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秋刀魚食えよ! ――猫鳴館の七輪は燃えているか――
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こんな具合で交代しながら調理すればサンマは減っていく。台所いっぱいにあふれていたサンマは調理されては食べられ、あるいは開きとして干され、糠漬けにされ、保存食用に煮込まれたりして数を減らしていく。
とくにがんがん焼いてがつがつ食べるメンバーの勢いも手伝い、台所いっぱいのサンマはドンドン数を減らしていったのだった。
ところで、何か忘れていないだろうか?
そう、逃走者・
骨削 瓢
の事である。
逃げた瓢を追っていた者たちは、いつの間にか地下に来ていた。走りながらも台所のメンバーと連絡を取り合い、状況を確認する。
「綾花どのの話によるとじゃな、台所でのサンマ増殖は抑えられたようなのじゃ」
台所から連絡するいいなの言葉に、修と博美は「やはり」という顔になる。どうやら彼らの推測どおり容器に神魂が宿ってサンマが増えてしまったらしい。
やっと追いつき、瓢が足を止める。その顔はどうみても悪巧みをしている顔で、いいな達は警戒する。
「骨削、その容器を貰おうか」
わずかに息が上がった修がそういうも、瓢は身構える。
「それで『はいそうですか』と渡せるかぃ! またサンマを入れれば増やす事が出来るよぃ!」
と、彼は隠し持っていたサンマを容器にぽいっ、と入れる。同時に音をたてて増えるサンマ!
「はーっはっはっはぁっ! サンマバリケード一丁だよぉい♪」
どうやらそれで妨害しようとしているのである。しかし、彼はちょっとだけ甘かった。ここは猫鳴館! 欠食児童の巣窟である事を!!
「ちょいとばかしサンマが足りなくてさ? 貰っていくよ」
いつのまにか追いかけていた博美が持ってきたバケツでごっそり掬って行く。あっという間に瓢の姿が見えていた。
「悪用させる訳には、行かないんでね」
修はサンマを掻き分けてどうにか近づき、容器へと手を伸ばした!!
「サンマはみんなに行き渡った! ありがとう、ご馳走様!!」
――分☆解!――
瞬間。
「こ、こいつは……」
瓢の表情が強張る。なんと勢い余ったのか、それとも瓢の服にも触れていたのか。容器だけではなく瓢の服も分解してしまった。お陰で彼はトランクス一丁である。同時に雪崩れるサンマバリケードに巻き込まれ、サンマまみれになってしまった。
「ちょっと、話を聞かせてもらおうかな?」
自治会員の博美が、どうにか顔を出した瓢に対しいい笑顔を向けるのだった。
因みに、何か嫌な予感がした瓢は背中に冷たい汗が流れた。そして何か修からダークなオーラを感じた博美は表情をこわばらせる。博美はがしっ、と修の手を握った。
「……八神、それはやるな」
「何の事だい?」
果たして彼が何を考えたか。真相は闇の中である。ともかく、サンマを拾い何故か近くにあったバケツに入れて台所へ運ぶ事になった。
それはさておき、サンマ増殖事件は解決し非常食も確保できた猫鳴館の住人たちはみんなでサンマ料理とマグロさんの差し入れである寝子巻を食べていた。
トラブルも無事解決した、という事もあり緊張もほぐれる面々。今回は2階にある広めの空き部屋で立食パーティー形式で頂いている。ちなみに表向きはサンマパーティーだ。
「無事にうまくいってよかったね」
「本当ね。まずは、食べましょう?」
陰でがんばっていた夏朝と美野梨はお茶で乾杯し、笑いあう。そしてさっそくサンマの塩焼きとご飯を口にし、秋の風味を口いっぱいに楽しみあう。
「皆さん、料理上手ですね! どれから食べようか迷ってしまいます……」
メイが困った笑顔を浮かべる傍らで、レイはがっつりと食べていた。どれもこれもおいしくて、満面の笑みだ。修もサンマのつみれ汁とごはんを上品に食べながら、許可をもらって撮影も。後から真央や新聞部の一緒に記事にするつもりらしい。もちろん神魂トラブルの件はうやむやにして、であるが。
「こっちの竜田揚げも、なかなかいいな。生姜煮もご飯に合う……」
「そう言ってもらえて嬉しいな」
照れた様子の望月だったが、彼はもきゅもきゅと元気よくご飯を食べる真央の姿にほっこり。ちなみに開きにしたサンマはすでに干してある。
「うまうまなのだ~」
「落ち着いて食べような?」
のどに詰まらせないようにとコップに注いで渡すと、笑顔で真央が受け取る。そのとき少し触れ合って、望月の心臓が跳ねた。それでもちゃんと渡しているのはさすがである。
そんな彼が顔を上げると……戦場があった。
「「……!」」
刀と切奈が、残ったサンマの塩焼きを巡り火花を散らしていたのである。ちなみにナイフは(お客様がいるため)使用不可と言い渡されていたので箸での攻防戦である。これには美野梨が「まだあるみたいですから!」と思わずたしなめていた様だ。
かと思えば輝一が夏朝と一緒に「「……これ、ご飯足りるかな」」と不安げにジャーを覗き込み、近くで勘三郎がサンマのトマトソースパスタにすっごく満足そうな顔をして食べている……のだが、そこに真央の相棒である三毛猫のがおーと切奈の相棒である山猫、村雨が近づいてきてなついていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年06月12日
参加申し込みの期限
2015年06月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年06月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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