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水曜日の放課後、のんびり穏やかな時間を過ごしている者もいる。
御巫 時子
は北校舎2階の理科実験室で鼻歌まじりで実験器具の準備をしていた。
「尚輝先生、フラスコはこちらでいいですか?」
一緒に準備をしているのは、化学の
五十嵐 尚輝
先生だ。
「うん、いや……」
「あ。奥の大きな方ですね~」
要領を得ない五十嵐だが、時子は意図を汲み取る。
これまでにもよく手伝いをしていて、以心伝心といったところだ。
五十嵐は控え室から新しく手に入れた論文を持ってくると、椅子に座ってうんうん唸りだした。
こうなると長くなる。
時子はそれがわかっているので、自分の作業に入った。
ガスバーナーで湯を沸かし、棚からコーヒーを持ってきて、スタンドに設置したろうとにペーパーとコーヒーを入れる。ゆっくりお湯をまわして注ぎ入れると、下で受けるビーカーにコポコポと落ちていく。
実験室にコーヒーの豊かな香りが漂って、一段と豊かな時間が訪れる。
「先生、コーヒーどうぞ」
「うん、ありがとう」
マイペースな五十嵐はコーヒーに目もくれず、論文を読んでいる。
時子も負けじとマイペースなので、まったく問題はない。のんびりと五十嵐のそばでその様子を見つめていた。
五十嵐は唐突に何やらメモを取り出すと、なるほど、うんうん、などと独りごちる。
そして席を立って戻ってくると、
「これも、ありがとう」
と弁当箱を渡した。
時子はたまに弁当を作って渡しているのだ。
五十嵐は窓をあけると、目の前にとんできた鳥を見て、のんきに話しかける。
「御巫さん。今日もまたあのシジュウカラが来てますね」
「そうですね」
2人で並んで、窓の外を眺める牧歌的な風景。
もうすぐ11月。五十嵐の34回目の誕生日が迫っている。
何かプレゼントをしたいと思いつつ、時子は悩んでいた。
「先生。……コーヒー、いい香りですねえ」
「そうですね」
「今、何か足りないですね」
「そうですか」
「そうだとしたら、何でしょうか?」
「何でしょうね」
「コーヒーにあうケーキとか?」
「うーん、そうですねえ……」
五十嵐はしばし悩んでから、答えた。
「シジュウカラのえさ、ですかねえ」
「はあ、シジュウカラのごはん、ですか」
手作りケーキでも作ってみようかと思っていたが、食べることに執着しない五十嵐はたいして反応を示さず、それよりも鳥の食べるものを望んでいた。
五十嵐とシジュウカラ、どちらの食べものを用意するか、そもそも食べものがいいのか、時子はこのあと大いに悩むことになるだろう。
「御巫さん、ありがとう」
「え……」
唐突にお礼を言い出す五十嵐に、プレゼントのことを考えていたのがバレてしまったのかと時子は驚いたが、
「だし巻きたまご、おいしかったです」
「あぁ、そのことですか」
五十嵐が普通の卵焼きよりだし巻きたまごが好きなことをちゃんと覚えていた時子は、作ってきていたのだ。
「そのことだと、おかしいですか」
「いえ、おかしくないです。よかった、です」
そしてまた静かに時間が過ぎる。
開け放った窓からは、涼しい風が頬を撫でていく。
「先生、寒くないですか」
「少し寒いですね」
「窓をしめましょうか」
「いいことを思いつきますね。そうしましょう」
どうもとぼけた調子の五十嵐だが、この空気が時子の心を安らげる。体調管理が心配になる五十嵐の様子に、時子は自然と守ってあげたいような母性のような心が膨らんでくる。
「先生。いつも準備室で寝て、風邪をひかないように気をつけてくださいね」
「そうですね、ありがとう」
今はまだ放課後の幸福な時間が始まったばかり。ふたりはこんな調子でのんびりと実験室での時間を過ごすのであった。
そんなほっこりとした理科室とは一転して、3階の音楽室前では張り詰めた空気が漂っていた。
津止 孝道
先生がひとりの生徒に呼び止められ、険しい顔で振り返った。
浮舟 久雨
はごくりと生唾を飲んだ。
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担当ゲームマスター
漂流サーカスランド
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月18日
参加申し込みの期限
2015年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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