this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
寝子島・オブ・ザ・デッド
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
20
つぎへ >>
■23:15 Seaside Town
ゾンビ達に見つかるまいと、細い路地を進んできた。冬華は、肩で呼吸をしながらも走ることをやめない。後ろからは、ゾンビ達が迫ってきていた。中でも目立つのは、手足の代わりに赤い触手のようなものが生えている女性のゾンビ――未沙だ。冬華を追いかけることに快楽を感じているのか端整な顔立ちに暗い笑みを浮かべていた。
「はっ……はっ……いやっ、来ないで!」
前から新たにゾンビが一体、やって来たのを見て冬華の足が止まる。服装からして会社員だったのだろう。
振り返ると、逃げているうちに増えたのか五、六人のゾンビが冬華の方へ迫っていた。恐怖から青い瞳に涙が浮かぶ。今にも零れそうに涙の膜が張り、唇が震える。
「いや、……いやぁぁ!」
悲鳴と共に、冬華は前方へ一歩踏み出した。しっかりと拳を握り、踏み込みと同時に握った拳を真っ直ぐ、相手の顎目掛けて突き出す。痛覚のないゾンビ相手には致命打になることはないものの、勢いよく繰り出されたパンチを受けて、ゾンビは仰向けに倒れる。冬華はその瞬間を見逃さず、倒れている横をすり抜けるようにして走り出した。
革手袋のおかげか、拳にダメージもない。零れた涙をそっと拭い、冬華は大橋を目指して駆けていった。
未沙は冬華の後を追いかける。彼女をあますことなく味わうために。
寝子高を出た五人――真央、武道、露草、海斗、梢の五人はゾンビから身を隠しながらも懸命に駆けていた。
「このまま大通りを行くと、きっとゾンビがいっぱいいるのだ! 山を回っていった方が安全かもしれないのだ!」
「分かった! 山登りなんて健康的でいいな! 今の季節は星も綺麗だし、流れ星が見られるかもしれないな☆」
相変わらずの口調で返事をしながらも、真央に続いて武道は山の方へ向かう。海斗は、二人を難しい表情で見つめていた。そんな海斗の視線に、武道が気がついて片手を振る。
「こっちは俺一人で大丈夫だって☆ 助けを呼びに行くんだろ? そっちの二人を守ってやってくれよな!」
返事を待たずに駆け出す武道。海斗はその背中を見つめ、寝子島大橋へ向かって走り出す。
「……待って下さい。走ったらだめですよー」
梢の声に、海斗は振り向いた。露草も、視線を梢に向ける。
「ちょっと道中観察してたんですけど、多分、あのゾンビは呼吸とか体温に反応してます。共食いをしないってことは、生物特有のものに反応するってことですから。だから、走って息切れとか、いけませんからね?」
語尾を伸ばしたしゃべり方で、今までの観察結果とそこから導き出される推論を伝える。梢は、二人の反応を眺めて再び口を開く。
「あ。あと、先に言っておきますけど、いざとなったら私は裏切りますからね! この異常事態、間違っても誰かを庇おうとかダメですよ!」
真央と武道がいた時に言わなかったのは梢なりの気遣いなのだろう。海斗は、梢の言葉に首を振った。
「それでもオラは、守りたいっちゃ。屋敷野さんも、深縹さんも。誰か一人でも辿り着けば、大勢を救えるはずだっちゃ」
静かな言葉に返答をせず、梢は口を噤んで歩き出す。露草は、学校から持ち出したメモ帳にペンを走らせている。
「深縹さん、行きますよー?」
何メートルか進んだところで、露草の気配を感じず梢が振り返る。露草は立ち止まり、メモ帳を真剣な目で見つめていた。
(範囲内に存在する全てのゾンビの額よ……光れ!)
露草が念じると、メモ帳に描かれた紋章と同じ模様がゾンビの額に浮かび上がり、光を発する。
「お待たせしました。これで多少、分かりやすくなったでしょうか」
と、手にした包丁を握りなおす露草が追いついたのを見て、三人は再び歩き出した。
■23:30 Nekoshima High School
修は焔と共に、三階の廊下へ出ていた。篭城の準備をするためだ。
「じゃあ、神薙はそこで見張りをしていてくれ」
「分かったわ。何か来たらすぐ知らせるわね」
階下に続く階段の前で立ち止まり、焔は銃を片手に頷いた。学校に入り込んでいた警官のゾンビから奪ったそれは想像していたよりもずっと重い。しかし、誰かを守るためならば引き金を引かなくてはならない時もあると、焔は覚悟を決めて銃を構えていた。残段数は確認済みだ。
修は膝をついて細く息を吸い込み、階段へ触れると、呼吸を止めて精神を集中させる。すると、そこにあった階段は分解され、やがて姿を消した。
「……よし、次だ」
階段が完全になくなったのを確認し、修は焔に声を掛ける。銃を構えている手は下げないまま、焔は修と共に廊下を歩き出した。
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
20
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
寝子島・オブ・ザ・デッド
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月06日
参加申し込みの期限
2014年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!