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「夢、ではないか……。皆は無事か?」
どうやらこの中では一番年長のようなので、クルト・エールヴァールは一同の無事を確認しました。
「あ、はい、なんとか……」
嘉島和穂は、クルトに抱えられたまま夢心地で言いました。
ああ、このまま告白タイムとかになったら……ロマンティックかも。ちょっとハリウッド映画的だけど。
しかしクルトが取った行動は、ソフィ・C・リードホルムと血陣遵に声をかけるというものでした。
「二人とも怪我はないな?」
「ええ」
ソフィは深く息を吐きながら、
「どうやら……おっと、この出血しているのは前からだから気にしないで」
遵は苦笑いしつつ答えたのです。
ワンボックスカーが突っ込んで来たとき、正確には、突っ込んで来て大きくカーブを切ったそのとき、四人は突然、元いた世界に戻っていたのです。
商店街のはずれに彼らはいました。
ついさっきまでと同じ姿勢で。
遠くから、魚屋の店主が塩辛声で呼び込みをしているのが聞こえます。
美容室からパーマを当てたオバサンが、得意満面の表情で出てくるところも見えました。
本屋から出てきた小学生らしき女の子が、大事そうに本屋の袋を胸に抱いていました。
常夜灯に刻まれた文字は、ここがよく知った参道商店街であることを意味しているのでした。
「どうやら戻れたようだな」
あれが神魂の力というものでしょう。クルトは自分が体験したものが信じられません。
けれど、身をもって知った今となっては、信じないわけにはいかないかと思うのです。
「とにかく……」
安堵と、緊張から解かれた脱力の両方を味わいながら遵は言いました。
「無事、帰れただけ良かったとしようか。ソフィ君も怪我がなくてよかった」
ソフィは黙って微笑を返しました。
その頃、急カーブを切ったはずのワンボックスカーは停止していました。
商店街脇の道路に寄せて、エンジン音だけ立てながら駐車していたのです。
天動記士郎は車の窓から外を見ました。元々細い目をさらに細めて空を凝視します。
凝視するまでもありません。実のところ、一目瞭然でした。
天候が変化しています。具体的に言えば、動いているのです。凍り付いたように静止していたあの場所とは違う。
「戻ったようだな」
最初にそのことを認めたのはジェームズ・ブレイクでした。
漁良太は魂が抜けたような顔をしています。まだ事態を飲み込めないようです。
一方で藤堂静は黙ってシートベルトを外しました。つまり、静は帰還を認めたということです。
そう言いたいのは皆同じかもしれません。それでも、記士郎は訊きたい。
「一体何が……」
と。
神社を目指し車を飛ばして、花屋の屋台を吹き飛ばし、彼らはあと一歩の所までたどりつきました。
ですがそこで、やはり迷い人と思われる四人の人影を発見したのです。
ジェームズは急ハンドルを切って彼らを避けました。
成功したと思った瞬間、彼らは車体ごと、元いた世界に戻っていたのでした。
時計を調べると、硬直していた時刻から、まだ数分と経過していません。
「考えられる可能性は二つだろう」
ジェームズが言います。
「一つは、限界を超えて暴走したことで、異界が俺たちを危険視し排除したということ。
もう一つは、あの瞬間、何らかの形で真相に触れたということだ」
「まあどちらにせよ、戻れたんだよな! へへ、それならオッケー!」
バタンとドアを開けて良太は歩道に降り立ちました。
商店街の外がある、それだけのことなのに、なんと解放感があることでしょう!
「じゃ、みんなありがとな! 俺帰るから! 早くお家かえんねーと、母ちゃんうるさいんだよなぁ……今日カレーだっけ。お腹すいたなぁ……」
と言い残して良太は手を振って家路につきました。
「人参と豚バラに玉ねぎ袋入り、安ければジャガイモ、あと洗濯洗剤2キロのほう……人参と豚バラに……」
口だけはこう繰り返していますが、彼はもう、すっかりお使いのことなど忘れてしまっています。帰宅早々お目玉をくらうことになりそうですね。
「一件落着、か。終わってみればあっけないもんだ」
ここでようやく、静が口を開きました。ジェームズと記士郎に呼びかけます。
「どうだいあんたら、今夜ささやかながら打ち上げでも。いい店知ってるんだ。ま、俺の店だがな」
シーサイドタウンにあるバー『Hollander』。
静はそこでは、Silenceとだけ呼ばれています。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
ホラー
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
16人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年01月14日
参加申し込みの期限
2015年01月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年01月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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