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●三夜家の人々
「沢山歩いたからちょっと一休み。ふふふ、可愛らしいお嬢さんだこと」
千暁はひびきと解理ににこにこと話しかける。ひびきが専用の茶器で1つずつお煎茶を淹れる。
「あらあらお上手ねぇ。どこかで習ったの?」
「えー? よくわかんない。でもお団子の甘さには、お茶の深みが良く合うよ。おいしーい。日本の味♪」
「そうねぇ。お団子も甘さが丁度いいわねぇ。どうしようかしら、もう一つ頂いてもいいかしら?」
二皿目の団子を頂き、千暁はほっぺたに手を当てる。
「うふふ、困っちゃうわよねぇ。こんなだからおばさん、ころころ太っちゃうのよぉ」
静音がそんな母の隣に静かに腰を掛けた。
「静音ちゃんは気になったお店はあったかしら」
尋ねられ、食べかけのかぼちゃプリンを母に見せる。
「猫鳴館の方々は相変わらずバイタリティーに溢れてますね、このかぼちゃプリンもいい仕事しています」
それからまだ飽きずに言い合いをしている雷一と霧人を見た。雷一のピンクに染めたベリーショートの髪は、人ごみの中でも一際目を引く。
「……あー、やっぱり雷一兄さんは目立ちますね、そういえば昔、いけ好かない連中に絡まれてた時に兄の外見に助けられたこともありましたっけ。といいますか、霧人兄さんも一緒とは、病院も暇なんですかね? それ以前にあの二人が一緒とは珍しい……」
「ふふ。久々に母校に来たからいろいろ懐かしくて燥いでるんじゃないかしら」
静音はちょっと間を置いて、智蔵に高校時代のことを尋ねた。
「俺か? 俺は息子できて高校中退したけど、それは今も後悔してないな。あいつが生まれてなかったら俺はグレたままだったろうし。最近あいつ冷たいけどやっぱかわいいし」
「我が家は皆波乱万丈ですね」
静音は端的に感想を述べた。
「しかしこうして家族が思い出話してるの聞いてると、この学校の歴史を感じますね。私も語れる位思い出があればよかったのですが、残念ながら既に終わりかけなのに何もありませんね、まぁ、案外そう思っててどこかに落とし穴があったりするのかもしれませんが……」
「ふふふ、慌てなくて良いのよ。思いがけないことが、あとからきらきらと輝いて見えたりもするの。あと少しの高校生活、皆さんと素敵な時間を過ごせるといいわね」
「だな」智蔵もしみじみと頷く。「あー、若いっていいな」
現役の若者であるところの静音にその実感はなかったが、いつかそう感じる日がくるのだろうか。
高校時代の話か、と雷一が話題に入ってくる。
「俺は高校時代は軽音部でドラム叩いてたんだぜ。スティック捌きにゃ今でも自信ある。それも青春の1ページってね。ところでみんな何買ったんだ?」
皆がそれぞれ戦利品を見せ合っていると、小学生組の雪月と太陽が合流した。
テディベアとロールサンドを家族みんなの分買ったんだ、とひとりずつプレゼントしていると、傲岸不遜な叔父の八雲がつかつかとやって来て盛大に舌打ちした。
「……チッ、貴様等か……」
もうお分かりであろうが、これがこの人の愛情表現である。
八雲は家族全員分購入した小さなりんごのギフトセットを子どもたちの手に押し付けると言った。
「フン、別に……気になって買ってみただけだ。だがこんなにはいらん、貴様等にくれてやる。精々、俺からの施しを噛みしめろ、ド阿呆共め!」
「わーい、ありがとう!」
「八雲おじさんはどうしてあんなにツンデレなんですかね」と静音。
「面白いわよねぇ」と千暁。
「仕方ない。それが八雲叔父だ」と霧人。
「頭がいいと変人になる、の典型例だな」と雷一。
「チッ、忌々しい奴らめ! そんなことを言っていると次から金を貸さぬぞ!」
八雲は眉間にきつく皺を寄せるが、そんなこと言ってすぐ甘やかすくせにーと笑い声が上がる。
「まぁ何にせよ、今回は退屈しませんでしたね、おいしいものも食べれましたし」
静音がまとめる。
「そうねぇ。楽しかったわ。生徒さんもみんな楽しそうで素敵なお祭りね」
と母も言う。
たくさんの家族に囲まれ、談笑しながら霧人は思う。
(この空気感は得難いものだ。壊すわけにはいかないな)
きっと家族みんながそう思っている。口に出さないだけで、きっと。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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