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<宝石人形>蛍石フローティア
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【人形と心】
夕日が傾きかける少し前。
一同は、
木原 一颯
の勧めるジャズバーへと足を向けた。
開店前だが、店長はフローティアが人形である事以外、きちんとした事情を一颯より聞いて、その上で店をオープンまでの時間貸切にしてもらっていた。
「このピアノは僕が作った。我が子も同然さ。
フローティア嬢、音楽は聞いたことはあるかね?
もしこの世界の一端として音楽を含めてもらえれば幸いだよ」
そう告げながら、譜面も無いピアノを前に一颯はピアノを弾き始めた。
知っている者が跳躍感のあるその音色を聞けば、曲目が有名なバレエ戯曲の中より、フローティアと同じく動くドールをテーマにした曲である事を知ったであろう。
重みのある低音と舞うような高音がハーモニーを醸し出す。
音楽に疎くともその旋律が素晴らしいものである事が分かる。曲目を弾き終えたその場に居合わせた一同は拍手を惜しまなかった。
椅子から立ち上がり、一颯は改まった様子で一礼をする。
フローティアも拍手をしようとして……折れてしまった自分の小指に目が入って拍手が出来なかった。
一颯はそれを見て、困っているフローティアの側に立つ。
「さて、フローティア嬢。
君に話さねばならない事がある。
僕は元ピアノ職人──素材の形質劣化を見抜く目を持っている。
外を歩いていて気付いたが、君の肌は太陽光に弱い。
この上徘徊を続ければ、朽ちて滅びるさだめ。
それでも夕日を見たいかね」
フローティアは、少しの躊躇いを見せてから、その問いに頷こうをして。
「フローティア。キミは本当に夕日を見たいのかな?」
静かになった店内で、一颯の言葉を遮るように告げたのは
桜庭 円
だった。
「キミは人の世界を知り、人形であれば人に関わり、過ごす筈だった時間を──穴だった過去を今埋めていないか?
でも、動かぬ年月に絶望し、商品的な価値を無くし、人形としての生を殺す。
──それは自殺だ」
「桜庭!?」
フローティアへの言葉に、違和感はあれど、今までずっと同じ目的で一緒にいたもののと思っていた
御剣 刀
は声を上げた。
「──確かめなきゃ、ボクは後悔しか残らない。
君の心からの願いが、本当に夕日を見るのであるなら──躊躇せず言えるのならば、それでいい。
でも、本当の想い願いが、人の手に渡り大切にされる人形としての生を果たす事なら──その気持ちが少しでも有るなら。
キミの願いが、儚く消える幻想を求めた想いか、本当の願いかどうか……もう一度考えてくれないかな?
キミが売れない事は無いさ。断言出来る。ただ、ちょっとお店側に障害があるけれども、それはこっちで指摘する。
売り手に心は篭っている。
少しお客さん探しが下手なだけで。
──綺麗な君を見れば解る」
「わ、私は……でも、夕日が見たくて……。
あの、ポスターの光景が一度見たくて──そ、それ以外は何も……何も……──!」
予想だにしなかった言葉達に、うろたえたフローティアの足元がぐらついた。
「──ッ! もういいだろう!」
今までずっと曖昧に、そして黙り通しだった刀は力一杯に叫んだ。
「彼女に与えられた時間は限られている、その中で人の世界を知る為に自分の足で歩いて、直接手で触れ、耳で聞いて、目で見たいんじゃ無いのか?
彼女が動けるのは神魂の成果だ。神魂がものに宿った場合の効果はどれも短いものだった。
今回だってそんなに時間は無いはずなんだ!」
言葉が途切れると同時に──どこからともなく、硬貨の落ちる音がした。
全員がその音を気に留めた、正にその瞬間に、
刀のろっこんが発動した。
【発動条件】ガチン!と、撃鉄が落ちるイメージをする。
【能力】自分の心身と、衣服や身に付けている物を加速して、高速行動ができるようになる。
刀が落とした硬貨の音。それに合わせて発動したろっこんでフローティアを抱え、彼はドアの開けた音以外の何の痕跡も残さずにその姿を消していた──
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
冬眠
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ★(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
神話・伝説
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月03日
参加申し込みの期限
2014年11月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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