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なんだかヘンなキモチになっちゃった!
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chapter.2 はじめての
酒浸 朱蘭
は、私服として着用している和服姿で店を訪れていた。
特に何か借りたいものがあったわけではない。ただふらっと寄ってみただけ。そこでクラスメイトの
八神 修
と出会ったのは、偶然以外の何物でもなかった。
「へえ、修もこういうとこ来るんだな」
星ヶ丘の住人がレンタル店を使うのが珍しいと思ったのか、朱蘭が言うと修は答えた。
「いや、初めて来たよ。どんなものかちょっと興味があってな」
「そういうことなら、あたしが案内してやろうか? レンタルも、意外とハマるかもよ?」
朱蘭に言われ、修はふむ、と小さく頷いた。
「確かに借りるのも選択肢だな。案内を頼む」
「よーっし、任せとけ!」
胸をドンと叩くと、朱蘭は入り口に近いところから順に説明をしていく。
「コミックなんかも置いてあるんだな」
「ああ、買う金も置くスペースもない人たちにとっちゃありがたいサービスなんだ」
おそらくどちらも持っているであろう修は、感心した様子で店内を見て回る。そんな彼の反応が面白く、朱蘭も上機嫌で案内を続けた。
一通り案内し終えたと思われるタイミングで、修はまだ寄っていないエリアがあることに気づいた。
「酒浸、あのカーテンはなんだ?」
「え?」
言って、修が指さしたのは黒地に赤い文字で「18」と書かれた謎のカーテン。一瞬きょとんとした朱蘭だったが、やがてけらけらと笑いだした。
「修も案外……」
「ん? なんだ?」
「いや、こっちの話だよ」
想像以上に純粋らしい目の前の彼に、あれをどう説明すべきか。朱蘭はにやにやと笑みを浮かべながら考える。
その時、彼女の頭は唐突に、桃色に支配されてしまった。何の前触れもない。そう、どういうわけかいきなり朱蘭はいやらしい気持ちになってしまったのだ。
「え、な、なんだこれ……?」
朱蘭はぼんやりした目で大人の世界への入り口を見つめる。
入りたい。あそこに、入りたい。
自然と沸き上がるその感情に、朱蘭は抗うことが出来ずにいた。もちろん、クラスメイトの前でそんなことは出来ないという恥ずかしさはある。
しかしどうにも、気持ちが抑えきれないのだ。
「……あー、その、なんだ」
朱蘭は、若干気まずそうに修へと告げる。
「あのカーテンはな、女の子しか入っちゃいけない場所なんだよ。だから、修はちょっとここで待ってろ」
「そ、そうなのか?」
「そうなんだ」
強めの口調で強引に納得させると、朱蘭は修をその場に残し、ひとりカーテンの奥へと入っていった。
残された修は、18の数字の意味を真剣に考えているのだった。
◇
「今日は何を借りようかなぁ」
なんてことを呟きながら、ひとりの客が店内に入る。彼女の名前は
大山田 団十郎
。やや男まさりな性格と名前をしてはいるが、れっきとした女性である。
「とりあえず、いつものパロ系だな。なんか新作入ってねーかな」
どうやらこの店の常連らしく、団十郎は慣れた足取りでお目当てのコーナーへと進んでいく。その道中、店のドアが開き、新たな客が入店してくるのが見えた。
奇遇にも、それは彼女の知った顔であった。
「あれ、ぐみょーじじゃん」
「あら大山田さん?」
かけられた声に応じた相手は、
弘明寺 能美子
だ。彼女はそのまま団十郎のところへ歩み寄ってくると、改めて挨拶をした。
「ごきげんよう、大山田さん」
「弘明寺もこういうとこ来るんだな」
「いえ、初めてよ」
さっきもどこかで聞いたやりとりが行われる。どうも世間的には金持ちイコール物は借りずに買う、というイメージらしい。まあ事実彼らはそうだったのだが。
初めて訪れる、という能美子に対し団十郎は、彼女がどういったものを好むのか、ふと気になった。
「なぁなぁ、弘明寺ってどんな映画みんの?」
「え、私?」
改めて問われると、すんなりと答えにくい。ここに今日来たのはかの有名な「皿と寿司の女王」をどうしても見たかったからだったが、それを言うのもなんだかミーハーな感じがしてちょっと気が進まない。
能美子は適当にはぐらかし、話題を変えることにした。
「ねえ、ビデオ屋ってどうしたら借りられるのかしら。こういうところはやっぱり、会員とかにならないといけないの?」
「あ? なんだそこからかよ。しょうがねぇ、俺が色々教えてやるよ」
頼もしい団十郎の言葉と、うまく話題が逸れたことにほっと胸をなで下ろす能美子。
「大体暇な時は、ここで胡散臭いパロ映画借りて暇潰してるくらいだからな」
「パロ映画……」
「あ、なんだその反応。パロ映画の魅力わかってねーなさては?」
いまいち能美子の反応が芳しくなかったことが不服だったのか、団十郎はやや強引に能美子の腕を引っ張ると、B級パニック映画が並んでいる棚へと連れてきた。
「見ろよこのタイトル、これなんかぞくぞくするだろ?」
言って、渡されたパッケージに書かれていた文字は「帰省中」。右手を変な生き物に乗っ取られたけど、気にせずマイペースで実家に帰省する男の話だ。
「なにこれ、つまらなさそう……どこにパニック要素があるの……」
「帰省する時にダイヤが乱れたりしてパニックになるんだろ。あとはこれなんかも面白そうだぜ」
団十郎がまたDVDを渡してくる。そこには「だいたい24」と書いてあった。基本部屋で寝てばかりの男が、不眠不休に挑戦してどのくらい耐えられるかという映画だ。
「いや、タイトルで答え出てるじゃないこれ……だいたい24時間くらいなんでしょ?」
「どうだ、パッケージ見てるだけで胸焼けしそうだろ」
「そうね、今だいぶお腹いっぱいよ。そろそろレンタルの仕方を教えてもらっても良いかしら?」
「ああ、そうだったそうだった」
うっかり話が逸れてしまっていた。団十郎は自分の持っている会員証を見せようと財布を取り出す。
その時、例の現象が彼女たちに襲いかかる。そう、不思議とムラムラしてしまうあの現象だ。
「……!?」
ふたりは自分の鼓動が早くなっていくのを感じ、互いに顔を見合わせた。
「え、な、何なのこれ……」
戸惑いながらも能美子は、自分の気持ちが抑制できないのを感じていた。
「……あの、大山田さん」
心なしか艶っぽい声で、能美子が言う。
「さっき聞いてきたじゃない。どんなものを見るのかって。私はね、ラブロマンスとかが好きなの」
「うぇへへ、ラブロマンスだぁ? やっぱお嬢様はこれだから夢見がちなんすねー。ここは俺が、大衆娯楽の大御所アクションを勧めてやるぜ」
能美子同様に何らかの影響を受けてちょっとおかしなモードに入ってしまっていた団十郎は、いやらしい笑みを浮かべながら能美子を禁断の花園の入り口付近へと連れて行く。
そこは、大人の一歩手前にいる者たちが集いし場所。IV——イメージビデオのコーナーであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月02日
参加申し込みの期限
2014年12月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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