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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
トラニャンクエスト
【だいいっしょう ～こどもをすくえ～】
「トラクエったら、やっぱ、アレだよな！」
と、新江 天懸はアツく語るのです。
港町ネコガハマ。賑やかな町並み、楽しげなＢＧＭ。行き交う町人たち。港の向こうにはのっぺりとした青い海が、ドットの白波をざざんと寄せています。
吾妻 優は首を傾げ、
「……アレ？ って何だよ」
「いやいや、俺も昔欲しかったんすけどね、トラクエ。ウチはゲームなんて買ってもらえる雰囲気じゃなかったから、諦めてたんだよなぁ……」
天懸は楽しそうに、優の耳元に口を寄せ、こっそり。
「……『にゃふにゃふ』、っすよ」
「な……！ ま、まさかお前……！？」
そう。トラクエをプレイしていれば必ず一度は出会う、そのワード。思春期の少年たちを、何だか意味も無くもんもんとさせた、魅惑の響き！
「せっかくトラクエやってんだ、『にゃふにゃふ』を体験しなくて何をするんだっつー話で……」
「うん？ 君たち、こんなところで何をしてるんだい？」
やってきた日向 カノンの姿に慌てたのは、友人の優です。何しろ、話題が話題ですもので。
「あっちで重要なイベントが起こりそうだから、呼びに来たんだけど……何の話をしてたんだい」
「なっな、何でもねぇよ！ お前には関係ねぇんだ！」
「何だ、僕はのけ者かい？ 寂しいなぁ……」
「あ、いや。と、とにかく、行くぞ！ ほら新江も！」
「へいへい」
ずんずんと行ってしまう優。くすり、と笑ってついていくカノンの後を歩きつつ、天懸は、
「……ま、『にゃふにゃふ』は、後からでもできらぁな」
にやりと笑って、二人の後を追いました。
小さな民家の中へ、ダッダッダッダッ。というやけに荒々しい効果音と共に入ると、そこにはベッドに寝そべった一人の少女と、それを見守る母親らしきＮＰＣが。
「あれぇ？ この子、もしかして、うみちゃん？」
椎名 あさひが覗き込めば、確かに。なにやら苦しんでいる少女は、重要なＮＰＣ役を務める、ドット絵化しても可愛らしい小島 海美ちゃんでありました。
「病気なんっすかね……？ 話聞いてみるっす」
剣崎 一心が少女ＮＰＣに近づき、話しかけようとしてみますと、
┏━━━━コマンド━━━━┓
▼はなす とくぎ
つよさ どうぐ
そうび しらべる
┗━━━━━━━━━━━━┛
ぴろりん、と音がして、目の前にこんな窓が現れました。
「うわ、びっくりした！ あーるぴーじーはやったことないっすけど、こんな感じなんっすね……えと、『はなす』っと」
ぴ、と一心が話すコマンドを選択すると、新しい窓が現れ、少女のセリフが表示されます。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「な、なんか同じセリフばっかりで、怖いんっすけど……！？」
「ゲームだもの、そんなものじゃなぁい？」
ずずいと進み出たのは、尾鎌 蛇那伊。
マッシヴな肉体、流麗な拳法の構え……彼は、己の身体を武器として敵の全てを粉砕する、強力な、
┏━━━━おかま ━━━━┓
そうりょ
レベル： １５
ＨＰ： ３０
ＭＰ： ２０
ちから： ３０
はやさ： １７
たいりょく： ３０
まりょく： ２２
Ｅ そうりょのズボン
┗━━━━━━━━━━━━┛
……『そうりょ』でした。『ぶとうか』とか『せんし』ではなく。ちからとたいりょくのほうが高くても、僧侶なんです！
というのはさておき、
「病気の子供なら、癒し系のアタシの出番ね！ すぐに治してあげるわよん♪」
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
おかまの みわくのウィンク！
「うっふん♪」
うみには こうかがない！▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
「……あら、残念。魔法じゃ治せないのね」
そこで一心は、いったん傍らの母親らしきＮＰＣへ、『はなす』を、ぴ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
うみママ「ああ かわいそうな うみ！
ネコガハマどうくつに はえるという やくそうがあれば
びょうきは たちどころに なおってしまうのですが……」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
うみママのセリフを聞いてから、再び海美へ『はなす』を、ぴ、ぴ、ぴ。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「おかあさん ここはどこ？
とても くらいところ……」
うみ「みえる みえるよ
みずうみが みえる……」
うみ「だめ ひだりのみちは とってもこわい……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」▼
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
ローテーションセリフに、バリエーションが加わりました。ゲーム的に言いますと、母親に話しかけたことでフラグがオンになり、ヒントが解禁されたようです。
「どうくつには湖があって、そこにやくそうがある、ってことかなぁ？」
「そうみたいね。じゃ、さっそく行ってみましょ？」
あさひ、蛇那伊に続いて、民家を後にする勇者たち。
一心はふと、寝転んでいるドット絵の海美を振り返ると、
「……ゲームとはいえ、病気の子供を放ってはおけないっす。必ずやくそうを取ってくるから、待ってて欲しいっす！」
ぐっと拳を握り締め、気合と共に飛び出していきました。
「トラクエったら、やっぱ、アレだよな！」
と、新江 天懸はアツく語るのです。
港町ネコガハマ。賑やかな町並み、楽しげなＢＧＭ。行き交う町人たち。港の向こうにはのっぺりとした青い海が、ドットの白波をざざんと寄せています。
吾妻 優は首を傾げ、
「……アレ？ って何だよ」
「いやいや、俺も昔欲しかったんすけどね、トラクエ。ウチはゲームなんて買ってもらえる雰囲気じゃなかったから、諦めてたんだよなぁ……」
天懸は楽しそうに、優の耳元に口を寄せ、こっそり。
「……『にゃふにゃふ』、っすよ」
「な……！ ま、まさかお前……！？」
そう。トラクエをプレイしていれば必ず一度は出会う、そのワード。思春期の少年たちを、何だか意味も無くもんもんとさせた、魅惑の響き！
「せっかくトラクエやってんだ、『にゃふにゃふ』を体験しなくて何をするんだっつー話で……」
「うん？ 君たち、こんなところで何をしてるんだい？」
やってきた日向 カノンの姿に慌てたのは、友人の優です。何しろ、話題が話題ですもので。
「あっちで重要なイベントが起こりそうだから、呼びに来たんだけど……何の話をしてたんだい」
「なっな、何でもねぇよ！ お前には関係ねぇんだ！」
「何だ、僕はのけ者かい？ 寂しいなぁ……」
「あ、いや。と、とにかく、行くぞ！ ほら新江も！」
「へいへい」
ずんずんと行ってしまう優。くすり、と笑ってついていくカノンの後を歩きつつ、天懸は、
「……ま、『にゃふにゃふ』は、後からでもできらぁな」
にやりと笑って、二人の後を追いました。
小さな民家の中へ、ダッダッダッダッ。というやけに荒々しい効果音と共に入ると、そこにはベッドに寝そべった一人の少女と、それを見守る母親らしきＮＰＣが。
「あれぇ？ この子、もしかして、うみちゃん？」
椎名 あさひが覗き込めば、確かに。なにやら苦しんでいる少女は、重要なＮＰＣ役を務める、ドット絵化しても可愛らしい小島 海美ちゃんでありました。
「病気なんっすかね……？ 話聞いてみるっす」
剣崎 一心が少女ＮＰＣに近づき、話しかけようとしてみますと、
┏━━━━コマンド━━━━┓
▼はなす とくぎ
つよさ どうぐ
そうび しらべる
┗━━━━━━━━━━━━┛
ぴろりん、と音がして、目の前にこんな窓が現れました。
「うわ、びっくりした！ あーるぴーじーはやったことないっすけど、こんな感じなんっすね……えと、『はなす』っと」
ぴ、と一心が話すコマンドを選択すると、新しい窓が現れ、少女のセリフが表示されます。
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」▼
「な、なんか同じセリフばっかりで、怖いんっすけど……！？」
「ゲームだもの、そんなものじゃなぁい？」
ずずいと進み出たのは、尾鎌 蛇那伊。
マッシヴな肉体、流麗な拳法の構え……彼は、己の身体を武器として敵の全てを粉砕する、強力な、
┏━━━━おかま ━━━━┓
そうりょ
レベル： １５
ＨＰ： ３０
ＭＰ： ２０
ちから： ３０
はやさ： １７
たいりょく： ３０
まりょく： ２２
Ｅ そうりょのズボン
┗━━━━━━━━━━━━┛
……『そうりょ』でした。『ぶとうか』とか『せんし』ではなく。ちからとたいりょくのほうが高くても、僧侶なんです！
というのはさておき、
「病気の子供なら、癒し系のアタシの出番ね！ すぐに治してあげるわよん♪」
おかまの みわくのウィンク！
「うっふん♪」
うみには こうかがない！▼
「……あら、残念。魔法じゃ治せないのね」
そこで一心は、いったん傍らの母親らしきＮＰＣへ、『はなす』を、ぴ。
うみママ「ああ かわいそうな うみ！
ネコガハマどうくつに はえるという やくそうがあれば
びょうきは たちどころに なおってしまうのですが……」▼
うみママのセリフを聞いてから、再び海美へ『はなす』を、ぴ、ぴ、ぴ。
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」
うみ「おかあさん ここはどこ？
とても くらいところ……」
うみ「みえる みえるよ
みずうみが みえる……」
うみ「だめ ひだりのみちは とってもこわい……」
うみ「うーん うーん……。
くるしいよ おかあさん……」▼
ローテーションセリフに、バリエーションが加わりました。ゲーム的に言いますと、母親に話しかけたことでフラグがオンになり、ヒントが解禁されたようです。
「どうくつには湖があって、そこにやくそうがある、ってことかなぁ？」
「そうみたいね。じゃ、さっそく行ってみましょ？」
あさひ、蛇那伊に続いて、民家を後にする勇者たち。
一心はふと、寝転んでいるドット絵の海美を振り返ると、
「……ゲームとはいえ、病気の子供を放ってはおけないっす。必ずやくそうを取ってくるから、待ってて欲しいっす！」
ぐっと拳を握り締め、気合と共に飛び出していきました。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2014年12月05日
- 参加申し込みの期限
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- 2014年12月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2014年12月12日 11時00分
