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進路相談、君等の道2【体育科編】
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●体育科2年10組その1
【
冴木 竜司
の場合】
ロリっこボディな
相原 まゆ
先生と竜司の進路相談と言えば、これがなくてははじまらないだろう。
「まゆ先生ー! 今日は一段と綺麗な御姿、ありがとうございます! 俺と幸せな家庭を築きましょう! 結婚してください!」
ずさーっとスライディングして教室に飛び込んできた竜司が指輪を差し出す。
それをまゆ先生がすかさず手刀で叩き落とす。
「どいひー!! そんな愛の鞭も好きですー!」
はい。ここまでがお約束です。
「落ち着いて座りなさい、竜司くん」
はあっとため息をついてまゆ先生が椅子をすすめる。竜司はそこに斜めに掛けて、まゆ先生の手を握る。
「今回もフラれてしまいました……傷心なので今度お食事にいきませんか?」
「いきません」
「ニャルキーどうぞ」
あの手この手を用意している竜司である。『ニャルキーは猫の味』のCMで有名なミルクキャンディーを愛してやまないまゆ先生は、竜司が出したそれが新作のチョコチップクッキー味であることを見てとると、
「しょうがないわね。ニャルキーに免じて今までのことは水に流してあげる」
と言って、ぽいっと口に放り込んだ。
「それで、その後どう?
教師になりたいからマタ大志望
ってことだったけど、勉強してる?」
すると竜司はそれまでのおちゃらけた雰囲気から一転、真面目な顔になった。
「実は……木天蓼大学教育学部にスポーツ推薦で入りたいんですよ」
おや、とまゆ先生は瞬きした。てっきり一般入試で受けるつもりかと思っていたのだ。
「いや、試験に合格する自信はあるんですよ? けど確実性が欲しいんですよ」
「スポーツ推薦で入るってことは、大学でも陸上を続けるのが条件になるけどいいの?」
「はい。陸上はある娘との約束でもあるし、俺自身楽しいから続けたいです。けど、まゆ先生みたいに誰かに道を示してやりたい……昔の将来に希望なかった俺やあの娘を救えるような奴になりたいんです」
竜司の眼差しは、自分に指輪を差し出すときよりずっと真剣で。
「やだ、ちょっとイケメン……」
まゆ先生はごく小さな声で呟いたのだけれど、竜司はそれを耳ざとく聞き留めるや再度指輪を出し、
「じゃ、結婚し」
「いやそれはないけど」
……最後まで言わせて貰えなかった。
「えっと、スポーツ推薦だったわね。マタ大教育学部の場合だと、保健体育が専攻の場合はスポーツ推薦も可能よ。まずはスポーツで際立った成績を残すこと、学業の方も一定のレベルがないと推薦できないわ」
成績は悪くないからただの推薦も可能かもしれないけど、と付け加えてから、まゆ先生は竜司を見つめた。
「陸上、そんなに続けたいと思ってるなんて知らなかったわ」
「夢は大学駅伝、アマチュアの市民駅伝出場です!」
「いいじゃない! 陸上選手、合うと思う。先生の勘よ、竜司くんホントはやるときゃやる男でしょ?」
まゆ先生は心からホッとしていた。
前の時は「女子小中学生に囲まれて生活したい」と言っていて、ちょっと心配だったのである。
なによ、真面目に考えてるんじゃない。
……それがわかって、まゆ先生の頬は自然と緩む。
竜司が去った教室で、まゆ先生は口の中でニャルキーを転がしながらひとりごちた。
「がんばれよー、青少年!」
【
宇佐見 望月
の場合】
さて、悩める青少年がここにもひとり。
「望月くん。困ったときほど正直に言う方がいい、という先人の格言に従って、正直に言うわ」
まゆ先生はびしりと言った。
「赤が多すぎよ!」
赤、赤、赤のオンパレード。
色鮮やかなそれは、望月の1学期期末テストの成績表である。
望月はのっけから頭を抱える。
「うあー……いきなし成績のことは言わんといて下さいまゆちーセンセ」
「現状を正直に把握するのよ。進学希望なんでしょ?」
望月は神妙な顔で頷いた。
「進学してぇけど、学費が大変だと思うんだ。……どうやったらお金かけずに進学できっかな?」
「そうね。お金云々はあとにして、まず、なぜ進学したいか教えて? ただ大学に行ってみたい、くらいの気持ちなら勉学にお金を掛けるより思い切って就職する方が道が開けるかもしれないわよ」
すると望月は、自分の中にある曖昧な雲をひとつづつ捏ねて形にするかように、考えながら話しはじめた。
「俺……栄養方面とか、トレーニングとかそういうのを他の人に……ってか、他の選手に伝えるようなそんな仕事も良いかな? って思ってるんスよね……」
「スポーツする人をサポートするような仕事ね」
「家庭科は何とか知識あるっス」
望月は家がお好み焼き屋だし、自身もアウトドアクッキングが趣味で、料理はイケルクチだ。
「お金がかかんない公立でスポーツ科学科ってねーっスか?」
まゆ先生は資料をめくってうーんと唸る。
「手元には私立の資料しかないわねー」
「マヂで?」
「それより以前に、この成績じゃ受験もままならないわよ!」
「……やっぱし? うあー!!」
しかし彼の取り柄はポジティブシンキング!
「ま、勉強は姪っ子に教わるからいいっス」と言いきり、それよりも、と続けた。
「問題なのは、学費なんスよ。これ以上ねーちゃんに無理させらんねぇっつか。ただでさえ部活道具とか合宿の学費とかで出費多いっつーのにさ……姪っ子なんてそういう所考えて部活選んじまってるし」
家族のことを思ってしんみり。
「奨学金制度とか貰えるのって、やっぱそれなりの成績がないとマズイっスよね?」
「それはそうね」
「諦めて地元のマタ大に入って、スポーツ特待から他大狙うのが現実的っスかね? ……推薦に必要な内申って、何年からっスか?」
「1年からよ」
「え?」
「1年から3年までぜんぶ、です!」
望月は、頭に東大寺の鐘でもぶつけられたかのような衝撃を受ける。
「今日のあたしは正直なの! 2年でこの成績で、推薦は正直難しいわ!」
「あばばばば!?」
「でも!」
とまゆ先生は人差し指を立てる。かなり真剣に息を詰めて。
「世の中には、
AO入試
っていうのもある!」
AO入試は面接や小論文の比重が大きく出願者の個性や適性を重視して選ぶ方式で、その代わり一般入試より筆記試験の難易度が低いことが多い。だからといって甘くはないが、もし望月がその気なら、こちらの方が合っているのではないかとまゆ先生は考えたのだ。
これを狙っていくにしても、しゃんとしなきゃだめよ、とまゆ先生はきつく釘を刺した。
「お金のことが心配なら尚のこと本気出しなさい。本気を出せばその夢にお金を出してくれる人はいるから!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月16日
参加申し込みの期限
2015年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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