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【4】バースデーにはミルクレープを
学校帰り、
巫部 紫苑
は街中をのんびりと歩いていて、ふと店頭に貼られたポスターの日付に注目した。
(十月七日……?)
一瞬首をかしげたあと、小さく手を打つ。
「あ、今日って私の誕生日だったんですね」
自分の誕生日をうっかり忘れているなど、まるで老人のようだが、彼女はピチピチの十五歳……いや、今日で十六歳になる女子高校生である。
「思い出したら、なんだか大好きなミルクレープが食べたくなってしまいました」
のほほんと呟くと、彼女はちょうど見えて来たスーパーへと足を向けた。
ミルクレープの材料を一通りカゴに入れ、少し考えて彼女は惣菜売り場へと向かう。
(お夕飯は、作る時間なさそうだから、お惣菜も買って帰りましょう)
胸に呟き、大きいパックに入った唐揚げや、ポテトサラダ、葉物の野菜のサラダセット、おにぎりなどなど、二、三人分はありそうな分量を、次々とカゴに入れて行く。
「ふふ、なんだか楽しくなって来ました」
言葉どおり楽しげに品物を選び、カゴが一杯になったところで、ようやくレジへと向かった。
やがて買い物を終えてスーパーを出た彼女の両手には、それぞれ大きなレジ袋がぶら下がっている。
外見からはとてもそうは見えないが、彼女はけっこうな大食いなのだった。
家に帰ると、さっそくミルクレープを作り始めた。
ちなみに、作るのは二種類。プレーンなミルクレープと、ココア生地で作ったミルクレープだ。
途中で冷蔵庫で寝かしたりする必要もあるので、先に両方ともタネを作ってしまう。プレーンのタネを先に作り、それを寝かせている間に、ココアのタネを作る。
ココアのタネができたところで、それを冷蔵庫に入れ、プレーンの方のタネを出して、焼き始めた。
ほどなく、十枚ほどの生地が焼き上がる。
それを冷ましておいて、今度はココアの生地を焼く。
「いい匂いです。……生地も、美味しそうに焼けています」
次々と生地を焼いて行きながら、紫苑は楽しそうに呟いた。
ココアの生地が同じく十枚ほど焼けたところで、中に入れるクリームを作る。生クリームに砂糖を入れて、泡立てるのだ。
「クリームは、固いめの方が、ミルクレープには合うんですよね……」
などと呟きつつ、慣れた手つきでせっせと泡立て続ける。
それが出来上がったところで、彼女は手を止め、少し考え込んだ。
「ココアの方も、普通のクリームでいいでしょうか。……ココアにクリーム、合わなくはないですけれど……」
しばし考え、ふいに両手を打ち合わせる。
「ココアの方は、クリームにもココアを入れましょう」
さっそく彼女は、新しいボウルに生クリームと砂糖、それにココアを入れて、泡立て始める。
そうやって、全ての用意が整うと、彼女は生地にクリームを塗っては重ねる作業を開始した。
「このクレープを一枚一枚重ねて行くのって、なんだか楽しくなって来るんですよね……」
一人微笑みながら、彼女は塗っては重ね、塗っては重ねる作業を続ける。
そしてようやく、プレーンとココア、二つのミルクレープが完成した。
「ココア生地の方は、またあとで食べるように、冷蔵庫に入れておきましょう」
呟いて、そちらは冷蔵庫に入れる。
もう一つは、食べやすいように切り分けると、テーブルに置いた。紅茶を入れて、席に着く。
「それでは、いただきまーす♪」
言うなり、彼女はミルクレープを食べ始めた。
「とっても美味しくできています♪」
満面の笑顔で、彼女は次々とミルクレープのかけらを口に入れて行く。
ほどなく、ミルクレープは全て彼女の胃袋へとおさまった。
紅茶を飲み干し、小さく満足の吐息を付くと、「そろそろ、夕食にしましょう」と呟き、彼女は立ち上がる。
買って来たおにぎりや唐揚げなどの惣菜で夕食を済ませると、彼女は鼻歌混じりに冷蔵庫を開けた。
「さ、それでは食後に、もう一個♪」
取り出したのは、もちろんココア生地のミルクレープだ。
今度も紅茶を用意すると、ミルクレープを切り分け、食べ始める。
普通なら、二、三人で食べるだろう大きさのココアミルクレープが、次々と紫苑の口の中に消えて行く。
さっきからすでに、五、六人前の食事をしているように見えるが、彼女の食欲は一向に衰える様子がなかった。
やがてココアミルクレープも全て食べ終え、彼女は満足の吐息をつく。
「ふぅ、美味しかった……。誕生日って、ついつい食べ過ぎちゃいますねぇ」
くすす……と笑い、ふと思い出したように呟く。
「ハッピーバースデー、私」
と――。
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担当ゲームマスター
織人文
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月11日
参加申し込みの期限
2015年05月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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