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保健室、やっぱり満席です!
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chapter.1 セクシーアクシデント
放課後の保健室。
「ねー、礼美せんせー。セクシーになりたい」
「な、何をいきなり言い出すの……?」
桜庭 円
は、
鷲尾 礼美
の前に腰掛け、顔の前で手を合わせお願いしていた。
それも、突拍子もないお願いを。
「ていうか、まずその白衣を返して、ね?」
「やだ、これはボクがセクシーになるために必要なアイテムなんだ!」
「うん、あのね、それは保健室に必要なアイテムなのよ」
礼美用の予備の白衣を勝手に拝借していた円は、当然のように注意された。しかしそんなことで彼女はめげない。
セクシーになるという目的のため、円は研究をやめるわけにはいかないのだ。ちなみにその動機は隣のお姉さんに「また子供っぽくなった?」と言われたからだ。道のりは遠い。
「ボク、なぜか子供っぽく見られてる気がして、それが嫌なんだ!」
「う、うんそうね」
「それに、セクシーってかっこいいし!」
「う、うんそうね」
たぶんこの子、何言っても聞かないな。
そう感じた礼美は、とりあえず一通り円に話させることにした。ちなみにその間も彼女は、胸元からちらりとブラを覗かせたり、眼鏡をかけて時折くいっと動かしたり、セクシーと思われる要素をふんだんに盛り込んでいた。
それが功を奏しているかどうかはまた別問題だ。
「とにかく、もう高校生なんだし、おとなーって感じになりたいんだ」
「そう言っても、急には……ねえ」
礼美が困った表情を見せると、円はぷくっと頬を膨らませて、手足をばたばたさせ始めた。
「いやだー! ボクはお子様扱いされたくないんだー!」
その様子は思いっきりお子様のそれだった。
「うーん、困ったものね……」
礼美がどうしたものかと小さく息を吐いたその時。
「うん?」
がやがやと、何やら廊下から騒々しい声がした。直後、保健室の扉が開く。
礼美と円の目に飛び込んできたのは、数人の男子生徒だった。その中のひとり、
霧谷 夏霊
が「失礼します」と軽く頭を下げてから入室する。
「先生、困ったことになってしまいました」
「どうしたの?」
礼美に続きを促された夏霊は、職員室前で偶然耳にした教師と来客の会話をかいつまんで話した。
「……ということを、立ち聞きするつもりはなかったのですが聞いてしまって」
「そう、そんなことが……」
伏し目がちになる礼美。いわれのない注文だとしてもやはり胸にくるものはあるようで、その表情は悲しげだ。
礼美の視線を追うように、夏霊もまた彼女の胸元へと視線を下げる。
大胆に開いた胸元。しかしそれは何も色気を振りまこうとしているのではない。はずだ。サイズ的にこうなってしまうのだろう。
——確かに先生は、よくこういった服を着ていらっしゃる。でもそれが、ここまで問題になることなのでしょうか。
真剣に、いたって真面目に考える夏霊の視線を見ていた円は、内心思った。
人の視線を自然と胸元に集める先生のセクシーさ。ボクとの違いはなんだろう、と。
そんな彼女の心の内はさておき、夏霊は日頃お世話になっている礼美のため何か自分に出来ることはないだろうかと頭を働かせる。
「せめて、この僅かな時間でセクシーさを軽減することが出来れば……」
呟く夏霊。するとその会話に、
尾鎌 蛇那伊
が混じってきた。
蛇那伊もまた、夏霊と同じように一連の会話を聞いてしまい、ここに伝えに来たひとりだったのだ。
「でも、鷲尾先生のセクシーさを落としたところで根本的な解決になるのかしら?」
「え……?」
夏霊が、蛇那伊の方に顔を向けた。
「問題はその子が勉強できなくなった点よね? そこを解決しなきゃ、また同じ騒動が起きそうだわ」
蛇那伊の言葉に一同がううむ、と低く唸る。
「そういう意味でも、その母親のお話……聞いてみたいわね」
それまでお茶でも用意して待ってようかしら、と言って動き出そうとした蛇那伊は、ピタ、と足を止めて礼美の方を振り返った。
「そうそう、状況からして相手は感情的になってて理性的な話にならないかもしれないし、心ないことを言われても気にしないようにね」
人差し指を立て、ウインクをして礼美へと告げた蛇那伊。
そんな彼の言葉を受け、なんだったら少し前のセクシーさを軽減するには、のくだりあたりから、礼美は頭を抱えたくなっていた。
なんでみんな、セクシーさの軽減とかいうよく分からない流れをすんなり受け入れてるの? と。
◇
滅茶苦茶なクレーマーがいようと、そして養護教諭が目の敵にされていようとも、保健室にはいつだって怪我人や病人が訪れる。
花椿 涼太郎
は、件の騒動をまったく知らず、単純に怪我をしたため保健室に足を運んでいた。それも、だいぶオーバーリアクションで。
「嗚呼ッ! 僕の美しく白い、玉のような肌が……!」
ちなみに怪我といっても、指をちょっと切っただけのかすり傷だ。
そしてあろうことかこの涼太郎、なんと未だに保健室に足を運んだことがなかったのか、礼美のようなセクシー養護教諭がいるということを知らなかったのだ!
がらり、と保健室の扉を開け部屋に入る涼太郎。そこで彼は見てしまった。出会ってしまった。
「——っ!」
セクシーな胸元。ぽってりとした唇。そのすべてから漂う、大人の色香。
礼美を一目見た瞬間、女性に対する免疫がゼロに等しい彼は鼻血を噴出した。
「えっ、ちょっ、君、大丈夫!?」
慌てて礼美が駆け寄ると、涼太郎は視線をあちこちに向けながら、そして鼻血をあちこちにまき散らしながら答える。
「は、はっはっは! すまない、このくらいの怪我、僕にはどうってことないさ!」
「いやものすごい量の出血よ!?」
とにかく血を止めようと、涼太郎の顔に手を当て鼻にティッシュを詰めようとする礼美。しかしその時の無意識の上目遣いが、彼にとどめを刺した。
「え、きゃあっ!」
ぶう、っと勢いよく血を流し、その場に倒れる涼太郎。
礼美は急いでベッドへと彼を寝かせると、その後少し困った顔で返り血を浴びた白衣を脱ぐのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月15日
参加申し込みの期限
2015年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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