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●志波陣営:
シーウェーブ
その1
胴全面と背中に葡萄型の看板を背負った会長候補者の
志波 武道
が、自分の陣営「シーウェーブ」の宣伝をしながら会場を練り歩いている。
「このブレスレットかわいいでしょー! シーウェーブで売ってるよ☆」
響 タルト
が描いた
似顔絵入りうちわ
や、
黒依 アリーセ
が作った
レザーブレスレット
、
飛吹 勘助
の手による
シーグラスネックレス
などを身につけた武道は、
早坂 恩
が作ってくれたシーウェーブの紹介チラシを配りながらお客さんに声を掛けてゆく。お祭り事なら任せとけ! と言うだけあって巧いものだ。
武道は開場前、集まってくれた仲間たちと円陣を組み、こう気合を入れていた。
「協力ありがとう! 売上も大事だが……何より皆このお祭りを楽しんでいこうぜぃ!」
シーウェーブの仲間たちは、この言葉を胸に刻みつけ、各々の仕事に取り掛かった。
「サァミーンナいらっしゃい!」
葡萄な武道は練り歩いている。
◇
猫田 忍
は、小柄で可愛い高校三年生の男子である。
妹が小学生になるまでは女の子が欲しかったという両親に女の子として育てられ、男として生活するようになった今でも家族に女の子の洋服の着せ替え人形にされることがある。性格は男らしいのだが、容姿が可愛すぎるのが罪なのだ。たぶん。
そんな彼が本日お見せするのは、空手五段の腕前を活かした
演武
である。
それもただの演武ではない。メイド服に身を包んだ忍が、ろっこんでお姫様みたいな女の子に変化して行う、
魔法少女メイドシンデレラ☆しのぶの演武
なのだ。
忍はメイド服の上から自分の胸に触れてみた。そこにあるふくらみは、しっかり手のひらを感じている。
「ろっこん……無事発動してます。武道さんありがとうございます」
宣伝に出かける前、ろっこんの発動のために優しく背中を撫でてくれた武道を思って、忍は胸の前で両手を合わせて礼をする。
クッキーの空き缶に投げ入れられる演武代。
気を練るように腕を回し、演武が始まる。はじめはゆるりと、そこから一気に鋭く繰り出される突き。腕捌きといい足捌きといい、さすがは空手五段の腕前だ。
「初代ネコキュア以降……」と新刊――ではなく、うちわに似顔絵を描きながら、
響 タルト
は感慨深げに言った。「魔法少女と格闘の組み合わせは、広く日本に浸透したよね。そこにメイドな要素を加えてきたとは……これは、来るかもね! いけー! 闘え、しのぶ!」
タルトの応援を受け、忍の技はさらに冴える!
大きな拍手と共に演武が終了した。忍はタルトが渡してくれた麦茶を一息に飲んだ。
「ふぅ、演武のあとの麦茶は沁みます。気が利きますね」
「そんな」とタルトははにかむ。「もし脱水で誰か体調が悪くなったりしたら、ブドー先輩が気にすると思うんだ、優しいから。そーいうことがないようにサポート出来たらなって思っただけ」
「そうでしたか。ところで、そのうちわ、可愛い絵ですね」
「あははー。ありがとう! 値段は迷ったけど、みんなの商品に合わせて特別定価500円で! 小学生には少し値下げしてあげようかな」
タルトが用意したのは裏面に武道のSDイラストが描かれた白いうちわだ。表面にはリクエストに応じて、その場で似顔絵などを描き入れることもできる。ネコミケで鍛えた売り子の腕はこんなところでも健在で、知り合いだろうとなかろうとおかまいなしにお客さんに声を掛ける。
緩いウェーブの黒髪に、黒のゴシックドレスを纏った少女が、タルトの前で足を止めた。まるでビスクドールのようにアンニュイでミステリアスな雰囲気の彼女は、二年芸術科の
三宅 葉月
だった。
ナンパも声を掛けるのを躊躇うような美しさの彼女に、タルトは物怖じせずに話しかける。
「いらっしゃい、新刊あります……じゃなかった、イラスト描きますよ!」
「うちわ……500円……」
「うちわ500円は高い? チッチッチ、わかってないなあ。内緒だけど、武道先輩が当選したらプレミアがつくこと間違いなしだよ? これでも出血大サービスです~」
ずいぶんまじまじと見ているのですこし期待したタルトだったが、葉月が興味を示したのは、お隣にいた
ロベルト・エメリヤノフ
の
手書きポストカード
だった。
「私のこと、描いて下さる?」
ロベルトは葉月が隣のクラスの女子だと気づくと姿勢を正した。自分の絵に自信を失っていた時期もあった。けれど、まさか自分の絵でお金を取るようになるなんて。
「ありがとう! じゃあ他の商品などを見ながらゆっくり待っててね」
すると葉月は首を振った。
「もういろいろ見たの。待っているだけじゃ暇だから、私もあなたをスケッチをしていていいかしら?」
彼女を描いている僕を描く?
面食らったけれど断る理由もない。
気恥ずかしさを感じながらも了承し、ロベルトはパレットに水彩絵の具をひねり出す。
モデルを見る。
(綺麗なひとだな……)
翡翠のような色をした瞳。縁取る睫毛は繊細な蝶の翅のよう。全体的に黒で纏めているはずなのに、何故か森のような静謐さを感じるのは、長い黒髪がすこし碧がかっているからだろうか。
ロベルトは美しいものが好きだ。一番好きなのは美しい少年だけれど、美しいひとを描くのは、その次くらいにロベルトの心を動かす。
スケッチブックの上に色鉛筆を走らせていた葉月がぽつりと零す。
「今日は気まぐれの日」
「気まぐれの日?」
「普段はあまりこういう人ごみの中へ来ることはないの。──騒がしい場所はあまり好きじゃない……というより、苦手なのだけれども、どんな人間にも気まぐれを起こす時がある。今日はそんな気まぐれの日」
「気まぐれの日、か……うん、そんな日はきっといい日だよ」
ロベルトは、ポストカードの上に淡く葉月の絵を描きあげた。緑と黒。まるで森の中に佇む貴人のよう。
「ありがとう。いい絵ね」
葉月はお代を払うと、スケッチブックを一枚破ってロベルトに渡した。色鉛筆でざっくり描かれたロベルトは、真剣なまなざしをしていた。
「これはあなた。気まぐれの日のあなた、かもね?」
気まぐれの日はきっといい日。すこしだけ、自信を取り戻した、いい日。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
137人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月19日
参加申し込みの期限
2015年04月26日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年04月26日 11時00分
参加キャラクター一覧
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