this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~寝子高バザール!
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
44
つぎへ >>
●骨削陣営:
地下帝国茶屋
と猫鳴館の愉快な仲間たち
日除けの和傘に、朱布で覆った長椅子。『皇帝印の温泉饅頭』と書かれた幟がはためくこちらは、会計に立候補中の
骨削 瓢
率いる
地下帝国茶屋
。
「いらっしゃいませ~!
煎茶一杯300円、お団子つき
だよー! 休憩いかが?」
「猫鳴館
地下帝国裏寝子温泉の地熱で蒸し上げた漉し餡饅頭
は絶品だ。ちょっと寄っていかないか」
客を引く可愛い和服の看板娘は、
天馬 ひびき
と
伊賀 解理
。
ひびきは裾が短めな朱色の和装にエプロン。袖が邪魔にならないよう襷でまとめて、元気よく働いている。
一方の解理は、落ち着いた色の紬に割烹着という出で立ちで、なかなかに艶っぽい。
(骨削氏は人間性がアレなせいであんまりいいイメージをもたれてなさそうだからな……)と親しさゆえか普段の瓢の行いゆえかあんまりなことを思う解理だが、それでも瓢を応援する身、それを払拭するためになるべく丁寧に対応しようと心に決めて、オカンモード発動中である。
さて、そんな地下帝国茶屋の前を通りかかったのは、瓢と同じ猫鳴館住人の
邪衣 士
と
逆巻 天野
であった。
というのも彼ら、お互いに特に買い物をする気もなくぶらぶらとバザーを見て回っているうちに、いつのまにかデートみたいな感じで一緒になっていたのである。……デート、なんていうと天野は怒りそうだけれども。
「やあ頑張ってる?」
天野が声を掛けると解理は馴染みの顔にほっとしたような笑みを浮かべた。
「お蔭様でぼちぼちさ。ところで温泉饅頭ひとつどうだい?」
「やめておくよ。投票はするつもりだし、金でわざわざ嵩上げする必要はないかなって。あくまで個人的にね。不当行為などがなければそれでいいんじゃないかな」
ふぁあ、と欠伸混じりにそういう天野に、士も解理も「君らしいな」と笑う。もっとも、一番不正しそうなのが瓢というか、猫鳴館連中は楽しければいいや主義な人が多いので、いちおうその辺も含めて様子を見に来たわけだが。
すると向こうから、やはり猫鳴館住人の
森 蓮
と
海原 茂
がなにやら話し込みながら歩いてきた。
「今回の挑戦状のやり方、私は疑問です。学習環境改善いう目的は賛同できますし、そのための資金をバザーで集めるのも理解できます。ただ、売上が選挙結果に影響するというのはどうなのでしょうか」
蓮は静かに、しかし強い調子で茂に迫る。
聞きとめた士が「お仲間がいたぞ」と天野の肘を小突く。
蓮は続けた。
「お金を集める資質が、生徒会長にとって最も重要とは、私は思いません」
茂が降参、というように苦笑した。
「森の言う通りだ。生徒会長にとって最も重要なのはお金を集める資質ではない」
「なら、何故……」
「森が出た
応援ちゃんねる
、俺も見たよ。森の理想と、この学校の『挑戦状』という奇妙なシステムの目指すところは、きっと近いのだろうと思う。薄々気づいていると思うが……この挑戦状の意図は、お金を集められるかどうかじゃない。事が起こった時に動けるのか、みんなも力になっていけるのか、ということだ」
売上はそれに比例するだろうと信じているが多少下世話に感じられたことは詫びよう、と茂は頭を下げた。
「森、そのへんでいいんじゃないか?」
士が蓮の肩を叩いて呼び止めた。
「先輩もご苦労さまです」
「ああ、邪衣か。君はバザーは出店しなかったんだな」
「ちょっと多忙で……11月には猫鳴館の方も選任戦がありますしね」
「なるほどな」
「いやそんなことより」
偶然にもその場に集まった猫鳴館勢を茶屋の陰に引っ張っていったのは解理だ。
「あれを見てくれ」
解理はそおっと瓢とひびきを指差す。
◇
「お団子おいしそー、えへっ、ひとつおつまみしちゃおー」
「仕方のない子だねぇ」
「だって美味しいんだもん。ちゃんと新しいの追加しとくもーん」
「はいはい。……おや、ちょっとこっちにおいでよ。ほっぺたにみたらし醤油がついてるよ」
「えーどこどこー?」
「ここだよぃ」
「あはー瓢さんくすぐったい!」
「ほれ、動くと取れないよぃ……っと、これでよし」
「うふふっ、ありがと。瓢さんと一緒で嬉しいな。頑張ろうね、瓢さん!」
「おうとも。……うまいこと当選すれば裏であっしが生徒会を牛耳って……ぬっふっふ」
「えーなになに?」
「いーやなんでも。ひびき嬢のために頑張るって言ったのさぁ」
「わー嬉しいなー! 瓢さんのために私ももーっと頑張っちゃうよー!」
◇
「……」
解理の拳はわなわなと震えていた。
「なんなんだあれは! ハートマークが飛びすぎなんだが!」
「彼女だな」と茂。
「彼女だね」と天野。
「彼女ですね」と蓮。
「なんてこった!」
解理は頭に漬物石をぶつけられたような衝撃を覚えた。
自分は同寮のよしみだが、寮生でないのに瓢の手伝いをするなんてよっぽど酔狂なヤツだと思っていた。
ひびきが可愛い女の子だからこそ信じたくなかった。
「うそだろ……骨削氏がリア充だと!」
士が無言で解理の肩に手を置く。
「憐れそうな表情をするのはやめろクマ!」
解理は腹立ちまぎれに士が被っている熊をパンチした。
そのとき、茶屋の外に三夜家御一行様がやってきた。
お母さんの
三夜 千暁
はここで一休みすることに決めたらしい。
「こんにちは、お茶とお団子いただける?」
ひびきがぱたぱたと飛び出して対応する。
「はーい、ただいまー。解理ちゃーん、お客さんだよー! 解理ちゃーん?」
◇
「呼ばれてるぞ、小姑」
士が解理の背中を押す。
「小姑言うな!」
繰り出されたパンチを、士は今度は綺麗に躱した。
蓮も茂も苦笑している。恋愛に興味のない天野が、ほら、と急かせば、
「む~~~~」
仕事に戻りつつも、やるせない気持ちを持て余す解理であった。
<< もどる
1
…
22
23
24
25
26
…
44
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【生徒会選挙】歴代生徒会長からの挑戦状~寝子高バザール!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!