寝子暦13XX年――
人類は未曽有の危機に晒されていた。
どこからともなく謎の侵略者、使人(しと)が襲来し、人類に向かって牙を剥いたのだ。
使人は巨大かつ強力で、人類の保有する通常兵器ではその破壊行動を押しとどめるには不十分であった。
だが人類は使人に対抗するため、特務機関ニャルフを設立。
人類最後の希望の砦、ニャルフ本部は日本の神奈川県木天蓼市、寝子島の寝子島高校地下に設置され、世界中から選ばれたエリートの頭脳と人類の英知を結集し、汎用人型決戦兵器・人造人間フニャンゲリオンを建造するに至った。
ここに使人の侵略に対する人類の反撃が開始されたのである。
フニャンゲリオンは今までの通常兵器と異なり、使人に有効な打撃を与える事が出来る数少ない例であったが、その反面にパイロットは未成年の少年少女――特に思春期の十代が好ましい――に限られるという制限と、その建造に非常にコストがかかるというデメリットを有していた。
ニャルフ本部に所属するパイロット、楔 シンゴは度重なる出撃により心身の疲労は耐えがたいものがあった。
そしてシンゴはついに任務中に受けた敵の攻撃で深手を負ってしまい、出撃不能となってしまったのだ。
だがそんな時にも関わらず、使人の攻撃はやむ事が無かった。
「巨大サンマ型使人、寝子海岸に接近します! 特殊弾頭の仕様を許可します。
戦闘ヘリ、戦車部隊は海岸線でこれを防いでください!」
オペレーターが悲鳴に近い声を上げる。
「シンゴはまだつかえないのか……?」
ニャルフ司令、楔 ソウダロウが机に肘をついた姿勢で言った。
「はい。とても今回の作戦には間に合いそうにありません」
ニャルフの作戦部長、鏑煮 アヅサは内心の焦りを隠して努めて表面上の冷静を保っていた。
「何とかしろ。どんな手段を使っても構わん」
「はい。了解しました」
この危機に及んでアヅサは大胆な対応策を切り出す。
「仕方がないわね……とりあえずは、対使人特殊弾を搭載した戦車とヘリで足止め。
その間に、諜報部は寝子島中からシンゴ君の代わりを連れて来て。それも3人お願い。
初号機は応急修理でとにかく動けるように。
それから、まだテストもしていないけれど完成したばかりの弐号機、
そして封印した零号機も出せるようにしておいて。
いざとなったら3体ぶつければ何とかなるでしょう――」
「やれやれ……作戦部長さんは無理をおっしゃる……だけどやるしかない。
探してきますよ。シンゴ君の代わりを……」
諜報部員の黒鷺 シュンスケは肩をすくめながら、アヅサの無茶な作戦はいつもの事だと諦め半分で了承した。
……という夢です。
夢ですが、ガイドはしっかり最後まで読んで参加して下さい。
『兆世紀フニャンゲリオン』は、全国放送されたテレビアニメで映画化もされ、多数のグッズ展開もされた人気作品です。
フツウの中学生、楔 シンゴ人造人間「フニャンゲリオン」で謎の敵「使人」と戦う物語ですが、今回の夢はあくまで夢です。
皆さんには、フニャンゲリオンの登場人物となって、重傷をおって出撃不可能となったシンゴの代わりに使人と戦ってもらいます。
選択肢は三つ!
1:フニャンゲリオンパイロットになる。(未成年推奨。募集数1~6人)
フニャンゲリオンは3体あり、それぞれに最低1名のパイロットが必要です。
特別装備として複座式に(座席を二つに)する事により、2名で動かす事も可能となり、
不慣れなパイロットの能力を助けあう事で補助する事もできます。
ただし、フニャンゲリオンは非常にデリケートな兵器で、パイロットの精神状態によっては、
暴走したり機能停止に陥る可能性があります。
乗る事が出来る機体は以下の3体です。掲示板を利用するなどしてパイロットを決めて下さい。
ミスなどで定員以上の人数が乗る事になった場合、誰かが外に追い出されます。
パイロットの年齢は十代であるのが好ましいとされますが、違っても構いません。
ただし、その場合何かしらのペナルティが発生する可能性は多分にあります。
・初号機:楔 シンゴの乗っていた機体。先の戦いで大破したが応急修理で何とか動く状態にされている。
潜在能力は三機のうちで最も高いが、やや安定性に欠け、暴走しやすい傾向にある。
・弐号機:完成したばかりの新型機。安定した能力を出せるように暴走しにくい調整がされているらしい。
・零号機:封印されていた試作機。旧型で能力に劣るが非常時の為、緊急に出撃準備がされた。
2:フニャンゲリオンをサポートするオペレーターになる。(募集数1~3人)
ニャルフ本部の指令ルームから、通信・分析・指示などを行って、パイロットをサポートします。
フニャンゲリオンは非常にデリケートな兵器の為、パイロットだけでは能力を全て発揮するのは難しいです。
オペレーターの適切なサポートでその能力を数段引き上げる事が出来ます。
また、思春期のナイーブな少年少女のパイロットが戦意喪失したり、指示に従わないなどの
不測事態が起こった時には、フニャンゲリオンの操縦権を奪って指令ルームからリモートコントロールしたり、
最悪の場合、自爆させたりもできます。
3人いれば3体のフニャンゲリオンそれぞれにサポートが出来ます。
人数が足りない時は掛け持ちでのサポートになります。
3:戦闘ヘリ・戦車のパイロットになる。(人数制限無し)
特別に開発された、使人に有効な対使人特殊弾を搭載したヘリや戦車で出撃し、
時間稼ぎやフニャンゲリオンのサポートを行います。
ただし、戦闘能力はあまり期待できません。
必ず上記3つの中から選択肢を選んで決めて下さい。
上記に無い立場や行動は選べません。(一般市民になったり、シンゴに会いに行くなどは出来ません)
まずコメントページの最初の書き込みで、自分のやりたい選択肢を宣言して下さい。
人数制限のある選択肢で人数が溢れた場合、サイコロの目の合計が多い人を優先する事にします。
同点の場合は、再抽選して決めてください。
フニャンゲリオンが複座式になる時のパイロットのペアの組み合わせやオペレーターがどのフニャンゲリオンをサポートするかなどは、掲示板などで話し合って決めて下さい。
使人に勝つか負けるかは皆さん次第です。
最悪、人類滅亡の可能性もあるので、油断する事のない様に頑張ってください。