カオス・オブ・フニャンゲリオン｜リアクション

カオス・オブ・フニャンゲリオン

「やったか！？」

　ノイズだらけのモニター越しに使人の姿を探す修。
　しかし、辺りはもうもうと立ち込める煙で視界がままならず、使人の姿はおろかその残骸も見付けることは出来ない。
　ＴＥＯ爆弾の威力で木っ端みじんにしてしまったのだろうか――

「油断しちゃいけない、修君！　真下だ！」

　ピーターが警告するよりわずかに早く、弐号機の足元の地面が割れ、満身創痍になってコアを露出させながらも使人が襲いかかった。
　突然の不意打ちに反応が遅れた弐号機は態勢を崩され、使人に馬乗りになられてしまう。

「しまった！」

　フニャのコクピットに向けられた攻撃。防御も間に合わない――修は思わず目を瞑った。

　一瞬の後、轟音が周囲に鳴り響く。

　……

「零号機！　零！？」

　そこにはフニャトロンスナイパーライフルを構えた零の零号機の姿があった。
　煙が晴れ、コアを目視できるギリギリのタイミングまで待機し、チャンスを待った零とナスティの必殺の一撃が、今まさに弐号機にとどめを刺そうとしていた使人のコアを撃ち抜き、木っ端みじんに粉砕した――

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