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進路相談、君等の道2【体育科編】
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●体育科1年9組その1
【
後木 真央
の場合】
名前を呼ばれ教室に入り、担任の
高野 有紀
の正面に立つと真央は一息に捲し立てた。
「真央ちゃんは理学療法士になりたいのだ、第一志望は名古屋大学ですのだ、第二志望は理学療法士学科のある国公立大学、最後が国立東名古屋病院附属リハビリテーション学院ですのだ」
高野先生は、一瞬面食らったような顔をした。が、すぐにいつもの快闊な笑みを浮かべる。
「よく調べたじゃないか」
「学費についても調べたのだ。私学も専門学校も年間授業料は大差ないのだ、それなら約半額な国公立大学がいいのだ、特に地元で名古屋が良いのだ!」
「そうか。うん。目標がしっかり見えてるってのは歩む道が見えてるってことだ。すごくいい」
で。
と高野先生は意味深に手元の成績表に目を落とす。
真央は、いままでとは打って変わってトーンを落とした。
「学院は入試前奨学金制度併用だから……真央ちゃんの頭じゃ厳しいかなぁ、と……」
「だね」
あっさり返され、がくっと凹む。
「よく分かってるとは思うが、頑張らないとな」
高野先生は笑って、でも本気でバンバンと真央の背中を叩いて元気づけた。
真央は涙目で先生の足にすがりつく。
「有紀ちゃんセンセー、頭のよくなる勉強法伝授ぷりーずなのだっ!」
「カカカッ! 私は体育教師だからそのへんは門外漢だが、なに、勉強も体力だ! 腹筋から行っとくか?」
高野先生の笑い声は朗らかだ。
「がんばろうな、後木!」
【
郡 トモエ
の場合】
「まだどうしたらいいのかわからないの……」
いつも元気印のトモエが、めずらしく糸のない風船みたいに曖昧に首を傾げる。
進路希望調査票には
『進路志望:就職……かなぁ……?』
と疑問風に書いてある。高野先生はそれを見てから、改めてトモエに視線を戻した。
「『かなぁ?』かい?」
「経済的な事情なんよ。うち、母子家庭だから。でも……うーん」
高野先生が、うんうん、と先を促す。
「お兄ちゃんやお母さんにも相談したけど、二人とも大学へ行って良いよっていうん……でも、お母さんも働いてお兄ちゃんもバイトいっぱいしていて、うち学校通ってるから大学まで行って良いのかなぁって悩むんよ。うちが大学行く頃は確かにお兄ちゃん就職時期だけど」
「家族に迷惑かけるんじゃないか、と? やさしいなあ、郡」
高野先生は目を細めた。
「事情はいろいろあるだろう。だが、ご家族がそう言ってくださってるのに勝手に我慢するのはおすすめしないぞー。人生って必ずつまづくもんだし、つまづいたとき『あのときほんとはこうしたかったのにな』って思うのと、『自分で選んだんだからしょうがない、やったろ!』と思うんじゃ全然違うからな。ご家族だってあとから『あのときほんとはお金があったら』って言われたら……、想像つくだろ? 自分のためにも、まわりのためにも、納得できる選択をしような」
そういわれても、とトモエは頭を抱える。
「ぐるぐるしちゃって決められないよぅ……」
「じゃあ、ちょっと考えを整理してみようか。高校生やってると大学に進学するのがひとつの目標になりがちだけど、大学って結局『道具』だと思うんだよな。何かやりたいことがあって、そのために必要なら行けばいいし、そうじゃなければ行かなくてもいい。郡は何かやりたいことはあるかい?」
「走るのが好きだから陸上は続けたいなぁ、でもそれならそういう部活みたいのがあるところとかお仕事で走ったりするのでもいいのかなって思ったから、そんな会社があったらそこを目指しても良いのかなぁって思ったりもするし、大学っていうか専門学校とかもあるんかなぁって……」
あーんすっごく悩むんよぉ! とトモエは高野先生にしがみつく。
「高野せんせーはどうして先生になったの……?」
「私かい? 身体が動かすのが好きだったからそっち系で、とは思ってたかな。それと……前に話したことあったかもしれないが、中学の時に世話になった先生がいて。その先生への憧れみたいなものが、決め手……だったかもしれないなあ」
高野先生はカカカカッ! と笑うとトモエにウィンクしてみせた。
「私だって最初はふわっとしたもんだったさ。そんな私にもある日選択するときが来た。郡はいま、そのときのために、いろいろ考えたり悩んだりする時期なんだろうな」
いいじゃないか、と先生はいう。
「まだ先のことはふわっとしてても。いつか決める日は来る。その日のために」
今はまだ、ふわっとしててもいい。
それじゃだめなのかなって思ってた。
焦りばかりがあって、どうしていいかわからなくて。
でも先生にそう言って貰えて、ふっと肩から力が抜ける。
「今すぐ決めなくても良いのかなぁ……どうせなら大学見に行ったり就職先を見に行ったりして決めたいなぁ」
「そうさ。いろいろ見たり聞いたりするといい。……って、ほら。自分で決められただろ? 『大学見に行ったり就職先を見に行ったりして決めたい』って。人生ってそういうちっちゃい決断の繰り返しさ。大丈夫。それが郡の道になるよ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月16日
参加申し込みの期限
2015年02月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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