「何故……!」
桐野 正也は涙目だった。
「何故俺はこんな恰好を……!」
ある日の放課後、2年10組まゆちゃんクラス。
教室は飾り付けられ、まるで深夜のバーのような煌びやかな雰囲気が作られている。
相原 まゆ先生が「面白そう、いいわよー」と快く提供してくれたこの教室が、本日の
寝子島高校ホスト部の活動場所だ。
女性を持て成すマナーや喜ばすテクニック等を皆で勉強していこう……というのが部の主旨であったが、本日の活動は何故か
「男子の男子による男子のための男子会」。
「何故……!」
正也は準備をしながら、しきりに首をかしげる。
誰が言い出したのか、どの話がどうなって何がどうしたら「男子会」になるのか、さっぱり分からない。
「何故ホスト部はこんなことを……?」
そして、ふと自分の姿を見てまた思う。
「何故……!」
ホスト部のある生徒は言う。
「正也。それは、男子会だからだ」
「なるほど……いや待て! 何故だ、何故なんだ……!!!」
答えがあるとしたら、それは青春。
ホスト部主催
「男子の男子による男子のための男子会」、廊下をたまたま歩いていた男子生徒をつかまえて、いざ開幕にゃん!
こんにちは。
ホスト部さん、桐野 正也さん、ご登場ありがとうございます。
ご参加いただけた場合、作中でにゃんこエプロンになるかどうかはお任せいたします……。
さて、男子オンリー男子会です。
男子だけで女子をもてなす技を練習したいとか、思ったかどうかは不明ですが、
今回は、ホスト部主催の「男子会」を企画させていただきました。
心の性別が男子のPCのみ、ご参加ください。
エロ本拾って盛り上がったり、好きな子の話を匿名でしてたら実は同じ子が好きだったり!
女子抜きだからこその楽しさがあるんじゃないでしょうか。
場所は、2-10の教室。
時間は、とある金曜日の放課後。
アクションによっては、場所や時間が多少広がる可能性はあります。
男子だけだからこそのばかばかしい遊びや、男子同士の恋の悩み相談など、
男の子だっていろいろある! はず! 盛り上がっていきましょう!