触手ガールの憂鬱｜リアクション

触手ガールの憂鬱

「無駄無駄無駄ァ！」

　万理の美少年への執念が、切られた触手を次々と再生させる。

「美少年ーーー！！！！」

「イケメンはアタシの物よぉ～」
　
　万理とミッシェルは我先に自分好みの獲物を手に入れようと先を争い、お互いの触手をぶつけあう。
　すると、見る見るうちに万理の触手の動きが弱々しくなっていくではないか。
　これは美少年の存在をエネルギーにする万理の触手は、真逆の存在とも言えるキモいオカマに触れられた事でエネルギーを大量に浪費してしまった事が原因なのであった。

「ビショウ……ネ……」
　
　万理の触手は今度は再生できずに壊死していく。

「もう、我慢出来ないっ！　そおれ、音速の腰ぃーーっ！！」」

　ミッシェルは叫ぶと同時に股間から、無駄に枝分かれしたぬるぬるの触手が伸び、獲物は自分の物だと言わんばかりに、刀を襲う。
　刀は捕まっては大変だと、タイミングを合わせて後ろに下がり回避。触手が伸びきった所を攻撃して切り落とす。

「エクスタシーよ～～ん！！」

　触手を切られたミッシェルはビクンビクンと腰を痙攣させる。