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ウレシハズカシ男子会
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男子会らしいお喋りで場が温まったところで……。
武道が「皆の女の子へのあれこれがわかってきたし……更に乙女心に迫ってみようか!」と取り出したのは、乙女ゲーの攻略本だった。
「乙女心を知るならこれでしょ、これ! これをお手本に告白シミュレーションでもしてみようじゃなぁい☆」
皆、思い思いのシチュと台詞を作って、告白の練習をしてみる、ということのようだ。攻略本はその参考に、とのことらしく、中には模範的告白台詞が載っている。
「それはまぁ面白そうだけど……誰相手にやんだよ?」と正也。
「それはもちろん……あ・た・し?」
しゃなりとたくましい身体でしなを作って、武道は「武美ちゃんでぇっす☆」とばっちんばっちんウインクを飛ばすと、ドッと笑いが起こった。笑っちゃまずいかな、とこらえているのは寝太郎ぐらいだ。
「相手が志波兄って、さすがに無理ないだろうか。オス度高過ぎだし」
謡がローテンションで突っ込むと、何故だか剛が「しゃーないなー」と立ち上がった。
「ここはひとつ、俺が女子役を……」
「同じだわ!!」
綺麗に突っ込む声が揃った。
「見た目が男過ぎなんて、気にすんな! 我慢せえ!」
「まったく……誰も彼もわかってないな。仕方がない、俺がひと肌脱いでやる」
ため息を吐いて、今度は修が立ち上がった。
「男子は情けないわね、まともな演技もできないなんて、女子を理解していない証拠よ」
「ク、クールな修くんが、突然クールな学級委員長キャラに……!?」
「どうしたの、八城くん? 私の演技に問題でも?」
女性らしい仕草を意識しつつ、なりきって、修美はビシッと指を突きつけた。
「いいぞー、よりどりみどりだなー。がんばって女の子になりきるのよ、乙女たちー」
謡は心のこもらない声で拍手を送る。
とりあえず、女子役は3人で。好きな相手を選んで告白練習をすることに決まった。たぶん、好きな相手はいないと思うけど。
「まぁいきなりやれ言うてもハードル高いやろし、ここは剛さんがお手本見せたるわ」
剛は武美を相手に選び、そっと手を肩に置いた。
「俺、笑うとるお前が好きやねん。ずっとその笑顔見たい……俺に守らせたって。どんな怖いことからも必ず俺が守ったるから」
ストレートな告白に、おおおーーっ、と声が上がった。
「どんなときも俺が一緒や。雨の日も風の日も傍におるで。話相手がほしいときはいつでも呼んだって。すぐ駆けつけるし、おもろい話で笑わせたる。それからそれから……」「ちょ、ちょ、長い! 長いよ、剛くん!」
武美の言葉で、ハッと我に返った。根が人を大切に思いすぎる気質なだけに、こういう状況だと知らず知らずの間にやりすぎてしまう。
「あ、えーと、どうやろ?」
「なんか服部らしい告白で、いいと思うけど」
「でも、もう少しサラッとしたほうがいいんじゃないすかね。気持ちは伝わってきましたけど、そ、そんなに言わなくてもっていうか、うん……」
正也と昌也が言うと、剛は「うーん、ちょっと剛さんの愛が重かったかぁ? 難しいなぁ!」と頭を掻いた。
・・・
「本気でやんのかよ、これ……」
乙女ゲーのことはよくわからないが確実に間違っている気がする……拭いきれない疑念を抱きながら、庚は攻略本のページをぱらぱらとめくってみた。
「なになに、“魂のダムが決壊した”。……はぁ? ほんとにこんな台詞需要あんのかよ?」
俺の守備範囲じゃねぇな……とそっ閉じしようとすると、ふと、じぃーーっと寝太郎が自分を見ていることに気づいた。
「あ? 何見てんだよ?」
「……思ったんだけど、御剣君と如月君ってなんかキャラ被ってない?」
「え? 俺と如月が? そ、そうか……?」
「全然被ってねぇだろ。なんで一緒になんだよ」
「でもほら、乙女ゲーだと『クールな一匹狼キャラ』っていうのがいるんだけど、ふたりともこの枠だよ?」
「まぁホスト部の連中と比べりゃ、俺は人とつるむ機会は少ねぇかもしれねぇけど……」
「ただ、キャラ被ってるって言われてもな……」
「それならイメチェンしてみたら? せっかくだし、今ここで」
寝太郎は鞄の中に入れてあったワックスで、刀の髪をセットし始めた。思い切って雰囲気を変えるために、普段、刀がしないだろう髪型に。それから、伊達眼鏡。これらを組み合わせた結果……。できあがったのは、折り目正しく七三分けになったクールな委員長。
「……意外と似合うんじゃねぇか?」
「ほ、本当か、如月? 全然しっくりこないけど……まぁいい、これでいくか」
キリリと眼鏡を押し上げ、武道……もとい武美ちゃんに向き直る。武美を選んだ理由は、この中じゃ1番仲がいいから、だそうだ。
「ヤダ……刀くん、いつから武美のことそんな目で見てたの……!?」
「違います! けど、やるからにはマジでいきますよ……!」
武美の腰に腕を回し、抱き寄せたら指で軽く顎を上げて囁く。
「“俺以外の誰にもお前を好きにさせない”」
武美の瞳をまっすぐに見つめ、さらに囁く。
「“緊張しているのか? 体が固いな……おい、武美。体の力を抜けよ”」
決まった。この告白には、ヒュー! と声が上がった。
「ははは……ど、どうでした、志波先輩?」
「武美、強引な男は嫌いじゃないゾ☆」と刀のおでこをつん。
「死ぬほど気持ち悪いですけど、結構気持ちいいですね。告白なんて、滅多にできることじゃないから」
「じゃあ、御剣君の次は、自分がやってみようかなぁ」
名乗りを上げたのは寝太郎だ。乙女役には、俺選んでや、とうるさいので剛を指名。
俯き加減でもじもじしながら、傍に行くと上目遣いで、彼の顔を覗き込んだ。
「“もっと一緒にいたいなぁ……”」
「!? なんや、このわき上がる気持ち……これ、くすぐられとるんは、剛さんの母性?」
男同士でも、面と向かって言われるとドキッとしてしまう。
「ええ、武器持っとるやん、猫島。それ使えば、女の子はイチコロや」
「あはは、本当? 良かったぁ!」
次は俺がいってもいいかなー、と今度は謡が名乗りを上げた。
「俺だって本気出せば、イケボと俺の中で話題なんだから舐めるなよー」
ぼんやりした雰囲気から一転、本気モードの謡は相手に選んだ武美に壁ドンすると、耳に触れるほどの距離で告白。
「“他の男より、俺のほうがイイってこと、今からじっくり教えてやるよ”」
男らしく乙女心をぎゅっと掴むような台詞に、武美の筋肉もしびれた。
「謡くんったら、見かけによらずダ・イ・タ……ん?」
何故だろう、その言葉を聞いた瞬間、武美の胸がトクン……と鳴った。
——え、あ、な、なんだ今の? トクン……って。こ、この胸のときめきは一体……!?
気づいたときには、武美は謡の薄い胸に飛び込んでいた。
「……お? どした、武美ー」
「ムチャクチャにして!!」
突然、野獣のように謡を押し倒した武美に、初めは「何してんだよー」と笑っていた皆も次第に「なんか武美ちゃんの目、マジじゃね?」と波が引くように冷めていった。
誰も、発動させた謡自身も無自覚だが、これが彼のろっこん『他律による略奪』。対象に触れながら、耳元で愛を語ることで対象を魅了する恐るべき力なのだ。
「抱き締めて! もっとぎゅってして!!」
「えー、武美の身体ゴツゴツしててやだなー」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年03月04日
参加申し込みの期限
2015年03月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年03月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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