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アナタの後ろにダレカいる
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■
「気のせいでしょうか?」
アルバイト先からの帰り道。
塔ヶ崎 璃亜
は声に出して自問自答をした。
何かが自分の後ろを、ついてきているような感覚。振り向いても誰もいないが、前を向くと確かに気配は感じる。
首を傾げて問いかけながら、少しだけ足を速めた。
すると、気配も同じように速度を上げる。
璃亜の表情が曇る。脳裏に過ぎるのは、様々な悪い想像。
(もしかして、変質者でしょうか……私を捕まえて、人気のない場所で……)
一度想像してしまうと、次々と悪い想像が頭の中に浮かんでくる。
知らない男性に捕まえられ、車に無理矢理押し込められる自分。
衣服を引き裂かれ、あられもない格好をさせられる自分。
それどころか、あんなことやこんなことまで……璃亜の顔色が真っ青になり、思わず悲鳴をああげた。
「い、いやぁぁぁぁ」
いてもたってもいられなくなり駆け出す璃亜。迸る想像は、止まるところを知らない。
璃亜の後ろをつけるのはソワカ。
「ククク……背徳的なお遊び、スゴクイィ」
恍惚とした表情で呟いて、逃げる璃亜の背中を追う。璃亜が近道を選んで、人気のない道を行くのもソワカにとっては好都合だった。
「きゃぁぁ!」
焦りばかりが先行して足が絡まり、璃亜は転んでしまう。
転んだ先、落ちていた古い釘にスカートの裾が引っかかり、破けて下着が見えてしまうが今はそれどころではない。
今にも涙が落ちそうなほど、怯えに彩られた表情。無我夢中で走り続けるが背後の気配はなくならない。
後ろを振り返る余裕などない。ただ、自分の後をつけてきている何者かから逃げなくては、璃亜の頭はそれでいっぱいだった。
逃げる最中、財布の小銭入れが破れて小銭を落としたことも、コツコツと貯めていたポイントカードを落としてしまったことにも気がつかないほどに、璃亜は恐怖に追われていた。
「きゃっ!」
再度、足を滑らせて転んでしまう。強く膝をぶつけたようだが、今は痛みも気にならなかった。
立ち上がると転がるように前へ、前へ……家を目指して璃亜は走り続ける。
「ん? これは、とある界隈で伝説になっていると噂の稀覯本? こんなところに捨てられているなんて……や、こっちにはカレー食べ放題券? なんだかツイてますねぇ!」
璃亜に不幸が訪れれば訪れるほど、ソワカに幸運が訪れる。
それが璃亜のろっこんの効果だとは、本人もソワカも気付いていない。
璃亜は買い物をした時のレシートを鞄から撒き散らし、息を切らせながら道を進んでいく。
璃亜の住む家までもう少し。
安堵の息を漏らし、玄関前で鞄の中に手を突っ込んで鍵を探す。
だが、鍵が見当たらない。璃亜の顔が青ざめる。
泣きそうに表情を歪め、鞄の中を必死に探る。いつも鍵を入れている場所に鍵がないということは、落としてしまったのかもしれない。
「どうしましょう……このままじゃ……痛っ」
焦りと恐怖が頭の中を占めている。何度も指を動かして鍵を探していると、鞄の中に入っていた紙で指先が切れてしまった。
鋭い痛みに顔をしかめるが、指先に冷たい金属の感触が触れると、璃亜は慌ててそれを取り出す。
震える手ではなかなか鍵穴に差さらないが、どうにか鍵を開けると体を滑り込ませた。
「こ……怖かった……でも一体何だったんでしょう?」
家に入ると、気配は消えていた。しっかりと鍵を閉めて玄関口に座り込み、安堵の息を吐きながら目を擦る。
見れば、スカートは破れているし青あざは出来ているし酷い有様だ。
璃亜は眉を下げて、がっくりと肩を落とした。
「とりあえず、お風呂に入りましょう……このスカートは、繕えばまだ着られますよね」
靴を脱いで、破れたスカートに触れる。
その後、風呂に入っていたところ電球が切れて璃亜が怯えることになったり、財布に穴が空いていることに気付いたり、レシートをなくして家計簿がつけられないと不幸に気がつくのは、また別の話である。
□
「怯える少女というのも素晴らしいものですね。なんだか得しちゃいましたし……これは私の行いが良いからに違いありません」
片手に拾った稀覯本を抱え、ソワカはにんまりと目を細めた。
夜はまだまだ長い。
それに加え、ソワカはまだ満足をしていない。
次なるターゲットを探して、ソワカは夜の街を行く。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
ホラー
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年02月03日
参加申し込みの期限
2015年02月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年02月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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