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コズミック焼きそばパンをこの手に!
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「どういう意図なんでしょうか?」
修は礼を失しないよう配慮しつつ、購買部の店員に尋ねた。
『コズミック焼きそばパン、限定一個!』のチラシを見てから、一つの疑問が修の頭から離れなかった。
……限定一個……どういう理由なんだろう?
限定商法、レア度アップという方法がある。
商品の希少価値を高め、射幸心や購買欲を煽るというものだ。
ダイヤが砂なら高くない。
しかし、この『限定一個』というのは、限定商法としては極端すぎる。
値段設定から考えても妙だ。また、射幸心をあおるなら、もっと事前から広告すべきだ。
うまい話にはウラがある。
タダほど高いものはない。
「もっと合理的なやりかたがあるはずです、アンダ(中略)さん」修は店員の目をじっと見た。神の見えざる手という言葉のあるとおり、経済学はほんらいきわめて理系的なものだ。
もっとも効果的な話術。それは、熱意をもって話すこと。
心をこめて、修は言った。
「僕は知りたいんだ。焼きそばパンのことが」
――できたんだから、しょうがないんですよ。
その時、裏の厨房にいた、一人のコックが姿を現した。
「たまたま材料がそろっていた。一人分だけね。それで作ってしまった。自分たちで食べてもいいけど、せっかくだからお客さんに食べてもらって、反応を知りたい。それだけです」
コックは手にしたキャベツをじっと見つめた。
「こんないいキャベツを見て、コズミック焼きそばパンを作りたくならないやつは、コックじゃありませんよ!」
一流のステーキ調理師は、よい肉を見た瞬間「食べたい」と思うより「焼きたい」と思うそうである。
かつてあるホテルの総料理長を務めた男は、朝、入り江を見た瞬間、今日獲れる獲物の質と量を正確に察知し、そしてそれにあったメニューを拵えると言われている。
値段なみに働けばいいのかもしれない。だが、採算を度外視しても、たまにはとんでもないものを作ってみたい。。
責任感のある仕事って、そういう物ではないか。
そして彼の手は、コズミック焼きそばパンを生み出していた。
修は、彼の志は分かるような気がした。
新聞部として、清新な記事を作るよう心がけている。
責任感のある仕事。よい仕事。
冷静沈着をモットーとする修。だが、情熱のわからぬ朴念仁ではない。
沈黙が流れた。
「それじゃ……」修はコックを正面から見た。「それじゃ、仮に材料が20人前あったら、どうする?」
わかってるんじゃないですか? とコックは眉を吊り上げる。「20人分、焼きそばパンを作るまでです」
修はしばらく考え、コックからレシピを受け取ると、携帯電話を取り出した。
「材料が調達できた」顔を上げる。「パン箱一つ分、思う存分焼きそばパンを作ってくれ」
「え……」
「時間が足らないか? 少しは手伝えるが……」手早くエプロンと三角巾を纏い、包丁でパンに切れ目を入れていく。「やはり、食堂の方が作っていただく方が……」
いや。コックは首を振る。
……貴方も、手伝った方がいい。
……貴方も拵えるべきだ。このコズミック焼きそばパンを。
心に燃えるものを持ち、厳かに黙々と働き続けるコックと修。
その姿を見かけた生徒たちは、信彦によって撒かれた噂を思い出さずにはいられなかった。
(……八神君は、焼きそばパンを愛している)
(……夢にまで出てきた、かけがえのないものだって言ってる)
(……恋人を見るような目で、焼きそばパンを語っていた)
熱意に絆された修は、がんばりすぎてコズミック焼きそばパンを箱一杯作ってしまった。
オリジナルは紛れ込んでしまったが、レシピは同じ。
お昼休みの争奪戦に、緻密な策を練っている生徒がいるとの報を聞いたのは、その時だった。
勢いで作ってしまった焼きそばパン。
だが、全員にいきわたらせるためにはもう少し時間がいる。
そのため修は、あらゆる状況を精一杯利用した。
焼きそばパンも作った。
全員、焼きそばパンゲット。
予想しない形で、戦いは幕を閉じたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年12月11日
参加申し込みの期限
2014年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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