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〔銀河鉄道111系〕
【月のうさぎとおいしいお餅(二)】
雨垂 ミゾレ
さんは
奈良橋 博美
さんとうさぎさんの激しい戦いをクレーターに身を潜めながら眺めていました。
「……なんてこった。この星の地面が穴ボコだらけなのはあいつらの戦いの余波だったのか……!」
ミゾレさんは小さく呟き、じっと息を潜めて逃げ出すチャンスを待ちます。
「……うん?」
八神 修
くんが餅つき場へ向かっているとクレーターの内側からちょこんと覗く
雨垂 ミゾレ
さんのソフトモヒカン頭が見えました。
(あの頭――確か以前にどこかで……)
「あの、そんなところでなにを――」
「う、うわあああああああああああっ!?」
「!?」
驚きのあまり『月』の重力下で天高く跳び上がるミゾレさんと逆に驚かされる修くん。
「ど、どうしたんですか……?」
「……な、なんだ。や、八神じゃねぇか……。てっきりうさぎ野郎が現れたのかと……」
「……うさぎ野郎?」
よくよく話を聞いてみると、どうやらミゾレさんはここがうさぎに支配された地球だと勘違いしているようで。
「ああ、そういうことでしたか」
にこやかに微笑みながら頷く修くん。
「お、お前はなんでそんなに落ち着いていられるんだっ!?」
「大丈夫、全部神魂の仕業ですよ(にっこり」
「…………!?」
もはや全てを悟りきったかのような修くんの笑顔。
それにミゾレさんも、
「そ、そうか。神魂の仕業か。じゃあしょうがねぇ」
「でしょう? さあ、一緒にうさぎのお餅でも食べに――」
「――って、んなわけねぇだろっ!!」
うっかり騙されかけて(?)、危ういところで正気に戻ります。
「……? なにがいけないんです? よくあることでしょう?」
「ねぇよっ!!!」
本気で「わけがわからないよ」というような顔をしている修くんにミゾレさんが全力で突っ込みます。
「おま、いくら、神魂の仕業だからって地球がうさぎに支配されてなんでそんな平然とっ……」
「え? ここは『月』ですよ」
「……え?」
ミゾレさんが呆然とした表情で固まります。
「ほら、これがさっき撮ったデジカメの写真です」
修くんが見せた写真には色褪せた星条旗が。
「………………!」
ミゾレさんはがっくりと膝をつきました。
修くんが無言でぽんとを肩をポンと叩きます。
もはやミゾレさんは何もかもがどうでもよくなってきました。
「……餅でも食いにいくか」
「ええ、そうしましょう」
そうして二人はゆっくりともちつき場へと歩いていきます。
月守 輝夜
さんはろっこんの力で軽く浮遊しながら、
高坂 皐
くんと一緒に餅つき場へ向かっていました。
「へぇ~。そのろっこん、空を飛べるんだ。便利だねぇ~」
「あ、はい。まだ慣れていないので低くしか飛べないんですけど」
二人が世間話などをしながら、五分ほど移動するとすぐにもち着き場に到着しました。
そこにはすでに由貴くんや蒼くんのほかに
薄野 一月
さんもやってきていて、
「あら、二人とも無事だった? よかった、おにーさん。心配してたのよ?」
「……いや、それ俺達を置いて逃げた人の台詞じゃなくね?」
と、皐くんがあきれたふうに言うと、輝夜さんも困ったように笑います。
「まあまあ。細かいことは気にしない気にしない! あ、そっちのうさぎさん。こっちにもお餅二つ追加ね~」
一月さんはもうすっかり顔なじみのような顔でうさぎさんたちにそう声を投げかけました。
ほどなくしてうさぎさんが二人のつきたて、焼きたてのお餅を持ってきてくれると。
「お、サンキュ」
「ありがとうございます、うさぎさん」
二人はお礼を言って、うさぎさんのお餅を受け取り、口に運びます。
「お、うまい」
「おいしい、です」
二人とも評価は上々。
それに一月さんは、
「でっしょ~。うさぎさんのお餅ったら絶品なのよね~」
と、まるで自分がついたかのように鼻高々です。
そこに
八神 修
くんと
雨垂 ミゾレ
さんもやってきました。
「あ、俺達にもお餅を貰えるかい?」
修くんはお餅を持ってきてくれたうさぎさんにお礼を言うと、
「そうだ。お餅のお礼にこれをあげるよ」
と言って、寝子島神社のお守りを手渡します。
「これも幸運のお守りなんだよ。うさぎの足と一緒でね(にこ」
『……!?』
若干物騒な発言に思わずビクゥッとなるうさぎさんなのでした。
「あ、うさぎさん。お礼に私も餅つき手伝わせてもらってもいいですか?」
お餅を食べ終わった輝夜さんはふと思いたってうさぎさんにそう訊ねてみました。
うさぎさんは鼻をぴくぴくと動かして杵を一つ彼女に貸してくれます。
「ありがとう」
輝夜さんは思ったよりも軽いその杵をえいっと振り上げてお餅をつきはじめます。
彼女はお餅をつくのは初めてでしたが、隣でうさぎさんがデモンストレーションをして見せてくれるのでそれを参考に見よう見まねで頑張ってみます。
(お餅つき、ちょっと難しいけど、でもとっても楽しいです)
輝夜さんはうさぎさんたちと触れあいながら一生懸命にお餅をついていきます。
「あ、僕も手伝わせてもらっていいかい?」
と、そのとき、
長月 蒼
くんがそんな輝夜さんの背中に声をかけてきました。どうやら彼もお餅のお礼に何かしたいと考えたようで。
「あ、はい。じゃあお餅をこねる方をお願いしてもいいですか」
「うん、わかった。でも、あとで餅をつく方もやらせてほしいな。こう見えても僕も男だからね。女の子に力仕事ばっかりやらせるのもなんだし」
「え……?」
蒼くんの外見から彼のことを女の子とばかり思っていた輝夜さんはびっくりして思わず杵を取り落しそうになりました。
「あっ、蒼、ばっかりズルイ! 俺もやってみたい!」
と、そんな蒼くんの後ろからとぱたぱたと走ってきた
双葉 由貴
くん
「うーん、由貴にはまだちょっと早いんじゃないか?」
「ば、馬鹿にすんなっ!」
「あ、あのっ、見た目よりも軽いですから二人で気をつけてあげればきっと大丈夫だと思いますっ」
そんなこんなで餅つき場は和やかな空気で満ちています。
「うーん、若いっていいわねー」
そんな彼らの様子をお餅を食べながら一月さんが思わずといったふうに微笑みます。
と、そこでふと一月さんが不思議そうに首を傾げました。
「……ところで、さっきから『ドカ! バキ! グシャ!』みたいな音が断続的に聞こえるんだけど。。。」
どうやら博美さんとうさぎさんの死闘はまだ続いているようです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ★(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年10月13日
参加申し込みの期限
2014年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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