this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
温かい気持ちになれるような
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
【美味しく楽しいパイ選び】
花厳 望春
は、旧市街から足を運んで、この近くは無い星ヶ丘までやってきた。
散歩ではない。残念な事にその役目は望春の姉達の為のお使い……もとい、パシリである。
「『美味しいパイ屋さんがあるから、ちょっと行って買ってきてくれない?』って、頼まれてきてみたけど……」
望春はこぢんまりとした可愛らしい赤い屋根のお店を見上げる。
「『Huit Feuilles』ってここかな?
パイの専門店って珍しいよな……っていうか、俺初めてかも」
改めてまじまじと見ながら入るのを躊躇する。
「あ、望春くん……ですか?」
声が掛けられて振り返れば、そこには片手に、目に留めた猫をプライベートにたくさん描きつけてきた、余程の猫好きなのが分かる「猫メモ」を手にした
綾辻 綾花
が立っていた。
「綾辻さん。こんなとこで会うなんて思わなかった」
「猫たちと触れ合いながら歩いていたら、気がついたらこんなところまで来てしまっていました」
困ったように綾花が笑う。
「でも、生地の焼ける良い匂いがします。ここは何屋さんなのでしょうか」
不思議そうに、望春と同じように赤い屋根のお店を見上げる綾花。
「パイ屋さん、らしいんだけど入った事が無くて……」
「パイ屋さんですか。ずっと猫たちと遊んでいて忘れてしまっていましたが……確かにそろそろおなかが減るのを思い出させてくれる香りですね」
確かにここには、パイ生地を焼くとても香ばしい匂いが漂って来ていた。
立っているだけでお腹が空きそうなのはお互いにそうなのだろうと、顔を合わせて若干恥ずかしそうに笑いあう。
「俺、姉さん達にパイを買ってくるように頼まれててさ」
「それなら私も。せっかくここまで来たのだから、少しだけ買って行こうかなと思います」
二人は頷きあって、好奇心と少しの勇気をもって店内に足を踏み入れた。
少なくはあるが「いらっしゃいませ」という心地よい声に迎えられ、二人がより緊張に胸を高鳴らせる。
二人揃ってレジカウンターのメニューを眺めれば、
「すごい……!」
その表にある圧倒的なメニュー量に、思わずどちらとも無く感嘆の声が漏れた。
そのメニューは幅広く、王道のアップルパイからレモンパイにパンプキンパイ。少し目を外せばサンマさんパイという文字まで見える。
「姉さん達『パイを買ってきて』しか言ってくれなかったからなあ……」
「確かに、これは迷いますね……」
メニューを前に途方に暮れる二人。
その、ほんの少しの間誰もいなかったレジカウンターの前に、一人の女の子が立った。
望春や綾花よりも年下であるだろうに、落ち着いた佇まいを見せる少女。
その振る舞いからも、ここのお店の手伝いをしているのであろう事が伺えた。
「いらっしゃいませ。何になさいますか?」
「あ……えーと、オススメってありますか?」
綾花がその言葉に納得したように頷いた。
確かにこの場合は店員さんにお勧めを聞いた方が良いだろう。
「今でしたら、季節のメニューと……やはり王道のアップルパイがお勧めです」
店員──
八葉 ひまり
はメニューを示しながらそう告げた。
「うーん、やっぱり季節ものは安定だよな。
じゃあ、季節限定のメニューをそれぞれ1つずつ持ち帰りで」
「あ、望春くん。こんなに美味しそうですし、もし良かったら一緒に食べていきませんか?」
「い、いいのかな……それじゃあ──」
望春は姉に囲まれた女性家系である。女性といることには慣れているはずだが、常こき使われる身としては、改めて普通の女の子と一緒というのはどうも慣れない。
しかしどうせ、テイクアウトした分は全て姉達に取られて自分の分が残される事は無いだろう……そう思えば、ここで食べていくのも悪くない。
「えーっと、八葉特製ミルフィーユとクリームソーダをイートインでお願いします」
こうして、望春はイートインに「葉特製ミルフィーユ・クリームソーダ」を、姉達のテイクアウトには「マンゴーパイ・ザクロのパイ・マロンパイ・さつまいものパイ」を、
綾花はイートインに「きのこのシチューパイ包み・アイスティー・ザクロのパイ」を注文した。
「『特製』とか『限定』って言葉に弱いんだよなあ」
「あ、その気持ちすごく分かります。私も猫の限定グッズとか言われてしまうと、つい……」
言いながら、綾花はテイクアウトにさつまいものパイを選ぼうとして……女子から永劫抜ける事の無いカロリー計算という高い壁と、ひまりのお勧めもあって、その代わりにアップルパイを購入する事にした。
こうして、ひまりはイートインスペースへ向かう二人の姿を見て──父さんの一番得意とするパイで、自分も一番好きな思い入れあるアップルパイを頼んでもらえた事に、思わず顔を綻ばせてその姿に静かにお辞儀をして2人を見送った。
そんな、望春と綾花がイートインスペースで席を探す最中、
途中、女の子二人が織り成す、我が目を疑うような光景を目にして、思わずその足を硬直させた。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
11
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
温かい気持ちになれるような
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月28日
参加申し込みの期限
2014年12月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!