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■23:30 ???
ずるり、ずるり。
それが通過した後には、奇妙な液体のようなものが道路に残される。
月明かりは、少女の白い肌を照らしていた。少女の服は無残にも引きちぎられ、露になった肌に濡れた唇を近付けると、少女の身体が強張るのを感じた。
その反応に、
朝野 未沙
の心は踊る。既に動きを止めた心臓が甘く締め付けられるような感覚さえ覚える。
「あぁ、美味しい……あなたのお肉、柔らかくって、とっても美味しいのね……」
白い肌に歯を立てると、恍惚とした表情で少女の肉を貪る未沙。少女の口からは、短い悲鳴が零れるがそれすらも未沙の興奮を煽る材料だ。口内に広がる血の味が、ひどく美味に思える。
「ちゃあんと、中まで食べてあげるから……」
歌うように未沙は呟き、少女を食していく。
少女が絶命し、食事が終わる頃、未沙は血に塗れた身体を引き摺り、新たな獲物を探しに向かう。食べても食べても満たされない空腹感を抱えながら、冬華の姿を求めて触手を動かしながら、身体を進めていく。
■23:30 Nekoshima High School
転校してきたばかりで土地勘がなく、
高那 宗治郎
はとりあえずの避難場所として寝子高を訪れた。ここならば誰かしらいるだろうと思ったのだが、一向に人の気配はない。
(とりあえず、誰かと合流したいもんだが……美形の単独行動なんて、死亡フラグもいいとこだぜ)
スマートフォンの明かりで廊下を照らしながら、自分の他に生きている人間を探す。声をあげないのは気付かれないためだ。薄暗い校内は静まり返っており、恐怖を倍増させる。
足音を殺しつつ、宗治郎は廊下を進む。家庭科室、購買、職員室……どこにも人の気配はない。
(それにしても俺様の事だ、五臓六腑まで美しいに違いない。美モツを食べられ、ゾンビ化するなんてあまねく人類の損失だぜ。もし、俺様を食うような輩があらわれた時にゃぁ……絶対許さん!)
そんなことを考えるのは余裕が出てきた証拠だろうか、空いた片手で美モツの収まる腹部を軽く擦りながら歩みを進める。
その時、廊下の角で何かが動いた。人影が揺れている。
(助かった……のか?)
警戒心を滲ませつつ、宗治郎はその人影に近寄っていく。スマートフォンを持った手を上げてその人影を照らすと、真っ先に目に入ったのは、口端から滴り落ちる血液。
「バカなっ!?」
口癖が思わず口をついて出る。逃げ出そうと踵を返すも、慌てているためか上手く足が運べない。全身の血が凍ったような感覚、気持ちばかりが逸り、ちっとも進むことが出来ない。
肩に、体温の無くなった手が乗せられたかと思うと強く身体を引かれる。
「ぁ……っ、待っ……!」
思考能力を奪われた死体に、言葉が通じるはずもない。バランスを崩した宗治郎の身体はゾンビにもたれかかるような体勢になり、骨ばった首筋へ歯が立てられる。ぷつり、と薄い肌が切れ、赤い血の球が浮かんだ。
痛みよりも先に、恐怖心を覚えた。体当たりをするようにしてどうにか逃れようとするも、いつの間にか胴体を片手でしっかりと掴まれている。
零れた血液は宗治郎の肌を赤く染めていく。黒い瞳は丸く見開かれ、遅れてやってきた痛みに薄っすらと涙の膜が張る。
「離せ……っ! あ、ッ……ぅ、……っ!」
開いた口からは掠れた声が零れ、廊下に響いた。
痛みを堪え、肌を裂かれながらも死体を振り払うと宗治郎は死体に向き直る。短い茶色の髪に、自分よりは多少大きいくらいの体躯。見覚えはないが、見た目から察するに恐らくここの生徒だろう。赤い血は首筋を伝い、衣服に染みを作る。すぐに、目の前の死体が宗治郎に飛び掛った。
宗治郎はそれを避ける間もなく、廊下に後頭部を強くぶつけ、衝撃でスマートフォンが手から零れて廊下を滑っていった。目の前に星が散ったかと思うと、次の瞬間には自分に覆い被さる死体が映る。どくどくと流れる血液に吸い寄せられるように、死体は唇を寄せて食らいつく。
爪先が宙を蹴り、痛みから逃れようと身動ぎをするが、死体の口は離れることがない。
「は、……っあ、くッ……、ぅ、あ……!」
びくり、と宗治郎の身体が跳ねた。一瞬遅れて表情が痛みに歪む。しかし、その瞳にはもはや恐怖の色はなかった。奥に燃えるのは、自分を食す者――ゾンビという存在に対しての怒り。
血の気を失って白くなった肌の色を塗り替えるかのように赤い血が溢れ出す。一層深く歯が食い込むと、宗治郎は息を詰めて廊下に爪を立てた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
青崎灰次
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年11月06日
参加申し込みの期限
2014年11月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年11月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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