this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ある華道部の放課後
1
2
3
4
つぎへ >>
髪を結わえて、
伊勢 エリカ
は教室内を見回した。
「意外に体験の者が多いな」
注文した花が足りないという事態は無さそうだ。しかし体験入部ならば、花を生ける経験が無い生徒がほとんどだろう。生ける花の選択や、生け方など、手助けができればと思う。
「先生、少々準備を手伝って頂けませんか」
普段はエリカたち華道部員だけで準備をする。今日は体験入部の生徒がいるので、顧問のウォルター先生の力も借りるのだ。
本条 小萩
は、華道部員である。入部したばかりではあるが、華道部員であることに変わりはない。いつもより数の多い準備を終えて、届いた花を見る。
その隣で、体験入部の
酒浸 朱蘭
が同じように花を見ていた。
「朱蘭さんには、ぶどうの花をオススメします」
「ぶどうの花……?」
「はい。花言葉が『酔いと狂気』『陶酔』ですから」
「花言葉は『酔いと狂気』……いいねいいね! せっかくだからこれを使っていくぞ!」
後木 真央
は、華道部に体験入部としてやってきた……わけではない。
「今日は華道部体験入部らしいのだ。卒業アルバム用写真GETのいい機会なのだ。そして! ウォルちゃんセンセアメリカニンジャ説検証のための潜入捜査を兼ねるのだ、オー!」
卒業アルバムと部活紹介用の写真を求めてやってきた。それから+α。
「あの美事なチョーク投げは絶対ニンジャスキルなのだあの調子で剣山に花突き立ててるに違いないのだ! 真央ちゃんは深く静かに検証取材するのだ」
部活開始してすぐに、参加者全員に趣旨を説明した。そして、了承者のみ撮影とデータ無償提供をお願いする。
そうしてある程度撮ってから、真央はたくさん届いている菊を使って、体験華道をしてみることにした。
「真央ちゃんも華道してみるのだ」
そう言った瞬間に、ウォルター先生の鋭い眼光が真央に向けられたのは気のせい……だろう。たぶん。
「やだなぁウォルちゃんセンセ、真央ちゃんが空気を読むのは射撃部で知ってるはずなのだ♪」
華道部員が用意してくれた水を張った花器の前に立つ。
この特別教室は、教室のような床の部屋と畳の部屋がくっついている。真央がいるのは前者だ。
いざ未知の世界へ! と意気込んで、隣で生けている朱蘭に声をかける。
「朱蘭ちゃんも体験入部なのだ? 宜しくなのだ~」
「真央も取材で来たのかー、それじゃあ一緒に生けようぜ!」
朱蘭の同意に頷いて、真央は黄色い菊の花を手に取る。
「天地人とか真副体とか用留体とか聞いたのだ確か三角形のことだったと思うのだ? でも正三角形や二等辺三角形だけじゃだめとも聞いたのだつまり不等辺三角形?」
呟きながら、真央はその形になるように菊を三本生ける。
真央の隣で、朱蘭はぶどうの花を手に取り、自分のところの花器に生け……ようとした。思い切って生けるつもりだったのだろうが、手が止まる。思ったようにならないのか、生け方に迷っている風である。
「うーんどうにもうまくできないなぁ……そうだ真央、あたしだけじゃ中々上手くやれないから合作してみようぜ!」
いいことを思いついたように、朱蘭の声が明るくなる。
「古来から芸術家って奴は酔って違う世界を見ながら芸術を作ってきたんだ! つまり酔っぱらいながら花を活ければ凄いのが出来るに違いないな」
「確かに!ここは2人で美麗な合作大変身なのだ!」
真央の同意に今度は朱蘭が頷いた。
「ほらほら取材で疲れただろうし、あたしのろっこんで作った特製の水もやるからさ~!」
「……なんかクラクラしてきたのだ~ヒック」
飲んでいるのは酒ではない。朱蘭のろっこんにより、ただの水が酒に酔った風になる液体に変わったのであって、飲んだものは元はただの水。間違っても酒ではない。
「アッハハ! さすが真央だ元気がいいなぁ……さて、すごいもの作ろうぜ!」
さて、すごいものは作られたかというとそんなことはなかった。なぜならこの特別教室には華道部顧問がいるのだから。
「なんかぶどうの花が猫の髭に見えてきたぜ! 折角だからこうやって~」
朱蘭の手元も、真央の手元も、頼りない。
「真央はどうだい? おぉ! いいじゃんいじゃん! もっとやっれ~!」
よいものか悪いものか、華道の道から言えば、後者にあたるかもしれない。だからこそ、2人の華の体験は完成を見る前に、終わってしまうのだから。
「いやぁ~いい物できたぜ! そこの忍者っぽいウォルター先生出来栄えどうよ~」
「うぉー、アメリカニンジャ率いる隠密華道部なのだ、花が分身したのだ、グルグルなのだ~!?」
「後木、酒浸」
ウォルター先生は、短く2人を呼んで、白いチョークを命中させた。その後、2人は特別教室から追い出されることとなる。
1
2
3
4
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ある華道部の放課後
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
鳴葉ゆらゆ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月04日
参加申し込みの期限
2014年11月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!