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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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チョコレート川・その2
◆
釣り人たちが主に挑んでいるその間も、テオは黙々と小豆を洗っていた。
1人で。
黙々と。
しゃっ、しゃっ……と響く小豆を洗う音が虚しさを誘う。
いつの間にか、その音は二重になっていた。
テオと同じく小豆あらいになってしまった
曖浜 鴻
が、テオの近くに陣取ったからだ。
しかも、
「かにかま、ささみ、カリカリ、サンマ、かつおぶし、マグロ……」
小豆を洗う音に負けないくらいの大声で、食べ物の名前をぶつぶつと唱えている。
錯乱しているわけではなく、テオの猫としての意識が反応して正気に戻ってくれないか……という真面目な試みである。
だが、一向に反応する様子はない。
(駄目か……)
内心で頭をひねりながら、次の手を探っていると、
「そこの方」
「おう、なんだ」
ナタリア・シシロヴァ
が、ぴょんぴょん飛び跳ねながら近づいてきた。
キョンシー化した自分にいらついているのか、眠そうな目つきもどこか鋭い。
その目つきのまま、ぺらりと懐から一枚の符とペンを取り出す。
「符に『テオロドスを守る』と書いて私に貼ってくれませんか」
「テオドロス……ああ、この元猫か」
鴻は言われた通り符に書きつけ、ぺたりとナタリアの額に貼り付けた。
「どうも。そうそう、私はこれより無心になりますので、話しかけられても返事はしません。悪しからず」
言葉通り、それを最後にナタリアは無言になった。
ただ静かに、どこか苛立ち混じりに周囲に警戒の目を向け続ける。
◆
もし、クローネの手先がテオのところへやってきたら――
それが少し心配になった
貴家 衿花
も、テオの元へやってきていた。
鴻とナタリアが既に居るわけだが、テオの近くに人が多くて困ることもないのでそのまま居座ることにする。
とはいえ特別やることがあるわけでもなし、チョコレート川に釣り糸を垂らして控えていることにする。
「この川普通のお魚つれるのかしら……?」
さあ、と鴻。
「そういえば魚で思ったんだけどよ。元猫なら、猫缶で目を覚まさねえかなコイツ」
「そもそも猫缶あるの?」
「コンビニで缶詰を買ったと思ったら、猫缶と間違えててな……」
しかも高級そうなヤツである。なんてこった。
ともかく。
ダメ元で猫缶を開けることにした。
パキュ、っと小気味よい音を立てて開くフタ。
――……。
……。
…。
「ダメか……」
「でしょうね」
ぴくりともしなかった。仕方ないね。小豆あらいだからね。
「……あらいけない、話をしてたら血が飲みたくなって来ちゃったわ」
不意に、衿花がそんなことを口走った。
釣り竿を放り捨て、じいっと飢えた眼差しをテオに向け、
「猫だと駄目だけど、老婆の格好なら、血って飲めるわよね? テ、」
カシャン。
ナタリアが無言でエアガンを衿花に向けた。
どうやら、血は飲ませてもらえないらしい。
◆
「お、あの小豆あらいは……テオかしら」
一心に小豆を洗い続けているテオを見つけ、
神薙 焔
は流石にちょっとかわいそうになった。
どうにか正気に戻してやれないだろうか。
「……あたし、猫を洗うのは得意なのよね」
ポーチにスポーツタオルがあったはずだ。あれを使って洗ってやれば……と思ったものの。
テオには徹底的にいやがられた挙句、命綱ごと川に引きずり込まれそうになってしまった。
◆
三夜 虹司
は、気付いたら何故か歯が伸びていた。
永久歯に変わってない歯あったっけ……なんて思っていたら、ビーバーみたいな気持ち悪い生き物と遭遇。
「ん? あれってよく見たら――」
「おお、虹司! 良いところに居た! そこのパッキーとってくれ! ダムの材料にする!」
なんと、ビーバーっぽい気持ち悪い生き物の正体は、父親の
三夜 智蔵
であった。
「わかったよ……」
呆れながらパッキーを取る虹司の姿が、茶色い水面に映り込む。
智蔵同様、彼もまたビーバーになっているのだった。
これじゃ初恋のあの子に会えない、と哀しみを背負いつつパッキーを持っていくと、
「その辺の材料になりそうなもの片っ端から集めてくれ!! 俺はここで最高のダムを作る!! どんな激流にも負けない、最強にして美しいダムを!」
智蔵がいっそ引くくらいにテンションを上げていた。
そして虹司もビーバーの習性のせいか、ダムづくりも悪くない気がしてきてしまう。
しぶしぶながら、ダムづくりを手伝うことにする。
そうしてある程度順調にダムが出来上がったところに、唸り声が響いた。
凶暴化した獣人達が襲いかかってきたのだ!
しかし2人は、というか智蔵はひるまない。
「俺のダムづくりを邪魔するなああああああああ!!」
鬼気迫る咆哮と共に、長い前歯を駆使して噛み付く! 刺す! 囓る!
凶暴獣人がいっそかわいそうになるくらい痛そうである。
虹司も同じようにやってみるが、
「うわっ」
智蔵ほど強くないのであっさりやられ、やる気を失ってしまう。
(あーもうダメだ……)
飛びかかってくる獣人を制すように出した手が触れ、『CREEP』が発動。
バリバリ、っと獣人は感電してぶっ倒れた。
「――ハッ! 何故俺はダムを……」
死屍累々の有り様となった獣人達を前に、正気を取り戻す智蔵。
落ち着いて状況を把握したらしく、「すまん」と虹司に頭を下げた。
申し訳無さそうな父親に、
「……いや、俺も久しぶりに手伝えて楽しかったよ」
虹司はそっぽを向きつつもそう答えるのだった。
◆
吉祥寺 黒子
は、気が付くとビーバーっぽいお化けたちの巣に居た。
っていうか、引っかかっていた。
しかも全裸で。
腕で大事なところを隠しながら、黒子は彼女を見つめているビーバー達に訴える。
「おーい! 助けてくれよー!」
いくらなんでも、全裸で晒し物めいた状態は辛すぎる。
しかし、
「えっ、座敷童は幸運の象徴だからそのままいてください!?」
なんたる無慈悲か。
こうして黒子は幸運の人柱となったのである。
全裸で。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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