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あのぬいぐるみ、どこいった?
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「ここにもいない、と」
ここでも肩透かしに終わり、
山野 無花果
は溜息をついた。
いなくなったのは自らが執筆する「コイネコシリーズ」のキャラクターを模した白猫のぬいぐるみである。
(聞くところによると他のぬいぐるみも消えているようだし、地道に探していればみつかるだろう)
アナログ人間の無花果は、聞き込みをしながら路地裏や人気のない場所を探し回っていた。収穫がないので別の場所へ移ろうとすると、不意に肩を叩かれた。
「お兄さん、ちょっとお話いいかな」
それはこの辺をパトロールしていたらしい警察官だった。
「ここで何してるの?」
「なにって、ちょっとした探し物だよ」
「どんなものを失くされたかお聞きしても?」
うっと言葉に詰まった無花果を警官は見逃さない。
(大の男がぬいぐるみ探してるなんて云えるか……!)
この場をどう切り抜けたものかと考えていると、いつの間にか隣にジャージ姿の少女が立っている。
「あれ? 士ちゃんなのだ?」
声をかけているのは明らかに明後日の方向だ。警官も無花果も訝しげにそれをみている。彼女がみていたのは無花果も先ほど調べた路地の隅、そこに捨てられている熊皮だ。彼女はそれを持ち上げると「あーっ!」と声を上げた。
「こんな所にいたのだ!?」
少女はつかつかと無花果に近寄ると、熊皮を抱きしめながら満面の笑みを向けた。
「もしかしてお兄さんが見つけてくれたのだ!?」
「そ……そうそう! この子に探し物を頼まれて一緒に探していたんだ。勝手に人の探し物を教えたりはできないからな」
警官は半信半疑だったが、これ以上関わりたくないと思ったのか、話を適当に切り上げて帰ってしまった。
「全く失敬な警官だった。君には助けられたよ、ありがとう」
「そんなことはいいからこれ持ってはいチーズ、なのだ」
云われるままに写真を撮ると、持たされたものがうごうごと身震いした。
「ふぁ~よく寝たよ~。あれ? ここはどこ?」
熊皮にくるまれたアザラシのぬいぐるみが眠気まなこであくびをする。無花果はぬいぐるみが喋ったことに仰天するが、少女はそんなことお構いなしのようだ。
「安心するのだ今ご主人様兼助っ人を呼んだのだ」
「助っ人?」
そこへ電話がかかってくる。真央は簡単に電話を済ませると、スマートフォンでさっき撮った写真を無花果にみせた。
「これでしろたんのご主人様を呼んだのだ!」
無花果は無表情でピースする自分の写真をみてため息をついた。
(アナログ人間には高尚すぎるコミュニケーション方法だ)
『HEY!旅に出るYO!』
『修行でござる』
『わっちは出かけてくるのじゃ』
邪衣 士
は部屋に残された置き書きを眺めている最中だった。
『ほぇ〜ちょっと用事があるんだよ〜。だから熊皮さん借りてくねぇ〜。迷子にならない様に地図も持ったよ〜』
最後の一枚を読み終えたところで、士の手はわなわなと震えだした。
「うおおおお! こんなことしてられない! 探さねば!」
カピバラ三匹とアザラシ、いつもかむっている熊皮を含めれば総勢五匹の大移動である。
「しかししろたんよ、熊皮を持っていく意味はあったのか」
素朴な疑問を呟きながらパソコンを起動し、ぬいぐるみ関連のトピックを漁ってゆく。
「ん? なんだこれは」
辿り着いたのはなにやら怪しい文句の書かれたサイトだ。
『大事にしているお人形・ぬいぐるみとお話したくありませんか? 人形力を解放するアイテムを作ることに我々は成功したのです。貴重な隕石を使った……』
「インチキか。やれやれ」
途中で窓を閉じ、士はねこったーも覗いてみる。
どうやら自分のようにぬいぐるみを探している人物は多そうだ。
「これなら仲間を募ることもできるな……ん?」
目に留まったのはねこったーにアップされている写真だった。黒髪眼鏡の和装青年がしろたんを連れてピースしている。詳細が呑みこめないまま、士は写真をアップした友人に電話をかけた。
「もしもし士ちゃんなのだ?」
「後木、しろたんは……!」
「詳しいことは後で説明するのだとりあえず『しろたん』と熊皮を引き取りに来くるのだ!」
口走ってしまったぬいぐるみの名前に、士は少しだけばつの悪さをおぼえた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
貝
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月25日
参加申し込みの期限
2014年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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