もうまく映らない。
二人がこの現象に考えを巡らせていると、そこへ、冷気を纏うような少女の声が届いた。
「ろっこんは肉体と同じくただの道具です。秘密にしておこうと考える程大切な物でもありません」
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
秘密のろっこんコロシアム
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
イルミネート
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月22日
参加申し込みの期限
2015年05月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!