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保健室、やっぱり満席です!
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chapter.10 セクシーエンド
保健室は未だ後始末に追われており、そこら中にカレーと鼻血が散っていた。
しかし、それを見た女性の心にもはや憤りも驚きもない。
「あの、ちょっと」
女性が、片付け中の礼美を呼ぶ。駆け足で来た彼女に、女性は告げる。
「その、なんというか、誤解していた部分もこちらにあったかもしれません。帰ったら、息子とゆっくり話をしてみることにしようかと」
「それが一番だと思います。子供のことを分かってあげられるのは、なんだかんだ言っても親ですから」
どちらからともなく、頭を下げ合うふたり。
片付けをしていた生徒たちも、そんな様子を微笑ましく見ていた。
と、そこに保健室を訪れる生徒が現れた。
お腹のあたりを抑えた宗治郎と、それに付き添っている英二だ。
「っ!?」
ふたりは、保健室の惨事を見て一瞬言葉を失った。とりわけ、胃を痛めている宗治郎にとってこの香辛料のにおいは地味にダメージが大きかった。
「どうしたの? 腹痛?」
礼美がふたりの元に近寄り、声をかける。
「なんか、胃が痛いみたいで……」
英二が簡単に事情を説明する横では、宗治郎が心の中でつっこんでいた。
「どうしたのって、俺様が聞きたいぜ……クレーマーと先生は仲良く喋ってるは保健室はカレーくさいわで、どうなってんだこれ……」
それは思わず小さい声で出てしまったが、隣にいた英二の他には聞こえなかったようだ。
付き添いの英二に礼を言い、宗治郎を別な教室にてきぱきと案内する礼美を見て、女性は改めて「生徒思いで、しっかりした教師なのだな」という思いを抱く。
もう彼女は、クレーマーなんかではなかった。
……というところで話が終わっていれば綺麗だったのだが、現実はそうもいかないものである。
「鷲尾先生!」
次に保健室にやってきたのは、修に貴重な情報をもたらした影の立役者、寝太郎だった。
ここまで遅れての到着となったのは、彼がひらすら道中、鷲尾先生で良からぬ妄想を続けていたためだった。
「あ、あれ? これってもしかして、もう解決した……のかな?」
ちょっと詳しい状況は一目で分からないものの、みんなが笑顔になっていることを見た寝太郎は深刻な事態は過ぎ去ったのだと直感した。
となれば、礼美のセクシーさをいかに減らせるかという妄想を延々続けていた自分の行為がまったく意味のないものだったということになる。なにより、ずっとそんなことを考えてしまっていた自分が恥ずかしくなってきた。
しかし、毒を食らわば皿まで。せっかくここまで膨らませたイメージを、ただゴミ箱に捨てて消去することは思春期真っ盛りの彼には出来なかった。
「あの、先生」
「ん? 何かな?」
いつもの優しく、それでいてちょっぴりセクシーな笑顔で返事をする礼美。そんな彼女に、寝太郎は告げた。
「えっと、もし次またこんなことが起きた時のために、黒ストッキングを脱いでみてはどうでしょう」
「……ふふっ」
想定外の一言に、礼美は笑みをこぼした。そして。
「そんなことばっかり考えてたのかな? ちゃんと勉強しないと、ダメよ?」
つん、とおでこを指で弾かれ、寝太郎は顔が真っ赤になった。その近くでは女性が、「あ、やっぱりこういう生徒も一定数いるんだ」と冷えた目線を送っている。
だが、最も温度の低い視線を集めたのは彼ではなかった。
「あ、もう保健室にいたのか!」
「なんてせっかちな人なの。私ともう少し楽しんでくれたっていいじゃない」
女性を追いかけてやってきたのは、利平と碧南(依然過激な水着を着ている)のふたりだった。彼らは今現状がどうなっているのか、まったく把握していない。
もしかしたら把握する気もはなからないのかもしれない。彼らはただ、アピールしたかったのだ。自分のおっぱいへの情熱を。そして、自分のセクシーさを。
「おばちゃん、頼むから話を最後まで聞いてくれよ! いいか、おっぱいってのはな!」
「そんなことより、私の体触ってみて? 火照ってるでしょ? あなたに、鎮めてほしいの」
これには、女性も再び怒りを燃やさずにはいられなかった。
「や……やっぱりこんな学校に息子は置いておけませんっ!!」
この後彼女は、校長室に向かい「一部の生徒が下品極まりない」とクレームをつけたのだった。
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あとがき
担当マスター:
萩栄一
ファンレターはマスターページから!
萩栄一です。
今回のシナリオに参加していただき、ありがとうございました。
良い意味でとんでもないアクションが集まった結果、
逆に鷲尾先生の常識人っぷりが浮かび上がって最終的にはうまく収まった気がします。
コメディの恐ろしいところでもあり楽しいところでもありますね。
なお、アクションに対する意見などを、
個別コメントで何人かの方に送らせていただきました。
それでは、また次回のシナリオでお会いできることを楽しみにしています。
長文に付き合っていただき、ありがとうございました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月15日
参加申し込みの期限
2015年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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