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猫鳴館、修繕強化週間
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●土曜日は全員集合!?(その1)
雨が降っている。
竹屋根葺きにチャレンジした、
マウル・赤城・スティック
、
森 蓮
、
奈良橋 博美
、
龍目 豪
は、廊下で天井を見上げながらハイタッチ。
「雨漏り、してないぜ!」
◆
「なんということでしょう!」
雨崎 荒太郎
は自室の中央で海原会長相手に、自分の仕事を紹介していた。
「今まであんなに暗く狭かった小部屋が、天井にクリアな波板を貼ることによって、光溢れるくつろぎ空間へと生まれ変わりました! 波板はスライド式で、夜は天井の穴から星空を眺めることも可能です!」
木曜日、荒太郎が農家に貰いに行っていたのは、この波板だったのだ。
「見てくれは悪いけど、前のより腐りにくくて頑丈になったかな? 雨もばっちりだよ」
たしかに、今のところ、ここも雨漏りはしていない。
「壊れた箪笥はそのまま床下収納スペースに大変身!」
ここが一番手間がかかった場所だろうか。上手いこと作ったものである。
「観葉植物も置いて“癒しの部屋”にアレンジしました! 狭くても、読書やお茶に最適ですよ」
観葉植物で作られた酸素はダクトを通じて極秘裏に、地下帝国の酸素供給源とするつもりだが、さすがにそれは今、会長に言うつもりはない。
「なるほど。よく頑張ったな」
会長に褒められて、荒太郎は仔犬みたいに表情を輝かせた。
「よかったぁ~! ようやく今夜から自分の部屋に戻って寝れるよ!」
「ところで……アレは雨崎の仕業じゃないんだろうな」
会長はこの質問を出会った寮生ごとに訊いていた。
「会長の部屋の押入れがピンクになってたのと、そこに箪笥が突っ込んでたこと?」
「それと、アレだ」
「アレですか……男子のお宝が、男同士のいちゃいちゃ本にすり替わってたっていう……う~ぶるぶる! でも僕は知らないですっ!」
「……となると……」
会長の脳裏に浮かんでいたのは……緑のコートの例の彼、だった……。
◆
一台のバイクが雨を切って道無き道を走って来て、猫鳴館の前に止まる。
バイクから降り立った彼の名は
ヨハン・プレストン
。外国から最近転入してきた男だ。謎の多い男だが、日本の免許を持っているらしい。もっとも校則でバイク通学は禁止されているため、学外でしか乗っていないようだが。
「……」
ヨハンは生徒会長に聞いた目的地、猫鳴館を発見したようだ。
「……」
ヨハンは修繕を促す玄関の張り紙を発見した。
「……」
ヨハンは手伝おうと思っていた屋根はすでに修理済みであることを確認した。
「……」
ヨハンは持ってきたブルーシートと釘を持って、寮の中へ入っていった。
しとしと、雨が傘にあたる。
裏庭菜園から収穫した食材を手土産にやってきた
秋風 透
は、ヨハンの様子を見守っていた。
「いろんなやつが手伝いに来てるんだなあ」
俺も食材を台所班に渡したら手伝うかなあ、と思った時、向こうの方で知った顔が雨の中ぴょこんぴょこんと飛び跳ねているのが見えた。
「おーい。もしかしてお前も修繕手伝い中か?」
「あっ、秋風先輩」
新井 米太郎
だった。
「何してるんだ?」
「えーっと……」
二階の窓を見上げて言葉を濁す米太郎を見て、透は間違った方向に悟った。
「窓拭きか? 感心だな! 窓に届かないのか? よし俺が何とかしてやる!」
透は高く掲げた手を地面へ降り下ろした。
地面から大きな岩を出現し、窓に向かってなんとなくスロープのような形になる。
透のろっこん<忍法! 畳返しの術?!>。
「じゃあ、頑張れよ!」
透はそういって手を振ると玄関の中へと消えた。
「おーい! お前ら裏庭菜園からいっぱい収穫してきたから食べようぜー」という声が寮の中に響いた。
米太郎は少しの間申し訳ない気持ちになったが……それも束の間。
きゅっとバンダナを締めると、クラウチングスタートの姿勢を取る。
くっと腰を上げてスタートを切った米太郎は、窓へ向かって透が作ったスロープを駆けあがり、跳んだ!
「とうっ!!」
◆
がっしゃぁぁあああぁぁんん!
「やぁみんなー今日もやってるかねー!」
ガラスを割って寮内に侵入し、しゅたっ! とポーズを決める
新井 米太郎
、もとい【あらこめレッド】!
寮内にジリリリリリリ……と警報が鳴り響く。
その場にいた
本宮 虎治
の動きが固まる。
「この登場の仕方は久々だけどってそうじゃなくて猫鳴館を修繕するんだよね!」
あらこめレッド、この登場の仕方で既に5枚以上割っているらしい。
「僕も手伝うよー! だから見返りにちょっと袖の下をだねっていうかアレ……」
「あぁ!? 何してくれんだよ……折角綺麗にしたところなのによぉ」
ジリリリリリリ……!
「払うもん払うつもりはあるんだろうなぁ」すごむ虎治。
「まさか、弁償……だと……?」
「金で償えばいいってもんじゃねぇんだよ。カラダで払う気はあんのかって聞いてんだよ」
「俺に、ガラス代の分まで働け……だと……? 嫌だ! 僕は逃げる!」
だが虎治に首根っこを掴まれ。
「逃げられない!」
ジリリリリリリ……!
「えぇーだってさぁガラス代の分まで働けとか僕ここで何年働けばいいんですかやだぁー!」
「つべこべ言うな……つーか、警報、いつまで鳴ってんだ?」
ジリリリリリリ……
ぶつっ。
警報がようやく止まった。
続いて、館内放送。
初島 優
の声だ。
「防犯モード発動中! 防犯モード発動中! 寮生は注意されたし!」
優がこっそり電子工作にて自作して、管理室館内放送設備に仕込んでおいた、防犯モードという名の館内トラップが稼働可能状態になったのだ!
◆
今後の猫鳴館の探検のために!
今回ワイロではなく正々堂々と労働して竹葺き屋根作りに貢献してくれた探検部部長・
龍目 豪
は、とあるブツを持って寮内をうろついていた。それは先日のネズミ騒動の際、地下で拾った【泥だらけのぱんてぃ】。
ぱんてぃはもう、泥だらけではない。豪が綺麗に洗濯して袋に入れてきた。
豪に他意はない。誰のだろうと思っただけだ。放っておこうか迷った。けれど洗えば使えそうだし……と善意である。――たぶん。
「防犯モード発動中! 防犯モード発動中! 寮生は注意されたし!」
「……なんだ、防犯モードって?」
豪が廊下で立ち止まったその時だった。
急に床に穴が開いて、下からセンターマイクがびゅんっと飛び出してきた!
やばいと思った。
この位置は大事なところにヒットしてしまう!
豪は思わず両手で大事なところを守る。
ぱんてぃ入りの袋が手から落ちる。
ばしいっ!
長さ30cmほどの廃材が後ろから飛んできて、豪の足の間を抜けた。
廃材はセンターマイクのスタンドに命中する。
倒れるセンターマイク。
豪、間一髪!
廃材はちょどよく廊下の穴になっていたところを塞ぐように落ちる。
はっと振り向くと、寮内では見慣れぬ黒髪の男が立っていた。ヨハンだ。
「……」
ヨハンはすたすた歩いてくると、手にしていた釘を手際よく廃材に打ち付け廊下の穴を塞いだ。
「さんきゅ! ……っと、あれ?」
【泥だらけのぱんてぃ】が消えていた。
ヨハンが立ち去ったのち、豪は打ち付けられた廃材の下から少しだけぱんてぃが入っていた袋がはみ出ているのを見つけた。
……こうして【泥だらけのぱんてぃ】は廃材の下に封印された。
持ち主の人も、突き止められるより本望だろう。
ちなみにこのセンターマイク、仕掛けたのは瓢だ。彼は所属しているお笑い研究会の必要経費と偽って、学校側から竹槍代わりのセンターマイクをせしめようと企んだ。が、学校側が調べたところ、センターマイクはお値段1本191,100円。予算オーバーも甚だしい。ゆえに残念ながら瓢の企みは却下された。代わりにと言っては何だが、瓢は倉庫の中で、壊れかけで眠ってた古いマイクを一本だけ見つけることができた。そして今、その唯一のマイク君も見事役目を果たし討ち死にしたのであった。合掌。
◆
「ククク……骨削の竹槍もどきは不発か……」
草薙 龍八
は寮内を駆けていた。
その手にはハリセン。龍八は防犯モードの仕掛け人として、自ら動くことを選んだのだ。
「この際、女子の部屋だろうがシャワー室だろうが知ったことか」
防犯モードとは名ばかり。相手を選ばない龍八である。
龍八は相手の背後からハリセンで叩く。
スパコーン!
また一人、寮生が犠牲になる。
まさにヒットアンドアウェイ。
綾辻 綾花
はこの日も地下帝国を歩いてきて、服が汚れたので自分の部屋で着替えをしていたところだった。
龍八は物音を立てずに部屋を開けると、後ろを向いて着替え中だった綾花をスパコーンとやった。
「きゃあああああああ!!」
下着姿でしゃがみ込む綾花。素早く立ち去る龍八。
悲鳴を聞きつけて海原会長が飛び込んできた。
「大丈夫か?」
「きゃ、きゃああうっ!!」
「し、失礼……」
そういいつつも冷静に眼鏡を掛けなおす海原会長。綾花は真っ赤になって顔も上げられない。
「出てってください~~!!」
その後もハリセン片手に駆ける龍八。
さらにエロリスト龍八を追って寮内を駆ける男子たち。
もっとも今回、龍八を追いかけている理由については多分に誤解を含んでいるのだが……。
ともかく、寮内は大混乱の様相を呈してきた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年02月09日
参加申し込みの期限
2013年02月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年02月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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