テスト勉強なんかよりチャーハンが食べたいです。｜リアクション

テスト勉強なんかよりチャーハンが食べたいです。

　志田朝陽はハイだった。
　とにかく空腹だった志田はチャーハンを求めてシーサイドタウンを彷徨っていた。
　そこへ路上に放置されたチャーハンが！
　しかも出来立てホカホカ。チャーハンの香りが志田の鼻腔をくすぐる。
　空腹の志田にとっては千載一遇の幸運。
　道端に美味そうなチャーハンがあったらどうするべきか？
「食うしかねーだろ！　いただきます！」
　そのまま志田は何故かザルの中へシュゥゥゥゥゥゥゥトッ！！
　パタン、と志田の上にザルが覆い被さっても、しばらくはチャーハンに夢中で気が付かない志田であった。

　橘明里は天使（と自称する不思議ちゃん）である。
　彼女もまた、板野のろっこんでチャーハンスキーになった１人だ。
「写真取られたときは『ぴぎゃっ！』って驚いたのよ。そしたらお腹が減って、あたしはちゃーはん食べたくなったの！」
　そう言いながら迷うことなくザルの中へシュゥゥゥゥゥゥゥトッ！！
　前振りなど関係ない。
　最初っからザルの中のチャーハン目指してヘッドスライディングしてきた。
　しかし彼女だけ中途半端に体全部が入りきらず、頭チャーハン尻隠さず状態だ。
　シュゥゥゥトした際にスカートがめくれ上がってしまったが、別の神魂の影響なのかモザイクが掛かった。
　これにより、あかりんぱんつが衆人環視に晒されることはなくなったのだ。
　ケンゼン！
「そんなことよりチャーハンだ！」
　パンチラしても橘はチャーハンを優先するのであった。
　罠の中のチャーハンにがっつきながら彼女は大声で主張する。
「チャーハンはすべてを救うの、空腹も心も、物足りなさも救うのよ！　だから……」

＿人人人人人人人人人人人人人人人人人人人＿
＞皆みんな、チャーハンで幸せになるのー♪＜
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