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真夜中アリス~和風の国~
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●お使いアリスは前途多難
関東某所にあるその名も名高い八神藩。立派なお城に住んでいるのは跡取りでもあり、洗礼名にアリスと言う名を持つ八神修秀……
八神 修
である。空色の羽織に紺鼠色の袴、黒いブーツと白いストールのようなマフラーが彼の一重の涼しい目元を引き立てていた。
「お呼びですか、母上」
「待ってたわ、アリス。お願いがあるの」
「修秀と呼んでくれませんか、母上」
母親の趣味で付けられた洗礼名だが、女の名前であるのが恥ずかしく修は軽く顔を顰める。だがそんな顔は慣れっこな白兎の女王でもある美しい母親は、修の顔の前に籠を差し出した。
「これをハートの女王、お祖母様に届けて欲しいの。中には書簡と人形が入っているわ。大切な大切な密書だから他の者には任せられないの。本当なら私が行きたい所なのだけれど、まだげ、げほん! ええと、やる事が沢山あって……お願いしてもいいかしら?」
「そういう事なら承りましょう」
きゃ、ありがとうアリスちゃん! とご機嫌な母親に行って参りますと告げ、修は籠を持って街へと向かった。
街は威勢のいい声が響き、活気に満ち溢れている。そして修を誘惑するような品揃えを持つ店舗も満ち溢れていた。幾つかの店を冷やかしながら歩き、やがて懇意にしている帽子屋が見えるとついいつもの調子で店へと足を踏み入れる。
「おや、いらっしゃいませ八神の坊ちゃま。丁度いい所へいらした、本日入荷したばかりの粋な帽子がありますよ」
「いや、今日は……」
使いの途中でと続けるはずの言葉は、見せられた英国風の帽子を前に発せられる事はなかった。そして数分後、上機嫌で帽子を被った修が店から出てきたのであった。
上機嫌で歩いていると、突然籠の中に入っている可愛い市松人形からドスの効いた太い声が響く。
「おい、盗賊が来たぜ」
本来ならマリア様に見立てて祈る物だが、どう聞いてもこの声はテレビでよく見る女装家の声にしか聞こえない。役に立つ、とても役に立つのだがギャップのありすぎる声に修は動揺を隠せない。そこを怖くて抵抗も出来ないのだろうと勘違いされたのか、修は特に縛られたりする事もなくあれよあれよと言う間に街外れへ連れて行かれてしまった。
これは誘拐、そして身代金を要求する流れだなと冷静に推測すると盗賊達はニヤニヤと笑いながら修へと向き合う。
「命が惜しければ大人しくしていろ、金さえ手に入ればお家に返してやるからよ!」
「見事なまでのテンプレートだ、わかりやすい」
「なんだとテメェ!」
煽るような言葉を受け、気色ばむ盗賊達に素早く懐から取り出した二丁の短銃をその手に構え、修は表情一つ変えることなくそれを盗賊へと向ける。
「南蛮渡来のご禁制品だ、人目がない所に連れて来てくれて助かるよ」
物騒なセリフとは思えないほどの爽やかな声でそう言うと、躊躇うことなく引き金を引く。辺りに響いた銃声は誰に聞き咎められることもなく、修はその場を足早に立ち去った。
その後は邪魔も入る事無くハートの女王の部屋まで顔パスで辿り着く事ができた。姿勢を正し、修は部屋の戸をノックするが返事がない。寝ているのか……そう思いながらも声を掛けて部屋に入るとなんとそこには!!
「あああそうじゃない!! そこはもっとこう、情熱的にポーズをお取りなさい!」
「な、何をしておいでなのですかお祖母様!」
「ん?あぁ、アリスかい。丁度いいところに来たねぇ、ちょっとそこのトランプ兵とベッドの上でポーズを取っておくれ。返事はイエスかハイだよ!」
「拒否権がないだと……!? 待って下さい、何をなさっているのかと……!」
いや、何かもう聞かなくてもわかったなと修は思う。机の上には見目麗しい男達がくんずほぐれつな絵が描かれた、所謂原稿という物が何枚も置かれていたし、籠の中身もどうせそれ関係なのだろう。
つまりは、だ。
母上とお祖母様は腐女子という……そこまで思考してから、修は祖母にベッドの上へと投げられる。
「お止め下さい! あああこれはきっと全部チェシャ猫の! そうだテオの悪戯だあああ!!」
そう叫んでガバリと身体を起こせば――。
「あ……夢……?よ、よかった……!」
なんとも奇妙奇天烈な夢だった……そう思いながら修は寝汗を流す為にシャワーへと向かうのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月14日
参加申し込みの期限
2015年10月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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