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秋刀魚食えよ! ――猫鳴館の七輪は燃えているか――
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「ね、猫が……! 猫がぁあああ!!」
「村雨はいい子ですよ。一緒にご飯食べますか?」
切奈がサンマハンバーグを取り分けながら穏やかな声でいい、村雨は勘三郎にすりすり。そして、がおーも勘三郎にすりすり。
「がおー、今日はお疲れ様なのだ。勘三郎ちゃんも一緒にのんびりするのだ」
「俺は猫が大の苦手なんだよぉ~~!」
涙目になりながら叫ぶ勘三郎の姿に、思わず暖かい笑いが起こる。彼自身は幼少期に何があったらしくトラウマなのだが、猫は彼になつくという不思議な関係で、レイは苦笑して猫たちの所へ。そしてしばらくの間遊んであげるのだった。
「あっという間に無くなりそうですね……」
たくさん食べてお腹いっぱいになった綾花がぽつり、と呟いたそばから複数の「おかわり」コール。そして輝一の「ご飯がないっ?!」という悲痛な声。
「……一応、まだ台所には追加で炊いたご飯がある。取ってこよう」
博美が自分の分のアクアパッツァを食べ終えそういうと、長髪の青年がにっこり笑う。露草である。
「私もとりに行きマース。ちょうど塩焼きが足りない見たいデースから」
「ありがとう、露草さん」
博美と露草は台所へ向かおうとする。と、いいなが土鍋をもって現れた。手伝わされているのか、苦々しい顔の瓢も一緒である。
「ちょうど今炊き上がった所じゃ。追加じゃぞ」
「まだまだあるから落ち着いて食べるよぃ」
瓢が言った相手は依然食バトルを繰り広げているであろう切奈、刀、真央、勘三郎である。4人は喉にご飯を詰まらせるのではないだろうか、と望月ははっきり言って不安だったりした。
玄関先にいた時生と茉菜も寮生たちに呼ばれてここへ来ていた。ほっかりご飯と色々なサンマ料理。それに2人ともほっこりした気持ちになってお腹も満たされる。
(一応不法侵入だったんだけど……いいのかしら?)
内心で妙に心がチクチクする茉菜だが、来るもの拒まずという空気なのだろうか? 時生は時生でつみれ汁を口にし、「生姜の風味がいいなぁ」と目を細める。
「甘辛煮にはこれかな」
輝一はさっそくご飯のおかわりをして、望月と真央お手製の生姜煮に七味を少々振る。そしてご飯と一緒に口に運べばしっかりとした味わいが舌にじんわりと沁みていく。いい味だ、とのんびりした心地になっていると、新鮮な刺身も気になった。
「美味い……っ!」
醤油漬けにした刺身をご飯と一緒にかきこみ、満足げな笑顔の刀。真央もなめろうをご飯に乗せて食べて「これは秋の醍醐味なのだぁ」と愛らしい笑顔を見せている。
わすれちゃいけないのが、マグロとアボカドをつかった寝子巻で、こちらも好評である。醤油をつけて食べればアボカド特有のまろやかな風味と新鮮なマグロのハーモニーが口の中でとろけ、幸せな気分になっていく。
菜食主義である蓮への配慮として瓜山兄妹が持ってきてくれた野菜を使った料理を調理班が出してくれた上、コンブとシイタケで出汁をとった味噌汁も用意され、蓮も一緒に食事をしていた。
「みんなで食べると、幸せという物は何倍にも膨れるのですね」
「そういうモンだぜ! まぁ、よかったら食ってくれや」
「アボガドの巻き寿司……よろしいのですか? ありがとうございます、マグロさん」
マグロさんとのこんなやり取りもあったとか。
生徒達の幸せそうな顔にほっこりしながら、瓜山兄妹はサンマを持ってきてよかった、と心から思うのだった。
食べ切れなかった分は、希望者でお持ち帰り。なんだかんだで後輩たちの世話を焼いてくれたマグロさんも「しょうがねぇな」と持参したマグロとほぼ同じ分量のサンマを引き取ってくれた。
(まぁ、食堂をやってる弟なら有効活用してくれるだろうよ)
持ち帰るのが大変だが、しょうがない。マグロさんは「ふっ……」と大人の余裕と思われる笑みで
「じゃあな。食べ過ぎて過去の俺様の様に腹壊すなよ!」
と立ち去っていくのだった。
「皆サーン、ご馳走様デーシター♪」
一人だと帰る自信のない露草も一緒に帰る。なんだかんだで調理のフォローに活躍した彼は(OBではないかという誤解を受けつつも)猫鳴館に馴染んでいた。
「凄くおいしかったぜ。あ~っと、俺もサンマをもらっていいかな?」
「うん。料理を分けてくれるとうれしい」
勘三郎と時生の希望も満場一致で叶えられた。勘三郎はサンマを20匹ほどもらい、時生はサンマの竜田揚げと甘辛煮と生姜煮の食べ比べパックをもらって帰った。
他の寮や実家などから通う生徒たちも片付けを手伝って帰っていく。刀はというと、きっちりお米代を支払おうとしたが、これは輝一やメイ先生に断られてしまった。
「瓜山さん、瓜山先生、本当にありがとうございました」
そうお礼をいってから帰る刀の律儀さに思わずみんなが微笑んでしまう。ようやく騒動も落ち着き、博美といいな、望月は心からほっ、とした笑顔になっていた。
(そういえば、心拍数が増えて変身、という事がなかったのじゃ)
冷静に行動する事を心がけていたいいなは、今回は変身していない事に気づき、これにも安堵していた。
「俺たちも帰るよ。こうしてみんなでご飯が食べられて、うれしかった。また差し入れを持ってくるよ」
切奈たちからお土産をもらったレイもメイと一緒に別れを告げ、猫鳴館を後にする。もれいびの寮生たちは見送りながら次は神魂トラブルになるなよ、と思うのだった。
その後、瓢と真央は騒ぎを大きくした罰として後片付けへの強制参加と相成った上、仲良く現在の自治会員からそろってこってり絞られ序に反省文を描くように言われたという。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月12日
参加申し込みの期限
2015年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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