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進路相談、君等の道2【体育科編】
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●体育科2年9組
【
音海 なぎさ
の場合】
なぎさは畏まって座っていた。
2学期から転科して体育科の一員となったなぎさはまだ、担任の
上野 睦子
先生と親しい間柄ではない。
上野先生はいつものように着物の襟を正し、ぴんと背筋を伸ばして、美しい所作で書類を捲る。
「音海さんは救急救命士になりたいという夢を叶えるため、うちのクラスに来たのでしたわね」
「はい。皆を怪我から救いたいと思っています」
この夢は、一学期に
若林 沙穂
先生に相談したときから変わっていない。
変わったのは、そのために行動を始めたこと。
「じつは前に若林先生に持久力をつけるにはどうしたらいいか聞いたら、『お百度参り』を奨められて」
「お百度参り? それはまた古風ですわねえ」
思いもかけない単語が出てきて、上野先生も興味が湧いて来たらしい。
「音海さんはそれを続けてるんですの?」
「はい。どれだけ効果が上がったかはわからないけれど、少なくとも自転車ですぐにバテるような状態ではなくなったことは確かです」
「まあ。とても興味深いですわ」
この話をきっかけに場はぐっと和み、なぎさと上野先生は軽やかに互いのことを口にしあった。
なぎさがはじめ芸術科を選択したのは、元々の学校で芸術科だったから、とか。
北国生まれのなぎさにとって、寝子島の夏は暑くて大変だった、とか。
「保健室がよく満員で、この学校本当怪我人多いですよね」
なぎさがそんなことを漏らすと、上野先生はくすくす笑って、
「それは本当に怪我かしら? 他にお目当てがあるのではなくて?」
と愛嬌のある顔を見せる。
知りたがりのなぎさにせがまれて、上野先生もまた、初孫がおすわりできるようになったことを話した。
「上野先生はきっと、おうちではいいおばあちゃんなんでしょうね」
となぎさが言うと、上野先生は、あら、と照れた。
「わたくしの話をする場ではありませんでしたわね。どうぞあなたの話を続けて頂戴」
場がほぐれたことを感じたなぎさは、上野先生が専門外であることを承知しつつこんなことを聞いてみた。
「体力づくりをやりながら、専門が保健で、重要なことはありますか?」
上野先生は顎に手を当てすこし考えた。
「もちろん勉強は必要です。でもそれは、あなたならきっと出来ますね。それ以外で、わたくしに言えることは……そう、あなたはたくさん、人の『いいところ』を見ていたらよろしいでしょう」
「いいところ、ですか?」
「ええ。あなたの選ぶ道は辛いこともきっと多いことでしょう。そんなときあなたが『人間なんてくだらない生き物だ』と思っていたらどうかしら? とてもじゃないけれど耐えきれないと思うわ。けれど、あなたが人の素敵なところを沢山見て、知っていたら、それはあなたの心を支える大いなる杖になると思いますよ」
それはわたくしも同じ。
そう言って上野先生は自分の胸元に手を当てる。
「先生という職業も、あなたたちが素晴らしいと思うから続けられるのです」
上野先生と少しわかりあえた気がする。なぎさは一礼してその場を後にする。
そしてその足で、元担任の沙穂先生の控室へ向かうことにした。
「沙穂先生にムチャぶりしたけれど、いいアドバイスもらえたなって、今は思っているんです」
そう伝えたいと思ったから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月16日
参加申し込みの期限
2015年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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