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chapter.3 セクシーセクシー
怒りのボルテージを上げ、保健室へと突き進む女性。
だが彼女の前には、まだその歩みを止めんとする者たちが待ち構えていた。
「?」
廊下を歩いていた女性は、首を傾げその動きを止めた。これ以上ないくらい真っ直ぐな、澄み切った瞳で
握 利平
が進路を塞いでいたからだ。
「何か?」
女性がイラついた様子で声をかけると、利平は心配そうに声をかけた。
「話は聞いたぜ。息子さん、集中できないのか?」
どうやら自分が思っていた以上に、職員室での会話はあちこちに漏れていたらしい。女性は溜息を吐くと、「そうですけど、何かお宅と関係が?」と喧嘩腰で返す。
しかしそれは、利平のあまりにも一直線な眼光に跳ね返された。それほど、彼の目は輝いていた。ただし、悪い意味で。
利平はどこからパクってきたのか、すっとマイクを取り出し、ビシッとポーズを決めて高らかに宣言した。
「俺の息子は、先生に向かっていつだって起立してるぜ!!」
「……」
女性は頭を抱えた。こんな生徒がいる学校に、息子を通わせていたことを後悔し始めていた。
「お宅の息子さん、横目で! 邪な目で先生を見てるんじゃないのか?」
「は、はぁ!? 息子の何があんたに分かるのよ、勝手な言いがかりはよして頂戴!」
調子に乗って息子を下げるような発言をした利平に、女性が即座に食ってかかる。さすがに子供の話題になれば、頭を抱えている場合ではないらしい。
だが直後、彼女は再び頭を抱えることになる。
「お宅の息子さんが横目なら、俺の視線はいつだって先生に一直線! GUN LOOK!」
「ガ、ガンルック……?」
「ガン見ってことだ! まるで、突きつけられた銃口を見るようにな!」
いや待てよ、と利平は自分の中で言葉をこねくり回した。どうも今自分が発した言葉がしっくり来なかったらしい。小考の後、利平はポーズを決め直して再び叫んだ。
「違うな、見方によっちゃ銃口が俺で、先生がミサイルだ! 最初から勝負になってねえ! 大陸さえ突き抜ける弾道に、水鉄砲でどう立ち向かえってんだ!?」
もはやスケールが壮大になりすぎて、何の話かよく分からなくなってきた。
頭を抱えていた女性も、「これは関わっちゃいけないタイプの子だ」と自分の中で判断し、立ち上がってその場から去ろうとする。
しかし、利平は早足で進路を塞ぐと、「まだ話は終わっちゃいない」と女性を留めさせた。
「だからさ、だから俺は……いや俺たちは先生にひれ伏すんだ」
「一体さっきから何の話を」
「目は逸らさず、一直線に、いつか……いつか堂々と渡り合えるマグナムに成長しようとしてるんだ」
相変わらず何を言っているのか女性にはさっぱり分からなかったが、とりあえず息子が危険な学校に通っていることだけは分かった。
女性が息子を転校させるべきか本気で考え出した時、利平が優しい眼差しと口調で彼女に告げた。
「あんたの息子さんもいつか、その境地に達するさ」
「達してたまるものですか! なんなのさっきからあなたは!?」
「俺が誰かなんてそんなこと今はどうでもいい。大事なのは俺が……俺たちが目指す場所だ。それがどこか分かるか? おっぱいだよ」
生まれた時から、その温かな白い双丘を男は目指しているのだと懸命に説く利平。
「なあおばちゃん、息子さんはな、今幸せなんだぜ?」
「はあ!?」
「男はすべて生きるため、生き続けるため理想のおっぱいを目指す……その理想に、こんなに早く息子さんは到達できたんだ。あんたのおっぱいから離れて、迷い続ける宿命にあったのに、こんなにもはや……っておいっ! ちょっとおいっ!!」
完全に馬鹿にされたと解釈した女性は、利平の言葉を無視し、彼の横を通り抜けようとしていた。
「だから話は最後まで聞けって! いいか、至高のおっぱい、つまりキング・オブ・おっぱいってのは……おいっ!」
「……」
もはや女性は聞く耳ゼロである。むしろここまで聞いてくれたことが奇跡だ。
「まったくもう、下品極まりない生徒ね! 一刻も早く、こんな学校からあの子を守らないと!」
ずんずんと保健室へ足を進める女性。利平がまだ後ろの方でなにやら卑猥な単語を口にしているが、女性は聞こえないふりを決め込んだ。
が、今度は彼女の聴覚ではなく視覚に訴える手段に出る者が現れた。
「あら、そんなに急いでどこに行くの?」
くびれを強調したグラビアポーズを決めつつ、廊下で女性にそう話しかけたのは
羽生 碧南
だ。
「……え、えっ!?」
戸惑う女性。その戸惑いは声をかけられたことにではなく、彼女のその佇まいに対してだ。なぜなら碧南は、夏も終わりのこの季節に水着を着ていたからである。しかも、背中やお腹が大胆に空いた、食い込みの激しく胸も横から見えそうなくらい面積の少ない過激な水着を。
そもそも、普段の彼女であればこんな過激な服装もポージングもしないはずである。
一体、碧南の身に何が起きたのだろうか?
時間は少し遡る。
「ええっ!? 保健室に女性が来るまでの時間稼ぎを私が!?」
保健室に数人の生徒が集まって作戦会議をしていた頃、碧南もまたその場にいた。
最初は黙って話を聞いていた碧南だったが、数人の男子生徒が「お前身長も高くて目立つから、囮役やれば」と冗談で言い出したことをきっかけに、碧南はその役割を担うことになってしまっていたようだ。
「そんなこと言われたって……どうすればいいの?」
問いかけた碧南に対して、男子生徒たちがまた悪ノリしてしまった。
「え、み、水着!?」
たしかに、背の高い自分が水着を着て廊下を歩けば、否が応でも目立つし女性の視界にも入りやすいだろう。だからといって、なんで私がそんな格好で。
「そんなこと言われたって、今私水着じゃないし、持ってきてもいないし……」
自分のTシャツの裾をつまむ。すると男子生徒たちは、「水着は用意してる」と悪魔の返事をした。
うう、と目を細めつつ周りに恨めしげな視線を向ける碧南だったが、男子生徒たちはもうそれで決まり、とばかりに話を進めてしまう。もしかしたら、単純に彼女の水着姿を見たかっただけかもしれない。
そうして用意された水着がこのアダルティな水着であり、観念した碧南は渋々それを着るはめになったのだった。
性格が普段と違っているのは、恥ずかしさのあまり女性との遭遇前に彼女が気絶して、その際変なスイッチが入ったまま目覚めてしまったのが原因のようだ。目覚めた碧南は、謎のセクシーキャラだった。
「この先には、保健室くらいしかないけれど……どうしたのかな? 私の魅力で頭がクラクラしちゃった?」
「何を言ってるのあなたは!?」
「ナニって……鈍感な人なのね、ふふ。でも嫌いじゃないかな」
「!?」
言うと、碧南は不意に女性へとしなだれかかった。女性の首筋に、碧南の腕が回される。
「ちょっ、へ、変質者の方なのね!?」
「へんしつしゃ? あなたはまだ、常識に囚われているのね……こういうのも味わったことがないんでしょう?」
すっと腕を引き、女性を解放したと思ったのもつかの間、碧南はその腕を勢いよく女性の顔のそばに伸ばし、そのまま後ろの壁に手をついた。
そして極めつけは、決め顔での殺し文句である。
「うふふ……私と、遅れた夏を楽しまない?」
「誰が楽しむものですかっ!!」
ばっと強引に腕を押しのけ、女性は碧南の元を足早に去っていった。
「こんな……こんな破廉恥な学校に息子を入れたのがやっぱり間違いなのよ! あの教師にしてあの生徒ありってことね! 私が教育し直してあげないと!」
ますます礼美への見当違いな憎しみを募らせた女性は、怒りと悲しみを顔中に満たして保健室へと続く廊下を進んだ。
「もう、つれないのね」
それを残念そうに見送る碧南。彼女が素の自分を取り戻した時、自分がしていたことを思い出したらどんな表情をするのだろうか。それは彼女にしか分からない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月15日
参加申し込みの期限
2015年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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