メカメカバトルカーニバル｜リアクション

メカメカバトルカーニバル

●企む者

「カオスをなすため現実世界への侵食を助長するよぃ」

　地下で待ち受けていたのは、骨削瓢と彼が呼びだしたメカナマズ軍団だった！
　その能力は！　

　１、捕食（食べたものは燃料にもなる。）
　２、ゲボエ砲（捕食したものを撃ち出す。見た目が汚い）

　サンマさんのフォルムを元としてるから手足を使った人間らしい動きも可能！
　地下帝国の富国のために、掘削作業や拠点防衛などの戦闘を想定した設計されており、地下帝国を本陣として構えている。
　
「こんな作り物の寝子島じゃあなく、現実の世界をオモシロクするためにカラス側に加担するよぃ」

　なんと瓢はメカカラス軍団への加担を公言し、寝子島防衛に赴くもれいび達へメカナマズ軍団をけしかけて来たではないか。
　地下の土を食べては撃ち出すメカナマズ。
　零は慌てて攻撃をかわしながら、神社への道を急ぐ。
　
「地下帝国の通路……ここでも役立ったか……」

　そしてようやくたどり着いた神社の地下には、メカタカMk43軍団が零を待っていた。
　それは、これまでのメカを見つついずれ飛行メカの敵を想定して独自に神社地下に用意していた秘密メカ。
　
「メカタカ、スタンバイ、起動」

　零の声に鳥居をこえた石畳の下の中央格納デッキが轟音と共に開き出す。
　そこからタカの射出滑走路レーンが伸び、赤い機体のタカ軍団を射出し始める。
　もちろん零自らも機体へ乗り、操作して軍団を率いる作戦だ。

　瓢も猫鳴館に設置したカタパルトや地下帝国の通路から次々とメカナマズを地上へと送り込んで来た。

　瓢のメカナマズに加え、炎を吐き、メカを溶解する羽根を飛ばしてくるメカカラスに対し、メカタカ軍団は爆発する強力な徹甲榴弾の羽を飛ばすことと、高熱化して切断力を増した爪攻撃で、遠近取り混ぜての変幻自在の攻撃で翻弄する。

「いざ勝負！」