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声のない世界で
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◆
サボりとは学生の醍醐味である。
異論は認める。
ともかく、
御剣 刀
はその日学校をサボっていた。
だが何も遊んでいたわけではない。
神魂や怪異のことについて調べていたのである。
そして時刻はお昼である。
昼になれば腹がへる。
刀のような、よく動く大食らいであれば尚更だ。
あー、腹減った。
そう呟いて、違和感に気付くまでこの間コンマ2秒ほど。
呟いた。呟いた、はずだ。なのに……声が出ない?
何故だ。これはもしや、神魂か。
大事になっていたら大変なので、急いで連絡を取ることにした。
◆
『すぐにもどるとおもう おちついて』
小山内 海
は、テオの猫パンチの結果パニックに陥った
串田 美弥子
を慰めているところだった。
偶然その場を通りがかった
御巫 時子
も、一緒だ。
海が言葉をかけ、時子が優しく手を握る。
そんな感じの2人体勢。
美弥子の慌てようで、テオが何かしたことはわかる。
しかし海にとっては声が出ないのいつも通りということもあって、わりと落ち着いていた。
全く戸惑っていない、といえばそれは嘘になるが。
ふと、携帯にメールが着ていることに気付く。
美弥子の方に注意しつつ確認してみると、刀からだった。
今の状況について何か知っていることはないか、と。一言でいうとそんな感じ。
知っているも何も、一部始終の目撃者である。
テオがやっていたことを簡単に報告。
『多分テオが起きたらもとに戻るんじゃないかな?
無理に起こすのは止めた方がいいと思うけど』
そんな感じのメールを返信。
少しして頃、刀からメールが返ってきた。
『そのまま合流しようか』
美弥子を見ると、もう大分落ち着いてきたようだ。
時子も居ることだし、もう大丈夫そうだろう。
『じゃあわたしいくね みかなぎさん、みやこちゃんのことよろしくね』
ぺこりと頭をさげて、刀の所へ行くことにした。
なお、海からの一通目の返信を見た時、刀は素直にこう思った。
(あのクソ猫……)
昼寝のために世界を切り分けるとは。どっからどう見ても職権濫用。
まったく、ふてえ猫である。
◆
『刀くん そういえばがっこうは?』
合流早々に投げ込まれた問いかけに、刀は思わず目を逸らした。
制服を着てうろうろしていると一発でサボりとわかるので、今の刀は私服である。
しかしそれは、ちゃんと学校に行っていた海にとっては、逆にサボりであると言っているようなもの。
じーっと青い瞳に見つめられ、やがて刀は観念した。
スマホに文字を打ち込んで、
『……サボった』
『刀くん』
じとっとした眼差し。
言いたいことをすぐ言葉にできないもどかしさに指を滑らせながら、文字を打つ。
『違うんd。ただ俺は神魂や怪異につっt調べっただけで』
『うつのたいへんそうだし ゆっくりでいいから』
ああ、その気遣いが辛い。
……とまあ、そんな感じでちょっと怒られたりしつつ。
海の普段過ごしている世界を、刀は思いがけない形で体験することになった。
声の出ない世界とは、こんな風なのか――と少し理解が深まった気がする。
『そういえばさ』
『なに?』
彼女がスケッチブックを使えない状況での意思疎通、というのも刀は試したことがあった。
だから、文字のやりとり以外からでも感情とかがわかる。
『だけど、小山内はどうなんだ?』
『刀くんがかんがえてることとか、いいたいこととかはなんとなくわかる』
『……そうなのか?』
こくりと頷く。
『わたしはひとのかおいろよむのとくいなほうだし、刀くんはけっこうかおにでるタイプだし』
そんなこと全然思ってもみなかっただけに、刀は少しショックを受けた。
自分の表情って、そんなに読みやすかったのか。
戦いの時に関しては、上手く隠せていると思っていたのだけれど。
迂闊だった。
…………ん? と、いうことは。
――あっ。
『どしたの?』
ガガガッ、と海がちょっと引くくらいに凄まじい速度でスマホに文字を打ち込む。
『アレか、俺が時々運良く小山内とか女の子達の際どい所を見ちゃったりとか気付かれていたと言うことか!?』
しばし呆気にとられた後、海は苦笑交じりにペンで頬をかいた。
『女の子って、そういうのにけっこうびんかん。わたしだけじゃなくてほかの子もきづいてるんじゃないかな?』
見る側は気付かれていないつもりでも、見られる側にはバレているものなのである。
『それも、全員にか……ッ!!』
ぐおおお、と声なき呻きをあげて頭を抱える刀。
そんな彼を、海は横目にちらっと見上げた。
『けっこう、はずかしいんだからね』
そういう時のことを思い出したのか、彼女の頬は少しばかり赤い。
しかし、当の刀の方はと言えば。
(仕方がないんだ、綺麗な物につい目がいっちゃうんだ――って言い訳しても声が出てねえよ!)
セルフツッコミで頭がいっぱいの様子だった。
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月10日
参加申し込みの期限
2015年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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