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音楽室前の廊下では、
津止 孝道
先生がスッと立っていた。
怒っているわけではないのだろうけど、険しい顔だ。
何やら話し込んでいるのは、
浮舟 久雨
だ。
「あの、聴いてみてほしいんですが……」
「……」
津止は久雨の目をぎろっと見た。
ひるんだ久雨が思わず逃げるように、
「お、お忙しいですよね。す、すみませんでし――」
とどもりながら早口で言うと、津止は呟いた。
「聴こう」
「え?」
その言葉は小さくて一瞬で、久雨は戸惑った。「聴こう」と聞こえたような気がするが、自信がない。
「え? あ、あの……」
口ごもってるうちに、津止は音楽室の中へと入っていった。
ついていくしかない。そして、津止の言葉を聞き逃さないようしようと肝に銘じた。
「弾いてみなさい」
津止はピアノから離れたところに立った。
久雨は静かにピアノに向かって息を飲んで、何を弾けばいいのか分からないことに今頃気がついた。
「あ、あの……何を」
「好きな曲を」
「……はい」
持っていた楽譜を広げる。
張り詰めた空気に、緊張が走る。
大丈夫だ。落ち着け。
さんざん練習してきた曲だ。今、自分で弾くことを希望し、自分で選んだ曲だ。ただ弾かされていた昔とは違う。
そう自分に言い聞かせる。
しかし、頭の中で言葉を紡げば紡ぐほど、ぐわんぐわんと言葉が駆け巡る。
言葉から逃げるように、鍵盤と楽譜に向き合う。
深呼吸をして、弾き始める。
「……」
津止は身動きひとつしないで、真剣に耳を傾けている。
久雨は丁寧に弾いていく。
音を、記号を、拾っていく。
強弱を丁寧に、テンポを丁寧に、拾っていく。
上手い。
楽譜通りの演奏だ。
ただ、久雨は同時に何か違うとわかっていた。
心のどこかで、違う、違う、こんなことではダメだと思っていた。
次第に焦りで指が滑り、テンポまで乱れて、
「よし」
津止の声で、演奏を止めた。
「も、申し訳、ありません……」
津止は首を僅かに振る。
「君は、何故ピアノを弾く」
「何故……」
久雨は答えられなかった。
音楽室に沈黙が続いて、津止は窓をあけた。
風が吹き込み、外の様々な音がふたりの耳に入ってきた。
急がなくていい、ゆっくり考えて、ゆっくり答えればいい。津止はそう言っているようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
漂流サーカスランド
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年05月18日
参加申し込みの期限
2015年05月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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