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寝子島高校
ある華道部の放課後
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屋敷野 梢
は少し生け花に興味があって、体験入部に参加した。入部してしまうつもりはない。生物部の部長である手前、兼部は大変だと思うからだ。
入部しないとはいえ、華道をする機会などそうそうあるものではない。こういうせっかくの機会があるなら、学んでみたいと思う。
長寿を願う『重陽の節句』の季節。それは初めて知ったものだ。
現在、梢は祖父の家に居候している。重陽の節句のことを知って、今日の花材である菊の花を生けて、家に飾りたいと思ってしまうのは自然なことだろう。
「おじーちゃんにはずっと元気でいてもらいたいですからねー」
他界した祖母が生け花をしていたみたいだから、きっと家に剣山や華道の道具はあるはずだ。
生物部で勉強しているため、植物の知識はそこそこある梢である。
生けたい花は、花言葉が『長寿』の万年青と、『重陽の節句』の黄色い玉菊。そして、いい匂いで梢が好きなジャスミン。
緑、黄色、白で綺麗かなと思ったのだが、全体的に下に集まっている感じだ。空が無いというか、なんだかごちゃごちゃしている気がしなくもない。上の辺りが寂しい気もする。
「うーん、下をもうちょっとさっぱりさせて、上に枝みたいなのを伸ばせばいいのかなー?」
生けている花と、むむー……っとにらめっこして悩む。ちょうどそのとき、ウォルター先生が梢の近くへ来た。もしかしたら、悩んでいる様子の梢に気づいて、来てくれたのかもしれない。
「先生、上の辺りが寂しい気もするんですが、どうしたらいいですかー?」
「葉先までが長めの万年青にしてみようねぇ。ジャスミンと玉菊は長さを揃えないようにして……同じ花でも長いものや短いものがあってもいいからねぇ」
「なるほど……ありがとうございますー。やってみますー」
夜野 久遠
が選んだ花はコスモスだった。色は、紫と白。紫の中に白を入れて、色とりどりにしようと決め、水を張った花器に剣山を入れる。花ばさみで花の茎を少し切って、配置を考える。
そんな久遠の斜め前あたりではエリカが花を生けている。そんなエリカの姿を視界に収めながら、久遠は脳内で録画し始める。何を? エリカの生ける姿を。
おおっぴらに口に出すことも、行動することもない。久遠の秘めた思いである。
「身長との比率で見れば小萩の勝利です」
突然、小萩に胸のことを言われ、久遠は少し顔を赤らめた。
「そうねぇ、本条さんはバランスのとれた身体で羨ましいと思うわ」
内心、どうして胸の話になったのかという疑問もあったが、久遠はのんびりと答えた。
こまちの状況はどうだろう。
「秋ノ宮さん、進んでいる?」
もちろん、エリカの観察も忘れてはいない。
(ああ、生け花をしているエリカちゃんもやっぱり素敵だわ)
(普段と違って髪の毛を結ってる姿も可愛いわ、脳内のビデオカメラにちゃんと録画しておかなきゃ)
「久遠! ……久遠? どうした、私ばかり見て……そうか!」
見つめすぎたのだろう。エリカに気づかれてしまった。
「やはり私の姿には目を奪われるか、そうかそうか。仕方ないな」
しかし答える前に、エリカはそう納得し始める。その様子も何もかも、可愛らしい。
「久遠はコスモスを使ったのだな、コスモスも良い花だ」
「ありがとう、エリカちゃん」
他のみんなの様子を見にエリカが離れる。
その後ろ姿を見つめる久遠は、ふっとある視線を感じた。そちらを見ると、ウォルター先生と目が合った。
今は部活動の時間である。これ以上、活動そっちのけでエリカばかり見ていたら、先生に怒られてしまうに違いない。
久遠はひとまず、目の前の花に集中した。
エリカがまず選んだのは菊だった。大きめの菊をメインにして、それ以外はできるだけ控えめなものを。
そう思ったエリカが目を留めたのは、ピンク色の孔雀草だった。
「菊の黄に孔雀草のピンク……あとは白の花を入れよう。白といえば雪晃木も良いかもしれぬ」
雪晃木は落葉低木で、花の後に白い球状の実をつける。この白い実は、生け花の花材になるのだ。
慣れた手つきで花ばさみを使い、エリカは花を生けていく。必要のない部分を切り落とすパチン、パチンという音が、凛として響く。
「出来た作品は……そうだな。私も写真に残しておくか」
デジカメを借りて、写真を撮る。
写真は、華道部の活動記録としてまとめてみるのはどうだろう。部活動の終わりに部員に聞いてみようとエリカは思った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月04日
参加申し込みの期限
2014年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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