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【中間テスト】テスト狂想曲 ~先生問題作ってよ?!~
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「拓郎くんも来たんだー♪ みんなでハンバーグ作るんだって!」
陸上部のマネージャーである空音が手を振れば、拓郎もまた軽く挨拶。そして、あやめ達もまた一緒にハンバーグを作る事をしり、そこで彼は考える。
「とりあえず……、ハンバーグで数学を思い出させれば……いいかな?」
拓郎は1つ肯くと手を洗い、自分も手伝いに名乗りを上げるのだった。
こうしてあやめ、智瑜、円、拓郎が義弘と一緒にハンバーグを作る事に。空音と碧南は幸太と一緒に食器などの準備をしつつ待つことになった。
「定食屋の娘の腕前、お見せしますよ!」
任せてください、と手際よくタマネギのみじん切りをするあやめ。彼女はちらっ、と義弘を見て近づき、こっそりと「…つきましては見返りに今度の数学のテストで重要そうな部分を……」と迫ろうとした。が、そこでタイミング悪く円が質問に。
「せんせー、つなぎを入れるのに順番ってあるんですか?」
「いや、特にはない。タマネギは炒めてから荒熱をとってから入れるという点だろうか。あ、パン粉は牛乳に浸しておくといいぞ」
円がメモを取りながら感心したように溜息を吐く。あやめは「後でもう一度お願いしようかな」と作業に戻りつつ考えながらも他のものも用意する。
「ハンバーグを美味しく作るコツは
1:つなぎに麩と寒天と牛脂を入れる
2:タマネギを細かく切って10分程度じっくり焦がさないように炒める
3:焼き方は野菜を下に敷いた蒸し焼き
この3点ですっ!」
と、黒板にびしっ、と書いてくれた。これには皆、目から鱗である。
「パン粉と卵のほかに、という事か……?」
義弘は感心したように呟き、円と共にメモを取る。
その様子を見つつ拓郎は大きなボウルを用意し、冷蔵庫から牛乳を取り出して、容器に移したパン粉へと量を見ながら注いで混ぜる。その間に智瑜は用意されていたお米を研ぎ、炊飯器のスイッチを入れていた。
(調理中にでも、やる気が出なくなった原因を聞いて置きたいですね……)
智瑜は添えの野菜を切っておこうとまな板と包丁を用意。トマトを切ろうとして、ちらり、と義弘を見た。何気なくあやめや円との距離が近い気がして、胸の中がざわめく。
(まさか、お2人とも桐島先生の事が……?)
そういう気持ちは一欠けらもない2人なのだが、恋は盲目、勘繰ったらキリがない。
(そうじゃないとしても、なんだかこう、不安になってしまいます……)
心の中がモヤモヤで一杯になり、思わずトマトを切りながらこんな事を呟いてしまう。
「まさか誰かに恋して上の空で、テストの問題作りが手につかない、とかじゃないですよ……ね?」
その一言と包丁で、場の空気が一瞬凍りついた。心なしか義弘の表情が強張った気がする。しかし、何か察したのか笑顔であやめは智瑜に耳打ちした。
「ああ、宮祀さん。安心してくださいね。私、桐島先生はちょっと好みじゃ……」
「そう、ですか……? (ちょっと安心、でしょうか)」
先程の『リリスの微笑み』の効果がほんのり及んでいたのも効いたのか、智瑜から放たれた冷気は直ぐに収まった。そしてこっそり「応援しますよ」と付け加えれば智瑜の頬が朱に染まる。
(ズボンのお尻が破けた事に気付かないままエプロンつけている人なんて)
と、思わず想像して首を振るあやめ。因みに現在、義弘のズボンは破けていない事を付け加えておく。彼女は気を取り直して
「タマネギ炒めますから、桐島先生は宮祀さんのお手伝いをしてもらってもいいですか?」
とお願いした。
因みに、女性慣れしていない節がある幸太とリアルな恋愛に慣れていない空音が僅かになみだ目になりながら手を握り合ってガタブルし、碧南が「大丈夫だから」となだめたりもしていた。
そんなこんながありつつも、落ち着きを取り戻した空音はこんな事をぽつり、と呟く。
「桐島せんせーって、嫁ポジションなのかな?」
「え?」
首をかしげる碧南の傍らで、空音は徐々にヒートアップ。ぐっ、と拳を握り締めて興奮気味に語りだす。
「桐島せんせーってば、主夫ポジションだ! おいしい!! やっぱりそっち系の人なのかなぁ? だって
この間も五十嵐先生と熱々な感じだったしなぁ~
」
妄想がはかどるわぁ、と頬を紅潮させて身悶えする空音。その様子にきょとん、とする幸太は不思議そうにしているが、何となくイメージが沸いた碧南は思わず「ゲームにそういうネタがあったかも……」と思ってしまう。
(よーし、冬のネコミケ……桐島せんせーメイン本追加で、五十嵐せんせーとの純愛モノと、浅井せんせーとのほのぼの夫婦モノの二本立て本でいくかなぁ。今が10月でしょ? それで制作中の物が複数あるから、今からスケジュール組んで、入稿間に合うように頑張らないと地獄見るね! うん、でもいけるいけるっ!!)
すっごくやる気に満ちた顔の空音だが、その心の声はわかる人にしかわからない。内心でメラメラ燃えているのはいいのだが……?
「目的、忘れてないよね。というか、元から目的見失ってない……かな」
思わず呟く碧南だった。
「えーっと、次は捏ねるんだよね!」
円が作業を確認し、拓郎が肯く。目の前では義弘と智瑜がひき肉をボウルに分けているところで、2人は牛乳に浸したパン粉と卵、塩、荒引き胡椒、あやめが準備した寒天と牛脂を用意している所だった。タマネギもそろそろ荒熱が取れるところだろうか。
「それにしても……、先生は何か悩んでいるのかな?」
「そうだったら……、解決したい、な」
円と拓郎は並んでそれとなく言い、ちらり、と義弘を見る。2人が見た限りでは悩んでいる様子はないように見えたが……。
拓郎は材料をチェックし、こくん、と肯く。
「ともかく……、今は、皆で……ハンバーグを、作ろう」
「そーだねー♪ あ、チーズっていつ入れるのかなー?」
円も笑顔で答え、チーズを取りに行った。
この時は誰も想像していなかった。ハンバーグにかける情熱(?)か、義弘のやる気を出させるためか。熱い戦い(?)が家庭科室で幕を開ける事となるなどとは……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
菊華 伴
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年04月26日
参加申し込みの期限
2015年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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