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ご利益のある霊験あらたかなアルパカさん
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【ネット情報が笑えない】
『旧市街で、光るアルパカとかw』
『……すまん、昨日普通に見て触ってきた。俺の脳オワタ……』
『これは、引き篭もりを外に引っ張り出す為の孔明の──』
「……本当、だったんですね」
綾辻 綾花
は携帯を見ながら一人心地に呟いた。
今見つめていたのはねこったーの情報だが、ネットのローカルニュースでもほぼ同様の内容が流れていた。
フーちゃんが消えてから3日目の出来事である。フーちゃんは余程はばかる事無く歩いていたに違いない。
そのまさに昨日、夜に偶然それを見かけて目の錯覚だと思っていた綾花は、昨日夜のねこったーのタイムラインを真剣な眼差しで見つめていた。
日の頃は午前10時、綾花は放っては置けないと、準備をして急ぎ外へと飛び出した。
最新情報収集を最近の趣味としている
後木 真央
も、さっそくねこったーで、そのアルパカの情報を入手していた。
「NMR(寝子島ミステリーレポート)ネタ来たのだコレ!」
真央は叫んで、早速いそいそと自分の愛用の赤猫リュックに、必要そうなものを丁寧にそして即座に取り出せるように収めていく。
アルパカの姿を収めるためのデジカメ。
デジカメが使えないかも知れない事態や、撮ったその瞬間を確認するためのインスタントカメラ。
メモに欠かせない筆記用具。
オヤツ(300円以内)
喉が渇いた時用の水筒と、夜に目撃譚が集中している場所を確認する為の懐中電灯。
それらをしまったバッグを背負いながら走り、猫鳴館の誰のものかも良く分かっていない既に『猫鳴館固有の共有自転車』と化してしまっている自転車の中から、鍵の掛かっていない性能の良さそうなものを借りて。
真央は今、これからどうするかを思案しながらも、動物園へ一直線へと、風もかくやという速さで全力で漕ぎ出して行った。
日の頃午前11時。動物園前のポスターを前にして、
御剣 刀
は携帯を片手にポスターの文面と、ねこったーその他諸々で流れている情報を前にしばし沈黙せずにはいられなかった。
「また動物が逃げたのか……この動物園の管理体制大丈夫なのかよ」
ポツリと呟くその言葉に、まだポスター前に残る人々もポスターを眺めながら無意識のうちに頷いてしまう。
そしてねこったーから流れてくる留まるところを知らない情報に、刀は思わず眉間を押さえずにはいられなかった。
「とりあえず──『光っててちょっと神々しい後光の差した、ご利益のありそうな、アルパカ』なんて普通いないからな!」
突然そう全力で叫んでは、携帯を片手に園内に走っていく刀の姿を後目に。
一部の人から見れば訳が分からなかったかも知れない、しかしその他一部の人にはその意味は痛いほど伝わった。
『光っててちょっと神々しい後光の差した、ご利益のありそうな、アルパカ』
──どう考えても神魂絡みです、ありがとうございます。
開園してから大分経った頃。
動物園のポスターを前に、幼い少女と一人の女性が、未だ消えない人だかりの先にあるポスターを、じっと見ていた。
「アルパカのフーちゃん……そういえばこの動物園行ったことなかったなぁ……」
親元を出て寝子島に来た為、まだ地域網羅とまではいっていない
鹿嶋 洋美
が呟いた。
そして、身長差の為にもっと近づかないと見えない
劉 瑞麗
が、やっと見える位置まで人が捌けたところで、ポスターをじっと見つめる。
「やっぱりるいり、ふーちゃん知ってる。
夏休み、叔叔に動物園連れていってもらった。
そのとき見た」
その言葉に、洋美は驚きを隠しきれず、ポスターに注視していた他の人の視線も一気に集める。
「え、るいりちゃんフーちゃん知ってるの?」
洋美が優しく柔らかに瑞麗へと問い掛ける。
そんな中、瑞麗は肩に掛かっていた、まだ身の丈と比較すれば大きいバッグを手前に引っ張り込んで、中身のノート等を一つ一つ確認していった。
「見つけた」
その手に取った一冊を引っ張り出して、バッグを整えまた後ろに回す。
手にあったのは「ジャポニャカ学習帳」というメーカーの絵日記帳だった。
「特徴もちゃんと覚えてる。るいり、クレヨンでふーちゃん描いた」
「へぇ、るいりちゃん絵日記持ってきたんだ、よく描けてるねぇ、後でもう少し見せてもらっていい?」
洋美がそう尋ねると、瑞麗は恥ずかしそうに彼女にだけはっきりと見えるように、絵日記のページを広げて見せた。
夏休みはアルパカの毛の夏刈り季節である為、描かれていたのは非常にスマートなアルパカであったが、それでもクレヨン画にしては中々上手く描いてある。
「これを手がかりにふーちゃん探す」
決意を新たに、力一杯に絵日記を抱きしめる瑞麗。
その瞬間、動物の世話係の人だろうか。人がポスターの下に追加情報の紙を貼り付けていった。
”夜の目撃情報多数の可能性あり“
「フーちゃんは、夜に……
じゃあ、私も一緒に探そっか。
るいりちゃん一人だと、遅くなった時に皆心配しちゃうから……」
「う……」
瑞麗は申し訳なさそうに声無く俯いた。
洋美は、瑞麗の叔父の友人である。そして瑞麗とも仲が良い。
ほんわかとした洋美の雰囲気もあって、瑞麗はその傍がまるで母がいるかのように温かかった。
今日も、もしかしたら知っているアルパカかも知れないと、瑞麗が伝えて洋美が初めて行く動物園まで付き添ってくれた。
そして、今も夜の探索に瑞麗一人でも探索に行く事はお見通しだったかのように、一緒にと申し出てくれている。
洋美の気遣いある温かい心が、瑞麗にはちょっと申し訳なくて。
そんな少女に、洋美はそっと優しく瑞麗の頭を撫でて微笑んだ。
携帯に流れてくる情報と、目の前のポスターを見比べながら、
八神 修
は若干遠くを焦点に思案をしていた。
彼は動物が好きだ。
普段は冷静クールな彼でも、動物と2人……もとい一人とn匹きりになった時はデレるらしい(拠点ともいえる寮の家で、完全にデレている姿は良く目撃されている)
動物達もやたら懐いてくる。
時々飼っている動物たちからの過度の愛に身の危険を感じるが──「幸せだから、許す」
心に決めたそれを胸に……それが、彼が寝子島において培ってきたものの一つであった。
そして以上により。
彼が、フーちゃん……もとい、フーを心配になるのは極めて当然な流れでもあった。
「さて、まずは場所を絞らなければな」
携帯には、全身発光や後光やら、とても地球上の生命体とは思えない言葉が並んでいる。
修はその辺りの目撃譚がほぼ旧市街にあるのを確認しながら、更に情報を絞り込む為にその場を離れていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月23日
参加申し込みの期限
2014年12月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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