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【ハロウィン】かぼちゃ城とオバケのパーティー
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クッキー広場・その2
◆
「はい、お菓子どうぞでがんす~」
雨崎 荒太郎
からお皿いっぱいのお菓子を受け取り、
双葉 由貴
は礼を言いつつ受け取った。
たくさんのお菓子に上がるテンション。イヌ耳がぴこぴこしそうになるのをぐっとこらえる。
「って、樹弥なに飲んでんだ?」
傍らの
樹弥・エヴァンズ
を見ると、何やらグラスに注がれた赤い液体を飲んでいた。ドラキュラ姿なもんで、やけにサマになる。
ぷはっ、とグラスが空になるまで飲み干したエヴァンズは、口元を軽くぬぐった。
「トマジュースだよ。なんかさっきから、喉がかわいてさ」
「……へぇ」
ちょっと目を泳がせてしまう由貴。
トマトは食べられるけれど、ジュースにすると独特の味が濃くなるからどうも苦手なのだ。
実を言えば、エヴァンズも普段は苦手な方なのである。
なんといえばいいか……とにかく苦手なのだ。
紳士として好き嫌いはしないので、給食で出たりしても残さないけど。
だけど、今日に限っては不思議と美味しく飲めてしまう。
何故だろう。……ドラキュラの格好だから?
「それにしても、すごい菓子ばっかだよな」
昔読んだ童話みたいだ、と由貴は言う。
「悪い魔女がどこかにいて、俺達を太らせて食べようと……ってさすがにそれはないか」
「ハロウィンパーティーってとこだろ? 大丈夫だって、心配せずに楽しもうぜ!」
何故ここに自分たちが居るかわからないし、妙な場所だとは思う。
だけど、由貴も一緒だしきっと大丈夫だ。
「あ、このクッキー美味い。樹弥も食べてみろよ」
差し出されたクッキーを一口かじると、ほんのりとした甘みが口の中に広がった。
「おお、ホントだ。美味しいなこれ。あ、こっちのも美味しそうじゃないか?」
近場にあった色とりどりのマフィンを手にとって、エヴァンズは由貴と一緒に食べるのだった。
◆
パーティの賑やかさに、音楽にノッて踊る
橘 明里
が花を添える。
幽霊姿でお菓子は食べられないけれど、甘くて美味しい香りだけでも幸せだ。
その気持を表現するように、ふわふわりと上に浮いたり下に浮いたり。
音楽の盛り上がりどころに合わせて、くるんと回ってムーンサルト!
「皆も一緒に踊ろう! なの!」
正しいステップとか動きとか、あかりにも全くわからない。
だから、皆てんでバラバラで構わない。
大切なのは、ここがとても楽しいという気持ちだから。
「私の歌を聴けー!」
キョンシーのものまねをしていた
羽生 碧南
が、明里の踊りに合わせるように歌い出す。
最初やけくそ気味だったのが、随分とノリノリになったものである。
まっすぐぴょんぴょん飛び跳ねながら、パーティのBGMに合ってるんだか合ってないんだかよくわからない歌詞で歌い続ける碧南。
「いい感じなの! もっと歌ってなの!」
「よーし、任せてー!」
陽気な踊りと歌が、パーティを賑わせていく。
◆
目が覚めたらおかしな空間に居た。
しかも、体温がいつもより低い気がする。
おおいに不思議がる雪女の
伊勢 エリカ
に、隣に居た
夜野 久遠
が問う。こっちは座敷童子である。
「ねぇ、エリカちゃん。これはどういうことなのかしら?」
「わからん!」
ナノ5秒ほどの即答であった。
「しかし、とくに目立った害はなさそうだ。ちょうど宴会をやっているそうだから、混ざってみないか」
エリカが指差す先にはお菓子やごちそうがたくさん並んでいて、パーティの真っ最中。
見るからに楽しそうだし、そこに混ざることにした。
久遠がクッキーを一つだけ取って、
「はい、エリカちゃん。あーん」
ためらいもなく、エリカはそれをぱくり。
おいしそうに食べ終えると、「私からもお礼に」と久遠へ、
「久遠、あーんだ」
「あーん」
あーんされたクッキーを食べる久遠は、とても嬉しそうに相好を崩していた。
その様子に、なぜだかエリカも嬉しくなる。
(とても幸せねぇ。この幸せを他の人にもおすそ分けしてあげたいわ)
なんて久遠が思ったからだろうか。
小さな幸運が、周りに降り注ぐ。
「あら、こんなものが見つかるなんて……運が良いわね」
早坂 恩
は、おおきなパンプキンケーキを発見した。
ホールサイズ、まるまる一個分。
「そこのお嬢さんたちもどーお?」
一人で食べるには大きすぎるので、ちょうど近くに居たエリカと久遠に声をかけた。
「おお、ケーキか。どうする、久遠?」
「折角だしもらいましょうよ」
これも何かの縁、ということでご相伴に預かることにする。
久遠がケーキをきれいに切り分け、3人で優しい甘さに顔をほころばせた。
◆
「まあああああ!! 建物も食べ物もぜんぶおかしです! なんということでしょう! 珍味佳肴の椀飯振舞でしょうか!」
くるくると、
暁桜 逢莉
は嬉しさのあまりその場で回る。
知らない人からもらったものは食べちゃいけないと言われているけど、食べられる建物なんてきっと夢。
だから食べても大丈夫!
深呼吸して落ち着いて、まずは……手近なクッキーからいただきます!
――さくっ。
お菓子だらけでただでさえ緩んでいたほっぺが、ますます緩む。
「なんとさくさく! それでいてバターの風味がくどすぎないです! おばあさまのものに負けません!」
こんなに美味しいものだらけなら、おじいさまとおばあさまとも食べたかったけど――
(起きた時にあらためてお茶すればいいですよね!)
◆
マリベル・ロイス
は気づくと、金髪のまま青い着物姿になっていた。
「おお、ジャパニーズビューティーや!」
くるんと回って辺りを見回せば、ハロウィンパーティの真っ最中。
夢の中でもハロウィンなんて、自分はどれだけハロウィンを楽しんでいるのだろう。
お菓子もたくさんあるし、夢の中だからいくら食べても太らない!
「何から食べよかなあ」
うきうきと、お菓子へ伸ばす手は軽い。
◆
「はっちゃけるんや! それー!」
マリベル・ロイス
が、雪女パワーを利用してたくさんの氷を作る。
「これだけあればかき氷がたくさん作れますよ! すごいです!」
目を輝かせる
暁桜 逢莉
。これだけの氷があれば、一体いくつかき氷ができるだろう?
「さあ、あとはこれをかき氷器に入れてひっか、」
ずるっ、と。
マリベルの足が、散らばっていた小さな氷で滑った。
誰かが受け止めに入る間もなく、頭を地面に打ち付ける。
ごいん――と鈍い音がして、マリベルの意識はそこで途切れた。
◆
右を見ても左を見ても上を見ても下を見ても、
「……お菓子だらけだ」
獣人となった
津田 亮悟
のオオカミの耳は、こころなしか上向きに伸びていた。
前にお菓子が降ってきたことがあったが、今回もあれと同じようなものか。
どうせそのうち元に戻るのだろう。
だったら、と。
亮悟の手が近場にあったチョコケーキに伸びた。
「……美味ぇ」
一口かじっただけで、安物とは違う濃い甘さや苦味が口の中に広がった。
安物じゃないケーキなんて、初めて食べた気がする。
ケーキはまず持って帰れそうにないし、満足するまで食べていこう。
「ん、やっぱり美味ぇ」
そうして一人お菓子を食べ続けていると、
「そこのキミも一緒におどろうなの!」
橘 明里
が背後から突然声をかけてきた。
亮悟はほんの一瞬身体をびくっとさせたかと思うと、ダッシュで逃げ出す。
(パーティの何が楽しいのかわかんねぇ……)
人が多いだけなのに、何が楽しいのか。
喋るだけでもわからないのに、踊るなんてなおさらだ。
◆
かしましいパーティの片隅で、一人遠巻きにその様子を眺めている影があった。
天満 七星
である。
座敷童の小さな姿であっても、彼女の茶色の瞳は凛とした輝きを伴っていた。
その様は、まるで衛兵。
事実、彼女はフツウを――悪魂石やクローネのことを忘れ、パーティを楽しむ人々を護る為にそこに居た。
幸いにして、今のところカラスも悪いオバケも来ては居ないが。
そんな風に気を張り続けていた七星の元へ、同じく座敷童が一人てこてこと。
「そこの座敷童ちゃんも、見てるだけじゃなくてどうー?」
その座敷童――
早坂 恩
が差し出しのは、パンプキンプリンの乗った皿。
「いえ、私は――」
と、断ろうとしたけれど。
折角持ってきてくれたのだ、もらっておくのが礼儀だろう。
「――……ありがとうございます。頂きますわ」
淑やかに笑んで、七星はプリンを受け取った。
この場所への警戒心が解けたわけでは、ない。
だけど、皆の中に混ざりたいと思っていたのは確かだから。
◆
たくさんのお菓子を食べながら、
双葉 由貴
はふと胸騒ぎを覚えた。
(……何か、とんでもない事でも起こったのか?)
ここはごちそうがたくさんだし、至って平和だ。
でも、他の所は――。
<Party continues……>
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担当ゲームマスター
風雅宿
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ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
243人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月31日
参加申し込みの期限
2015年06月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月07日 11時00分
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